扇ノ山（おおぎのせん）

扇ノ山は鳥取県と兵庫県にまたがる標高1,309.9mの山です。鳥取側から登ろうか、それとも兵庫県側から登ろうか思案しました。結局、上山高原とシワガラの滝が決め手となり、兵庫県側から登ることにしました。車を停めた上山高原は手前の牛ヶ峰よりも高い標高でした。 上山高原の駐車場からは登山口まで整備された林道が伸びており、崩落箇所の復旧も完了し、登山口まで車で十分行けることが、歩いてみてわかりました。そうなると山頂まで１時間程度の距離になるので、時短で便利か、それとも物足らなく感じるのか、また思案することになりそうです。 登山口から山頂までは緩やかな登山道です。周囲のブナ林も見事でした。ただ、地面の黒い土が、雪解けの水に浸み込み、ぬかるむため、足元の状態はよくありませんでした。往復の道中、８人の方と会いました。 天気もよく山頂からは氷ノ山や鉢伏山が見えました。駐車場に戻った後、上山高原の小高い上山に登ると、登って来た扇ノ山も見え、周囲は遮るものがない一面の草原で、素晴らしい展望でした。 シワガラの滝では、洞窟の滝つぼに入らないと滝が見えず、長靴もない（あっても長さが足りない）ので、靴下を脱ぎ、ズボンの裾を巻き上げ、運動靴のまま水の中に入りました。頭の先が痛くなるくらい冷たい水でした。その後は家まで濡れた靴のままとなりました。