ヨメトレ 富士山初登頂/^o^\やはり私はグロッキー

2013.09.14(土) 日帰り

活動データ

タイム

11:01

距離

16.5km

のぼり

2041m

くだり

2038m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
11 時間 1
休憩時間
1 時間 24
距離
16.5 km
のぼり / くだり
2041 / 2038 m
2
3
1 15
43
22
14
44
5
11
2
8
45
2

活動詳細

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おはようございます!! 9月14日 富士山須走登山口 朝5時到着。 前の日も普通に仕事だったので、家で仮眠する事2時間半。 午前1時30分起床の2時出発。 富士山にずっと登りたいと言っていた嫁さんは寝起きが良かったようだ。 そうは言っても助手席ではこっちも眠くなるぐらいよく眠って羨ましい限りだzzz そうこう思いながら走行すること約3時間かけてここまで来たわけだ。 須走口駐車場からは燃えるような橙色の空が望むことができた。 おそらく今日の天候は良好。 登山口で平塚から来る大学時代からの親友Hとその嫁Aと合流。 今回の登山メンバーが揃ったわけで、久々の再会の挨拶もほどほどに、 日本最高峰に向かう準備をしていざ!出発!! 須走口からアタック開始をして、神社の鳥居をくぐり、1時間半ぐらいは樹林帯を進む。 木々の匂いが気持ちよく、トリカブトやアザミなどが咲いていて私たちを歓迎してくれているようだった。 途中少し開けたところから目標の富士山を望む。 まだまだ、あんなに遠い。 本当にあの頂に立てるのだろうか?? 少し不安に思いつつも一歩一歩着実に進む。 私は普段山歩きをしているので他のメンバーを案ずる。 しかし、これがとんでもない己惚れであることを後ほど思い知ることに・・・。 本当に気持いい最高の天気。 空は真っ青で明日は台風が来るとは思えないような恵まれた天候。 樹林帯を抜けると岩稜地帯がずっと続く。 岩稜地帯といってもさすがは世界遺産の山。 登山道は人の手が行き届き過ぎているのでは!? と思うほど歩き易いなんてものではなかった。 最近山が好きになって一人でも筑波山にひょいひょい行ってしまう嫁は元気元気。 人知れず安堵。ずっと登りが続くので心配していたがどうやら杞憂のようだ。 友人のHも流石は山育ちというべきか? 最近では神奈川の大山ぐらいしか登っていないと言っていたが もはや健脚者の部類。 しかし、Hの嫁のAがかなりきつそう。 大丈夫だろうか・・・。と思っていた矢先 新6合目でリタイア宣言。 リタイアというと語弊がある。 樹林帯の美味しい空気や雲の上の高度も堪能でき満足だったようだ。 登山をやっていない女性がここまで来ただけでもすごいことだと思う。 楽しいうちにやめる事は重要だ。 登山には肝に命じなければならない事がある。 そう、「退くも勇気。」 これは見習うべき点であるかもしれない。 Aの下山時におにぎりを2つ貰い受けた。 実は、私と嫁は途中にコンビニに寄って行動食を購入するつもりだったのだけど、 高速を降りてからコンビニを発見できず、 なんとかなるだろう・・・といいながら、 結局ここまで来ていたのだ。 これにはすごく助かった。 昔ドラゴンクエストをやったことがあるのだが、 薬草も持たないで洞窟に入っていき不安になりながら進んでいた。 そんな時、宝箱から薬草を手に入れて安堵する。 そんな感覚に似ているかもしれない。 岩稜地帯をどんどん進んで高度を上げていくと次々に山小屋が見えてくる。 そして、見えてきた山小屋で休憩をして次の山小屋へ。 ガスっていない限り、必ず次の山小屋が見えて目標物を定めやすい。 まだほとんどの山小屋が営業をしていて、200円必要だがトイレも使用でき安心。 富士山は視界が開けているので、キジ打ちは流石にし辛いものがある。 先日、槍ヶ岳に行った時、 3000m付近で頭痛がした。 今回も高度をあげた途端、似たような症状が出始めた。 そう、高山病…。 またかーーーーーーーーー? 嫌な感覚が頭をよぎる。 高度も高くなるにつれて私の体調もどんどん悪化して行く。 登り初めに嫁や他のメンバー心配していたのが恥ずかしくなるぐらい、 グロッキーなカタサ㋮になってしまった。 逆に嫁さんに心配をかけていたと思う。 標高がさほど高くない山ではピンピン動ける。 そう。先日の谷川岳馬蹄系を日帰りでやれるぐらい・・・ しかし、高高度にはめっきり弱いカタサ㋮だ。 山が大好きで堪らないのに致命的な体質。 まるで、船酔いをする漁師のようだ。 その体調不良もマックスに達するのではないかと思った頃、 10合目の鳥居が目と鼻の先。 シーズンオフのこの時期でも10合目ともなると流石に混雑はしていた、 しかし、おそらく全然マシだと思う。 むしろ、高山病の症状がでているのでゆっくり登ってくらしゃい。 って感じでした。 (そもそも渋滞引き起こしているのはオレか!?) なんとか10合目の鳥居をくぐって上から撮影。 神秘的な雲海を背景に映る鳥居がなんとも言えない。 ようやく長かった登りも終了。 しかし、まだ、最高峰の剣ヶ峰へはお鉢を半分回らなければならない。 須走口からだとちょうど向かい側に最高点を望める。 ちょうど時計の6時と12時の位置関係だ。 あそこまで、あとちょっと歩いてそして、登らなければ。 富士宮口10合目を通り過ぎ、 正真正銘最後の急登。 すごい登り易いし、いつもだったら絶対なんともない、走ってでも登れる。 しかし、高度にやられている私には交互に足を前に出すという行為がかなり辛く、 吐き気を催す。 嫁はとても元気で楽しそうに上へ上へ。 一番早く到達して、剣ヶ峰の石碑の前で写真を取る列に並んでいたようだ。 山でこんなに嫁が頼もしく見えたのは初めてだ。 頭痛・目眩・吐き気と闘い意識が朦朧とする中、なんとか到達した日本最高峰。 3000mを超えてからほとんど気力で登ってきたようなものだ。 今まできっともっと無茶な山歩きをしてきたはずなのだけど、 高山病で苦しくて一番きつく辛い思いをして到達した山頂であることは間違いないと思う。 嫁とHとも喜びを分かち合い写真を撮った。 山頂の石碑を通り過ぎ、お鉢の残り半分を回って須走口10合目に戻り 山頂とはお別れ、再び鳥居をくぐって下山することに。 下山はラクラク砂走り。 砂が靴に入るのは非常に不愉快だが、とても歩き安い。 砂がクションになるので足への負担も少なく、 トレランシューズにゲイターをつけたら、 かなり気持よく走れそうだ。 ここでも、嫁は真価を発揮。 早い早い。本当にびっくりするぐらい早い。 ついていくのが精一杯だった。 そして、全く疲れた顔をせず、 最後まで「楽しかった~」 「富士山に連れてきてくれてありがとう。」と言ってくれた。 これだけでも富士山に登ってよかったと思った。 帰りは先に下山していたAと合流して、 石割の湯に入り、疲れを癒した。 そして、山梨名物大好きなほうとうを小作で食べた。 帰りの車は眠気との闘いが繰り広げられたのは言うまでもない。 富士山は他の山のどの山からも望む事ができ、 登る山ではなく見る山だろう・・・と思っていた、 しかし、登ってみるとやはりその山に対する自分の意識が変わる。 日本で2番目に高い南アルプス---北岳は3193m。 3番目が北アルプス---奥穂高岳3190m。 4番目が北岳の隣り---間ノ岳3189m。 5番目が先日登った---槍ヶ岳3180m 富士山は3776m つまりは富士山はダントツで1番高い山なのだ。 富士山以下はどんぐりの背比べといっても過言ではない。 そして他の山は山脈や連峰を連なっているのに対して、 富士山は独立峰。 なんだか、特別な感じというかパワーがあった。 ミーハー的な感じがしてしまうが、特別な山という事、 山登りはやらないけど富士山は登るという人。 少しわかる気がした。 まさに世界に二つとない不二山とでも言うべきなのだろうか?

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