活動データ
タイム
03:26
距離
6.7km
のぼり
211m
くだり
1011m
活動詳細
すべて見る2015年10月27日(火)日光白根山に菅沼登山口から日帰りで行ってきました。 今回、アプリが起動せず、山頂からの下山記録のみになっています。 【コースタイム】 菅沼登山口―弥陀ヶ池(1時間16分)―山頂(1時間1分) 山頂ー五色沼避難小屋(57分)―五色沼(19分)―弥陀ヶ池(29分)―菅沼登山口(1時間4分) 登り 2時間17分 下り 2時間49分 合計 5時間6分(休憩時間除く) 【危険箇所など】 ○弥陀ヶ池から山頂までのルートは岩場の急登です。 特に、山頂直下はかなりの傾斜になります。 垂直の崖、とまではいきませんが、手を使ってよじ登らなければならないくらいの角度ですので、滑落、落石に注意です。 山頂から五色沼方面の下りもザレ場の急登になります。 スリップに注意が必要です。 弥陀ヶ池から山頂のルートは下りではより危険性が増しますので、より安全なルート選択をするなら登りでのみ使用するか、登り下りとも五色沼方面からのルートを選択するのがよいと思います。 【駐車場など】 駐車場および登山口への入口は菅沼茶屋の隣、菅沼キャンプ場の正面にあります。場所が分かりづらいので、これらの施設を目印にするとよいでしょう。 一応、登山口入口の看板はありますが、小さく目立たないので車中からではまず見つけられないです。 駐車場は未舗装の細長いスペースで約70台ほど、さらに250m進んだ先に15台ほどのスペースがあります。(24H 1000円) 駐車場入口に管理小屋がありますので、料金はそこの係員に払います。不在の時は登山届と一緒にポストに投函します。 3:30 菅沼登山口に到着 …したのですが、駐車場入口が分からず。 菅沼茶屋の駐車場がそれかと思っていたのですが、ロープが張られていて入れず。 よく見たら菅沼茶屋隣の未舗装道から数十メートル奥に進んだところに駐車している車を発見。 ここが菅沼登山口の駐車場でした。 さらに、この駐車場から250m先に進んだところに先着15台の駐車スペースがある旨の看板が。 思い切って行ってみると、1台も停まっておらず、ここに駐車することに。 ここからなら登山口は目の前です。 とりあえず、夜明けまで仮眠することに。 6:12 登山口を出発 他の方のレポで道が分かりにくい、との書き込みがあったので、念のためヘッデンが不要になるくらいまで明るくなってから出発です。 ここでYAMAPを起動するとログイン画面が。ですが、ここは電波が届かない!(by DOCOMO) 帰りに試してみましたが、結構市街地に近づかないと電波入りません。 仕方なく、途中途中で電波が入るか確認しつつ、出発することに。 出発してしばらくは道もはっきりしている平坦な道。 やがて林の中に入ると、成る程、ルートを示す赤テープもほとんどなく、一瞬どこに進んでよいか分かりづらいところがありますが、足元をよく見て、踏み固められて道っぽくなっている箇所をたどっていけば問題ありません。 すでに樹林帯の木は葉も全て落ちて枝のみ。登山道の脇には大きなな霜柱がびっしり。 この日は気温も高く暖暖かでしたが、山はすでに秋を通り越して冬です。 道は徐々に石がごろごろ転がる登り坂になり、傾斜も増していきます。 木の階段や大きな石の段差も出てきて、序盤にして結構ハードです。 登るにつれてルート上に大きな石が目立ち始め、ところどころ石だらけの段差になります。 手を使うほどではないですが、足を大きく上げて登らなければならず、体力を使います。 最初の拠点、弥陀ヶ池まではずっとこんな感じ。 樹林帯も中盤以降は僅かですが木の隙間からの眺望もありますので、適度に休憩を挟みながら登るとよいです。 また、登りはじめて4,50分くらいだったでしょうか。道両脇にはまだら模様に薄っすらと雪が積もっていました。 この後も道の上の積雪は全くありませんでしたが、そう遠くない先には登山道にもしっかり雪が積もるのでしょうね。 「弥陀ヶ池まであと0.9km」の看板が出てきたらもうあとひとふんばりです。 急登が一段落し、道の脇に木の柵が出てきたら目指す弥陀ヶ池が目と鼻の先です。 7:26 弥陀ヶ池に到着。 目の前が開け、かなり大きな池が。予想外に大きくて池というか湖のイメージ。 周囲の山と池の光景がかなりいい感じ。周囲の山に陽が遮られて日陰になってしまっているのがやや残念。 写真をパチパチ撮りつつ、木道の淵に渡された木道を歩いていきます。 木道はかなり広く、片側1車線の2車線道路なのですが、落ちるとそのまま池にポチャリですので、これからの時期、木道が凍結している時などは注意しましょう。 木道を渡り終えたところには白根山と五色沼の分岐路があります。 白根山ルートは短いですが険しい岩場の急登、五色沼ルートは遠回りですが、白根山ルートよりは登りやすいルートです。(それでも結構な傾斜のザレ場の登りですが) ここは白根山ルートに進みます。 この分岐から山頂までは距離は僅か1.1km。しかし、ガレ場と岩場の急登が続く厳しい登りが続きます。 同時に森林限界を超え、眺望は抜群に良くなります。 少し登れば下りに通る拠点、五色沼と弥陀ヶ池が同時に視界に入り、かなりいい感じ。 一気に登ろうとするとかなりキツいルートなので、眺望を楽しみつつ、ゆっくりと登ります。 ガレ場を少し登ると、ロープウェイ乗り場への分岐があります。 ロープウェイで登ってきた人はここで合流。でも、ここから乗り場までは菅沼登山口と同じくらいの距離があるので、かなり遠いです。 かなりの傾斜のガレ場の急登を登り続け、山頂直下まで来ると、立ちはだかる険しい岩場。 山頂は目と鼻の先なのに、見上げるほどの高さがあります。 垂直、とまではいきませんが、手を使ってよじのぼらなければなりません。 登りで使う分には高度感はありませんが、下りで使うと結構怖そう。 浮石も結構ありますので、落石には十分注意しましょう。 岩場の登りきればすぐに山頂です。 岩場を登りきってから山頂に至る箇所は短いですが切れ落ちているところがあるので注意です。 8:27 山頂に到着 山頂は双耳峰になっていて、どちらもそれほど広くないです。 山頂の標識がある方が狭く、数十メートル先にあるもう一つの頂の方が僅かに広いくらいでしょうか。 どちらも7,8人程度でいっぱいになります。 眺望は360度ばっちり。同じくらいの標高の山が連なっているところでは、隣の山がデン!と見えるだけなのですが、関東以北の最高峰だけあって、山を越えて更にその先の山が広がっている光景が見られます。 また、眼下には五色沼と弥陀ヶ池が同時に見下ろせます。他にも名前は分かりませんが、山間に大きな池(沼?)がいくつか見えました。 ここは本当にいい眺めです。風がかなり強かったですが、二つの峰を行ったりきたりして写真を撮りまくっていました。ここは晴れの日にこないと本当にもったいない。 そして、ここでふとスマホを見ると、何とアンテナが立っていました。 ここでようやくYAMAPにログオン。山頂からですが、ログを残すことができました。 でも、電波はかなり微弱。ちょうど五色沼と反対方向にスマホをかざすと途切れ途切れですが、何とか電波を拾えます。 8:56 五色沼方面に下山開始。 ちょうどU字のように短い急登を下り、再び短い急登を登るとすぐに小さな祠があります。 小さいですがこれも立派な神社。奥白根神社です。登山の無事を祈願します。 神社の前には、山頂から見えて気になっていたのですが、岩だらけの険しい山様に不釣合いな真っ平らな広場があります。 火口跡なんでしょうか?すり鉢状の窪地になっています。深さはそれほどでもないので、降り立つこともできます。 周囲の景色とのアンバランスさがちょっと面白いです。 ここからはザレ場の急登を下っていきます。かなりの角度なのでスリップに注意です。 登りで使うとかなり大変そうですが、それでも、弥陀ヶ池ルートの岩場の急登に比べれば大分ましです。 少しでも楽に、かつ、安全に登りたいならこちらのルートから登るといいかも。 下るに連れ、周囲に木が増え始め、やがて樹林帯に入ります。このころには大分傾斜も緩くなり、歩きやすくなります。 坂を下りきったところにも広い真っ平らの草っ原があります。あまり他の山では見ない光景です。 この原っぱまで降りてくれば、次の拠点、五色沼避難小屋はすぐです。 9:54 五色沼避難小屋に到着。 ここは前白根山と五色沼の分岐になっています。前白根山までは約30分ほど。五色沼までは20分ほどです。 今回は五色沼方面に進みます。 五色沼までは樹林帯の中の緩やかな道を下っていきます。 10:13 五色沼到着 周囲がかなり広く開けます。そして、目の前には広大な五色沼が。近くで見ると予想外に大きい。 そして、山頂からは水が真緑に見えていたのと、「沼」というものが、藻がプカプカ浮かんだ淀んだ水のイメージがあったので、正直、汚れた水溜りのような印象があったのですが、これがとんでもない勘違いでした。 水は底が透き通って見えるくらいとっっっても綺麗。何でこれが遠めには緑色に見えるんでしょうか?不思議です。 しかも、沼全体に陽の光が当たってキラキラ光ってとっっっても綺麗。ホントに良い眺めです。 この山は色んなルートがありますが、ここを外すのは本当にもったいない。 ちょっと寄り道して沼をぐるっと一周してみることに。 沼の淵は砂と小さな砂利になっています。途中には五色沼避難小屋にもあった前白根山への分岐路と、水場の標識がありました。 ついでにと水場を探してみたのですが、残念ながら見つからず。 そのまま沼を4分の3周ほど進んだところで残念ながら道が途切れ、1周することはできませんでした。 折角ですので、近くにあった大岩に腰かけ、日向ぼっこしながら五色沼をぼけーっと眺めていました。 10:37 五色沼を出発 後ろ髪引かれすぎて抜けちゃいそうなくらい未練を残して次の拠点、行きに通った弥陀ヶ池に進みます。 再び樹林帯の道に入り、少し歩くと目の前には長~い急坂が。 後はゆったりと樹林帯の中を下って行くだけ、と勝手に思っていたので、完全に油断していました。 行きに通った弥陀ヶ池までの急登と同じくらいの傾斜の道が約20分ほど続きます。 この急登を登りきってしまえばもう登り返しはありませんので、ここは我慢&気合で乗り切ります。 11:02 やっとこさ坂を登りきります。五色沼では遠くに見えていた白根山の山頂が再びかなり近くまで迫っています。 折角標高を下げたのに、下り道にして相当標高を稼いでしまいました。 坂を登りきったところはこの山でよく見かける開けた原っぱになっており、五色山への分岐路になっています。 ちなみに、五色山方面に登り、10分ほど歩くと、五色沼を見下ろす展望スポットがあります。 登山路の途中でも五色沼を見下ろせる所は他にもありますが、ここは結構近くから沼全体を見渡せますので、時間と体力に余裕があれば是非。 11:33 弥陀ヶ池に戻ってきました。 改めてみると、ここも広大な水面が広がっていますが、ここはこの時間でも日陰。沼全体に陽が当たっている五色沼の方が開けている感じで、私的には景観は五色沼の方に軍配があがります。 どちらも素晴らしい眺めなんですけどね。ただ、夏場は弥陀ヶ池の方が涼しげで良いかも。 後は、登り返しもなく、行きに通った樹林帯を下って行くだけです。 12:19 菅沼登山口に戻ってきました。 私が車を停めていた、菅沼茶屋から250m先に進んだ先着15台のスペースには相変わらず私の車1台だけでした。 菅沼茶屋近くの駐車スペースにも7,8台くらいで閑散としていました。 紅葉のピークも過ぎた平日だったからでしょうが、休日はもっと混むかもしれません。 帰りに通ったいろは坂も渋滞もなく、すいすいと通れました。 こちらはまだ木の葉が綺麗に色付いていました。 このルートは、距離は短いですが、火山特有の険しい山様を為しており、きついガレ場登りが続きます。 山頂直下の岩場は垂直、とまではいかなくともそれに近い傾斜があり、かなり登り応えがあります。 そして、やはり特筆すべきは池あり、沼あり、の他の山ではあまり見られないバリエーションに富んだ景観でしょうか。 それも、おまけ程度ではなく、それ単体でも十分楽しめるほどの魅力があります。 個人的にはやはり五色沼の景色が心に染み入りました。ここだけ見に来てもいいくらいです。 ここを訪れるなら是非、晴れの日に。 山頂までの厳しい道で疲れた体を、五色沼の景色で癒す。 そんな素晴らしいルートを発見できた山行でした。
活動の装備
- その他(Other)ダンロップ ユニエースライトDL930
- その他(Other)アコンカグア バロリーチェ60L
- その他(Other)DAITI オリジナルトレッキングポール
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ベルグテックEX・ストームセイバーVレインスーツ
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ブレスサーモ ウィンドストッパージャケット
- モンベル(mont-bell)サウスリム パンツ Men's
- モンベル(mont-bell)スーパーメリノウール M.W. ハイネックシャツ Men's
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)バッドランドキャップ
- その他(Other)DABADA アウトドアゲーター
- その他(Other)TAROWORKS 3Dヒートロック
- モンベル(mont-bell)ウインドブラスト パンツ
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