活動データ
タイム
04:21
距離
14.9km
のぼり
79m
くだり
82m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るレポタイは正しくは「青龍がやられたようだ」「フフフ。奴は四神中最弱」です。しばしばコピペで目にするので、テレビ番組がネタ元かと思っていたら、オリジナルは漫画みたいですね。なお、GPSログは2箇所で途切れていますが悪しからず。 私の理解では、四神とは四方を守護する霊獣で、キトラ古墳の壁画に描かれていたのも有名です。古来、都は四神(四禽図と書かれていることもあります)に相応の地に作られた、とか言いますが、実際には中国の都も決してそうではなかったようです。ただ、特に京都においては比較的四神相応が意識されてきたようです。特に山川道沢という地形の当てはめがなされてきました。以下に四神相応の一例を示します。 東:青龍-河川-鴨川 南:朱雀-湖沼-巨椋池 西:白虎-道路-西国街道 北:玄武-山-北山(特に龍脈の南端としての船岡山) ただ、2010年の遷都1300年祭では、奈良も古都として盛り上げようとしたのか、奈良県は奈良市の四方に四神を描いたパネルを立てました。このうち、玄武と朱雀は私がよく通る国道24号線にあるので残りの青龍と白虎がどこなのかが気になっていました。先日ようやくネットサーチしてみたところ、白虎は西 第二阪奈道路沿いに、青龍は登大路にあることがわかりました。しかし、青龍だけはパネルではなくてタペストリーであったそうです。以下のブログに情報があります。 https://alm-ore.com/blog/archives/2010/05/post_1297.html#comment-49403 それで、この4つを1日で回ってみようと思っていたのですが、こないだ若草山に行った帰り、タペストリーがかかっていたはずの街灯に、実物が見当たらないのが気になりました。それで、実は奈良県庁に問い合わせてみたところ、既に撤去されているとの情報。なんてこった。さらに、白虎はアプローチが困難で、第二阪奈道路は有料道路だし、歩いて入れません。こないだ矢田丘陵で近代農学部に寄ったのはそういう経緯で、フェンスを越えた向こうにパネルがあることまでは確認できましたが、青龍がないとなると、さすがにルール破りはよくないなと諦めることにしました。というわけで、朱雀と玄武のみ見にいくのと、ついでに薬師寺、唐招提寺を覗こうというプランです。 なんだか近鉄の連絡がひどく悪くなっている(各停の後に急行が2本と特急が1本通り、特急に乗らない限り、一回抜いた各停にまた追い着かれるというのは何故?)のに閉口しつつ、九条駅に到着。まず九条公園で富本銭(日本最古の貨幣は何?という質問の答えで年齢がわかるという)出土地を見たあと、いつもよく渋滞する国道24号線柏木町交差点へ。ここに朱雀のパネルがあります。高架のわきを少しよじ登る必要がありますが、アプローチは楽です。 それから薬師寺。法隆寺も拝観料にびびりましたが、ここも1100円というええ値がします。現在は東塔が修理中で見ることができません。薬師寺は、西塔や金堂を再建した時も、赤や金色をそのまま使った「これが建立時の色やで」というポリシーでやっているので、東塔がどんな感じで修復を終えるのかが気になります。なお、西塔内部や食堂へは追加料金が必要なので、今日は立ち寄りませんでした。 次に唐招提寺ですが、私は来たことがありませんでした。ここは拝観料600円とわりにリーズナブル。金堂に毘盧遮那仏、薬師如来、千手観音、講堂に弥勒如来(菩薩ではなくて如来)とオールスターキャストの仏像は荘厳でしたし、中には渡来した仏師の手による仏像もあるとのことでした。その他、鑑真の廟所や、瓊花(日本で見られる場所は極めて限られているそうです)なども拝見しました。 それから、垂仁天皇陵を通って西大寺へ。駅の西大寺はしょっちゅう通りますが、お寺は初めて。ここは一時荒れ果てていたところを再建されたとのことです。しかし、落ち着いた伽藍のお寺で、もう少し拝観者が集まってもいいのになと感じました。なお、偶然ですが玄武をかたどった石が置かれていました。これは、さっきの四神パネルとはまた別に、奈良の四寺がそれぞれ四神を祀るということを始めたそうで、それについてのものなのでしょう。ちなみに、東は室生寺、西は朝護孫子寺、南は金峯山寺です。 奈良ファミリーで昼食を摂った後、称徳天皇陵、成務天皇陵、コナベ古墳、ウワナベ古墳を経て、最後の玄武のパネルを撮影。平城山駅から帰途に。 このレポートはヤマレコのミラーです。
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