活動データ
タイム
15:45
距離
19.4km
のぼり
1882m
くだり
1875m
活動詳細
すべて見る北海道の日帰り最難関はイドンナップ。そんな噂を聞きつけ登ってきました。 ヤマップのコースタイムを見ると、15時間20分…。は?日帰りのタイムじゃないでしょ!? やはり今回も一筋縄ではいきませんでした…。 ■新冠湖登山口~新冠富士 夜中の3時に新冠湖を出発。朝露で濡れた笹により、靴が濡れることを想定し、靴下はネオプレーンにしました。 イドンナップ登山口までは数回の渡渉がありますが、ネオプレーンの靴下を履けば登山靴でも問題ないです。 登山口からすぐに沢の斜面を登ることになります。878地点に着くまでは藪も薄く踏み跡も明瞭ですが、この先から藪が濃くなります。 傾斜した登山道に笹が被さってる箇所もあり、笹の滑り台を下るが如く足を取られました。 1371地点を超えると藪も少なくなり、雪渓や池が現れます。登ること6時間、ようやく新冠富士に到着。 ここまで、ほとんど景色がないため、晴れの日以外に登ると心が折れる山です。 ■新冠富士 幸運なことに、この日は新冠ポロシリ山岳会が山頂看板の設置と、登山道整備のため、イドンナップを訪れていました。 新調された看板で写真を撮った登山者は、私たちが第1号とのことです(^^♪ 新冠富士から見た、雲を纏った幌尻岳の威風堂々とした姿に感動。去年登ったカムエクや1839峰も一望することができました。 ■新冠富士~イドンナップ山頂 新冠富士からイドンナップまで稜線を進むこととなりますが、ここは日高。当然の如くハイマツ先生がお待ちかね。ドSなハイマツ先生にしごかれ、すぐに膝や脛があざだらけになりました…。道の酷さを例えるなら、コイカク~ヤオロマップ間ぐらい酷いです。 ヤマップの地図には1747地点以降、不明瞭のマークが付いていますが、とても明瞭。 イドンナップ山頂はガスに覆われ、景色は殆どありませんでしたが、新看板で記念撮影できたことが救いでした。 新冠ポロシリ山岳会の皆様、本当にお疲れさまでした!重たい看板を担ぎあげていただき、ありがとうございます(^^) ■下山途中のアクシデント~その1~ 岩場から878地点の途中、登山道を見失いました。ヤマップの指示に従い、笹薮の斜面を下ったのですが、なぜか登山道から逸れた地点にいることになっています。 不用意に藪を進むと遭難の危険があるため、もと来た斜面を登り返したのですが、なぜか正規ルートに戻っており、進むべき方向(登山口)が自分たちが下ってきたのとは逆の方向(山頂側)を示しています。 摩訶不思議なこの現象により、まるで狐につままれた気分です。考えられることは、 -------------------- 1)ヤマップのGPSの誤作動 2)イドンナップの磁場によりGPSが一時的におかしくなった 3)イドンナップの魔力により自分たちの頭が一時的におかしくなった😈 -------------------- 恐らく、3)によるものと思われます。 信じるか信じないかはあなた次第です…。 ■下山途中のアクシデント~その2~ 878地点を過ぎたあたりで、すぐ近くの笹薮から動物が動く音(大きめ)が聞こえました。 話しかけたり、笛をならして威嚇しても、その生物は微動だにせず。エゾシカなら逃げてもいいものですが…。 最悪なパターンを予想すると、ヒグマとの遭遇。しかも至近距離。速攻で、鉈と熊スプレーを取り出し臨戦態勢。 「イドンナップ山荘付近には、夕方に好戦的なヒグマが徘徊している…」、昨年登った幌尻岳の山岳ガイドの言葉が頭をよぎりました。 相手側の動きがないため、さらに声と笛を鳴らし警戒しながら登山道を進みます。 結局、音の主は僕らの目の前に現れることはありませんでした…。 ■新冠湖登山口(ゴール) 恐怖の中、なんとか新冠湖までもどってきました。 ダニチェックを入念に行い、疲労困憊で車に乗り込みました。 イドンナップ…、間違いなく日帰り最難関だと思います。もう二度とこの山には登りたくない…。そう思える山行となりました💦
動画
メンバー
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