天台修験の道(山寺→若松)奥山駆けをゆく

2018.05.04(金) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 10
休憩時間
3
距離
9.7 km
のぼり / くだり
1026 / 902 m
2 41
1 42
2 30
31
42

活動詳細

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毎年恒例の雨呼山越えです。 いつもはソロですが今回はチームでの修行です。 かつて山寺↔︎若松間を結ぶ天台修験の道でした。 今年は「やまでらさん」が修行して次のステージにレベルアップしたい。連れてけ。 ということで、さらに古道スキルを上げたい面々と共に修行へ行って参りました。 朝、若松観音に集合。 車を一台置いて山寺へ向かいます(住職ありがとう) 宝珠橋で気合いを入れて出発です。 山寺の霊園に突入して千手院古道を歩いて進み 元本院と呼ばれる「峯の浦」へと進みます。 峯の浦はさすが聖域です。空気が違います。 今は建物はなく遺跡となっていますが 遺構だけで1000年の歴史が感じられ十分な存在感があります。 古代歴史好きにはたまらない所です(´∀`*) この峯の浦から雨呼山へと向かう事になるのですが ここから先、垂水遺跡からの古道に合流するまでは未知の領域。 昨年歩いた時に古道の一部を確認していたので あると信じて古道を探しながら進みます。 道を感じながら探して進むのはホント楽しいです。 無事に垂水の稜線に出た後は雨呼山を目指すだけです。 なぜか不安になり、登山者が戻ってしまう552pは、思い切って北方面に下りましょう。 行中前半は、天気予報が見事にはずれ雨・雨・雨。 その上ガスまで出てくる始末。 雨具を着て、ずぶ濡れになって進みます。 誰だよ雨連れてくんの(^^;; なんだかんだあったけどこれも修行。 無事に完歩できましたし、みなさんスキルが大幅にアップできたのではないかと思います。 大地と空を感じ歩く事を少しわかってくれたのではないかなと期待します。 きっと普通の道を歩くだけでは物足りなくなってしまったハズでず(笑) 午後には雨があがり、ガスもはれ青空も見えるようになってきて助かりました。 山寺から雨呼山は道はなく、山頂までは藪こぎとなりますので体力の消耗が激しいです。 雨で濡れるとさらに消耗します。 雨呼山からは、一部登山道になるし山寺側ほどの歩きにくさはありませんが だらだら続く下りに、鵜沢と三角の2山の登りは地味に体力を消耗します。 距離はそんなに長くないのですがペース配分が大事となるコースです。 雨呼山直下の下りは、一昨年まで猛烈な藪が行く手を阻んでいましたが、昨年の杉林の刈払いで藪が一掃されていました。 しかし、日当たりが良いせいかたった一年で50㎝ぐらい伸びていたので、来年には歩きにくくなってしまいそうです。 ここでは全て説明しきれないので 現況を詳しく知りたい方は直接メッセージください。 -- 雨呼山は法華経を具現化した世界です。 山寺は比叡山と並ぶ天台宗の根本道場。 霊鷲山でお釈迦様が法華経を説く時、「⭐️天華」・天香・宝珠が螺旋のように天から舞い降り、お釈迦様の足元に供えられた。 「天華岩」はここからきているのかな? お釈迦様が生まれた祇園精舎の守護神「牛頭天王」は、 雨乞の本尊「沙羯羅(シャガラ)龍王」の三女をお嫁さんにとのお告げを聞き、龍宮(雨呼山)へ探しへ向かう。 その間に生まれた七男一女の「八王子」は、八方を守護する守護神となる。 かつて、日枝の祭典ではこの八王子宮に神輿を奉じたという。 お釈迦様が法華経を説く時、突如として広大な塔が地面から湧き出て空中に止まった。 この多宝塔がジャガラモガラ近くの「東漸寺跡」にあります。 悪人でも畜生でも女人でも、誰でも平等に成仏できる。 法華経の善女成仏(沙羯羅龍王三女)の世界がジャガラモガラ周辺にはあります。

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