駒ヶ池、駒ヶ岳、与助谷山 中央分水嶺高島トレイル〜7

2018.06.02(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 13
休憩時間
1 時間 54
距離
9.7 km
のぼり / くだり
803 / 778 m
48
2 30
58
59

活動詳細

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 この日は毎年恒例の高島トレイルの続き。七回目となり、ブナの綺麗な駒ヶ岳周回コースとしました。登りは池原山の尾根から。帰りの車を木地山BSに置き車して、足谷口BSまで戻り、登山開始。どちらも駐車には十分空き地があって、悩むことありませんでした。  足谷口BSの池原山・駒ヶ岳登山口からはいきなりの急登。一汗かいたらようやく少し緩みましたが、池原山までは基本的に急登でした。池原山の三角点を過ぎると、林道跡を登ります。昔は車も上がったような道なので、傾斜は楽々。中央分水嶺の少し手前で林道から尾根道に戻ると、間も無く標高744mピークでトレイルに合流しました。YAMAPの地図(百里ヶ岳・三国岳)では2時間10分かかることになっていましたが、休憩を入れて1時間半で着きました。  トレイルに出てもしばらくは杉の植林が続きましたが、やがてそれも途絶え、いよいよブナの世界に入っていきました。巨大なブナや、ブナの林が現れました。空の青、新緑の黄緑色のコントラストが素晴らしい稜線に、さわやかな風が渡り、言うことなし。  やがて、右下に光る水面が現れます。駒ヶ池です。遠くからはちょっと神秘的な雰囲気がありますが、近づくとカエルの鳴き声が響き、モリアオガエルの白い卵塊が木にたくさんぶら下がっていました。水面には何かがしきりに騒いでるようす。よく見ると、イモリかサンショウウオのようなのがたくさん。お腹を見ると赤いまだら模様、イモリさんでした。  ここで昼食休憩後、トレイルを駒ヶ岳に向かいました。ここからの稜線も相変わらず素晴らしいブナの林が続き、やがて駒ヶ岳山頂。初めて眺望が広がりました。東がよく見え、琵琶湖が望めました。トレイルの山の中では、三重ヶ嶽、湖北武奈ヶ嶽、ニノ谷山が目の前に。このあとすぐの稜線では北の若狭湾が望めました。さらに、西尾根分岐を過ぎてすぐ、南西に大きく、百里ヶ岳、そして比良山系や三国岳も見えました。与助谷山まで縦走し、ここから尾根道を下り、木地山BSへ。この尾根道、YAMAPではルートなし。公式詳細マップでも破線の道です。でも、尾根は明瞭で、何か所か迷いやすい所には道標を置いてくれてました。

高島トレイル その2 木地山のバス停。ここに置き車をして、足谷口バス停までもう一台で戻ります。
木地山のバス停。ここに置き車をして、足谷口バス停までもう一台で戻ります。
高島トレイル その2 きじやまのいわれ
きじやまのいわれ
高島トレイル その2 足谷口の池原山・駒ヶ岳登山口です。
足谷口の池原山・駒ヶ岳登山口です。
高島トレイル その2 いきなり、急登が始まります。
いきなり、急登が始まります。
高島トレイル その2 傾斜はちょっと緩んできました。さっそくブナの木も出てきました。
傾斜はちょっと緩んできました。さっそくブナの木も出てきました。
高島トレイル その2 イチヤクソウ(イチヤクソウ科イチヤクソウ属)のつぼみ。
イチヤクソウ(イチヤクソウ科イチヤクソウ属)のつぼみ。
高島トレイル その2 このあたりは、ユズリハ(ユズリハ科ユズリハ属)の木が一面に。
このあたりは、ユズリハ(ユズリハ科ユズリハ属)の木が一面に。
高島トレイル その2 コアジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)藤色の独特の色合いがあり、また細かい蘂が特徴的な花です。
コアジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)藤色の独特の色合いがあり、また細かい蘂が特徴的な花です。
高島トレイル その2 葉も不思議な光沢を持っています。
葉も不思議な光沢を持っています。
高島トレイル その2 池原山の山頂に着きました。
池原山の山頂に着きました。
高島トレイル その2 三等三角点「池原」標高605.5mがあります。
三等三角点「池原」標高605.5mがあります。
高島トレイル その2 池原山の先は、どこからともなく古い林道が現れます。しばらくこれで登ります。
池原山の先は、どこからともなく古い林道が現れます。しばらくこれで登ります。
高島トレイル その2 P744の手前で、林道を離れ、尾根に乗ります。
P744の手前で、林道を離れ、尾根に乗ります。
高島トレイル その2 そこからほんの少し登れば、P744の山頂。ここで中央分水嶺に乗りました。トレイルに合流です。
そこからほんの少し登れば、P744の山頂。ここで中央分水嶺に乗りました。トレイルに合流です。
高島トレイル その2 トレイルを西へ。最初は植林帯。
トレイルを西へ。最初は植林帯。
高島トレイル その2 やがて、植林帯が切れ、ブナの林になりました。巨大なブナが現れ始めます。
やがて、植林帯が切れ、ブナの林になりました。巨大なブナが現れ始めます。
高島トレイル その2 ブナの新緑は、青空の下が最高です。
ブナの新緑は、青空の下が最高です。
高島トレイル その2 ツルアジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)よく似たイワガラミとは、装飾花に発達する萼片が4枚ある(イワガラミは1枚だけ)点で、見分けられます。
ツルアジサイ(ユキノシタ科アジサイ属)よく似たイワガラミとは、装飾花に発達する萼片が4枚ある(イワガラミは1枚だけ)点で、見分けられます。
高島トレイル その2 ブナの純林となってきました。
ブナの純林となってきました。
高島トレイル その2 ブナの根本にはモフモフのこけが。
ブナの根本にはモフモフのこけが。
高島トレイル その2 その先に水面が見えてきました。駒ヶ池です。
その先に水面が見えてきました。駒ヶ池です。
高島トレイル その2 白いのは、モリアオガエルの卵塊。池の上にいっぱい、いたるところにありました。
白いのは、モリアオガエルの卵塊。池の上にいっぱい、いたるところにありました。
高島トレイル その2 空が青いので、きれいです。
空が青いので、きれいです。
高島トレイル その2 ここで、お昼にしました。
ここで、お昼にしました。
高島トレイル その2 水面に浮かぶのはエゴの花。近くに何か泳いでいます。
水面に浮かぶのはエゴの花。近くに何か泳いでいます。
高島トレイル その2 ちょっとごめん。
ちょっとごめん。
高島トレイル その2 お腹見せてください。赤い模様ですね。イモリさんでした。
お腹見せてください。赤い模様ですね。イモリさんでした。
高島トレイル その2 そして、これが花を散らせていたエゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)です。いまあちこちで満開でした。
そして、これが花を散らせていたエゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)です。いまあちこちで満開でした。
高島トレイル その2 サワフタギ(ハイノキ科ハイノキ属)初夏に白い小花の咲くサワフタギは、秋、瑠璃色の実がなります。
サワフタギ(ハイノキ科ハイノキ属)初夏に白い小花の咲くサワフタギは、秋、瑠璃色の実がなります。
高島トレイル その2 太いブナ。思わず、見返してしまいます。
太いブナ。思わず、見返してしまいます。
高島トレイル その2 ヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)咲きました。近縁のハナミズキと同じく、白い部分は萼です。
ヤマボウシ(ミズキ科ミズキ属)咲きました。近縁のハナミズキと同じく、白い部分は萼です。
高島トレイル その2 駒ヶ岳の山頂に着きました。
駒ヶ岳の山頂に着きました。
高島トレイル その2 三等三角点がありますが、点名は奥山に似合わない「寺山」。どこから来た名前なんでしょうかねぇ?標高は780.1mです。山頂からは東がよく見えます。
三等三角点がありますが、点名は奥山に似合わない「寺山」。どこから来た名前なんでしょうかねぇ?標高は780.1mです。山頂からは東がよく見えます。
高島トレイル その2 トレイルの東側の先。三重ヶ嶽974m(左)と湖北武奈ヶ嶽865m。
トレイルの東側の先。三重ヶ嶽974m(左)と湖北武奈ヶ嶽865m。
高島トレイル その2 ほぼ真東。遠方に琵琶湖と伊吹山1377m。伊吹山の左手前、鉄塔の山は、やはりトレイルの先にある二の谷山608m。もう一つ手前は、県境稜線の山々。
ほぼ真東。遠方に琵琶湖と伊吹山1377m。伊吹山の左手前、鉄塔の山は、やはりトレイルの先にある二の谷山608m。もう一つ手前は、県境稜線の山々。
高島トレイル その2 伊吹山を拡大。琵琶湖もはっきり見えてます。
伊吹山を拡大。琵琶湖もはっきり見えてます。
高島トレイル その2 トレイルを少し西に進むと、今度は北に若狭湾が見えてきました。
トレイルを少し西に進むと、今度は北に若狭湾が見えてきました。
高島トレイル その2 久須夜ヶ岳619m。エンゼルラインという道で、車で登れちゃう山です。日本海に突き出ています。
久須夜ヶ岳619m。エンゼルラインという道で、車で登れちゃう山です。日本海に突き出ています。
高島トレイル その2 枝ぶりの良いブナの木。
枝ぶりの良いブナの木。
高島トレイル その2 突然、左手に秀峰が見えました。百里ヶ岳931mです。この辺では際立った高さです。このトレイルの先にあります。次回は登らなきゃ。
突然、左手に秀峰が見えました。百里ヶ岳931mです。この辺では際立った高さです。このトレイルの先にあります。次回は登らなきゃ。
高島トレイル その2 その左手には、トレイルの終点、三国岳959m(中央奥)。その左は経ヶ岳889m。
その左手には、トレイルの終点、三国岳959m(中央奥)。その左は経ヶ岳889m。
高島トレイル その2 こちらは地蔵谷峰792m。右後方はヘラ谷奥(イチゴ谷山)909m。
こちらは地蔵谷峰792m。右後方はヘラ谷奥(イチゴ谷山)909m。
高島トレイル その2 トレイルを振り返ると、さっき歩いた駒ヶ岳。
トレイルを振り返ると、さっき歩いた駒ヶ岳。
高島トレイル その2 なんともユーモラスなボディのブナの木。まるで自分で蛇みたいにぐるぐる巻いたみたい。多分、昔ツル植物に巻かれて、こんなことになったのでは?
なんともユーモラスなボディのブナの木。まるで自分で蛇みたいにぐるぐる巻いたみたい。多分、昔ツル植物に巻かれて、こんなことになったのでは?
高島トレイル その2 逆から見てもこんな感じ。
逆から見てもこんな感じ。
高島トレイル その2 カマツカ。最後の一花が残っていました。
カマツカ。最後の一花が残っていました。
高島トレイル その2 最後の見晴らしの良い場所。左寄りのギザギザの山が白倉岳950mです。その真後ろは、比良の蓬莱山1174m。右手前は地蔵谷峰。
最後の見晴らしの良い場所。左寄りのギザギザの山が白倉岳950mです。その真後ろは、比良の蓬莱山1174m。右手前は地蔵谷峰。
高島トレイル その2 後方は左から比良の釈迦ヶ岳1060m、釣瓶岳1098mと、武奈ヶ岳1214m(ほぼ中央)です。
後方は左から比良の釈迦ヶ岳1060m、釣瓶岳1098mと、武奈ヶ岳1214m(ほぼ中央)です。
高島トレイル その2 蛇谷ヶ峰902m。
蛇谷ヶ峰902m。
高島トレイル その2 与助谷山752mに到着。
与助谷山752mに到着。
高島トレイル その2 ここから下ります。木地山中小屋方向。
ここから下ります。木地山中小屋方向。
高島トレイル その2 下りの尾根道です。広くて、どこでも歩けます。
下りの尾根道です。広くて、どこでも歩けます。
高島トレイル その2 仲良しのキノコ
仲良しのキノコ
高島トレイル その2 樫の巨木2本。下にはつるつるの葉が積もっていて、よく滑りました。
樫の巨木2本。下にはつるつるの葉が積もっていて、よく滑りました。
高島トレイル その2 そろそろギンリョウソウ(イチヤクソウ科ギンリョウソウ属)の季節ですねぇ。
そろそろギンリョウソウ(イチヤクソウ科ギンリョウソウ属)の季節ですねぇ。
高島トレイル その2 花芯は紫。その周囲は黄色。
花芯は紫。その周囲は黄色。
高島トレイル その2 アセビ(ツツジ科ツツジ属)に丸い実がなってきました。
アセビ(ツツジ科ツツジ属)に丸い実がなってきました。
高島トレイル その2 こちらはハナヒリノキ(ツツジ科イワナンテン属)の小さなつぼ型の花。
こちらはハナヒリノキ(ツツジ科イワナンテン属)の小さなつぼ型の花。
高島トレイル その2 右手に百里ヶ岳を仰ぎながら下ります。
右手に百里ヶ岳を仰ぎながら下ります。
高島トレイル その2 降りてきました。林道の左の小さな尾根。ここが降り口、登り口。
降りてきました。林道の左の小さな尾根。ここが降り口、登り口。
高島トレイル その2 木地山の集落にはジギタリス(ゴマノハグサ科ジギタリス属)の花がいっぱい咲いていました。いっせいに植えたのかな?
木地山の集落にはジギタリス(ゴマノハグサ科ジギタリス属)の花がいっぱい咲いていました。いっせいに植えたのかな?
高島トレイル その2 バス停到着。お疲れさまでした。
バス停到着。お疲れさまでした。
高島トレイル その2 オオバアサガラ(エゴノキ科アサガラ属)木地山から出る県道沿いの河原にたくさん咲いていました。
オオバアサガラ(エゴノキ科アサガラ属)木地山から出る県道沿いの河原にたくさん咲いていました。
高島トレイル その2 今日のお出迎えCATだにゃん。
今日のお出迎えCATだにゃん。

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