【オンソリ山】山ごはんは初パエリア

2018.06.17(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 21
休憩時間
1 時間 54
距離
7.2 km
のぼり / くだり
802 / 803 m
1 54
23
53
10

活動詳細

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《コース》 8:28瀬波川キャンプ場-8:49登山口-11:01ハチブセ山-12:15/13:39笈山(食事)-13:57オンソリ山-14:50瀬波川キャンプ場 《歩行時間》 登り=3時間47分(瀬波川キャンプ場-笈山)、下り=1時間11分(笈山-瀬波川キャンプ場) 先月、山仲間からオンソリ山(標高888m)に登りたいと連絡があった。『石川県の山』にも載ってないマイナーな山である。YAMAPを見ても、9件しかログが見当たらない。調べたところ、最近、村落活性化のために地元の「白山瀬波の会」が周回ルートを整備したという。へぇ。持ち前の好奇の虫が疼いた。 午前7時30分に山仲間と落ち合い、白山市瀬波へと向かう。梅雨の晴れ間。昨日までの厚い雲はどこかへ消えてしまったようだ。オンソリ山は漢字で「大恐山」と書く。名前からは、何やらおどろおどろしい印象を受ける。 国道157号線を南下し、手取川の支流である瀬波川を渡ってすぐに左折。白山里を通り過ぎ、8時18分、瀬波川キャンプ場に到着。駐車場で登山の準備をし、8時28分、来た道を戻るように歩き始める。炭焼き小屋を右手に下り、瀬波川にかかる吊り橋を渡る。ここが登山口。踏み板は苔生しているし、よく揺れるし、なかなかスリリングな吊り橋である。 スギ林の急勾配をピンク色のリボンを目印に登る。スギ林を抜け、雑木林の中をさらに急登が続く。これはきつい。1時間以上急斜面に取りつき、脹脛がパンパンになった。息が上がり、額から汗がしたたり落ちてくる。 「ナガレの竪岩」と呼ばれる不思議な形状の石柱が現れ、ようやく眺望が開けた。いったん勾配は緩やかになるが、再びきつい登り返し。11時1分、喘ぎながらハチブセ山(同851m)に到達。漢字表記は「鉢伏山」だろうか。白山を眺めながら水分を補給し、歩を先へ進める。 アップダウンの激しい稜線歩きが続く。尾根伝いの道だからそう時間はかからないと思ったが、笈山が意外に遠い。小さな頂きを3つ越え、午後0時15分、やっと笈山(同890m)に到達。気持ちが折れる寸前だった。笈山は「オイズルヤマ」と読む。なぜ笈山だけ漢字表記なのかはわからない。 見晴らしのいい山頂で腹ごしらえ。今回はパエリアに初挑戦。モンベルで購入したばかりのフライパンにオリーブオイルをひき、野菜、エビ、イカを炒める。山仲間がアサリを忘れたと悔しがっている。米、水、トマトソース、パエリアの素を入れ、中火で加熱した後、しばらく蒸す。少々時間はかかったが、熱々のパエリアが完成。苦労した分、美味しさは格別である。 1時39分、重い腰を上げ、先へと進む。オンソリ山までは約20分。山頂は木々が生い茂り、眺望はほとんどきかない。三角点と山頂標識を撮影し、1時59分、下山を始める。 オンソリ山から先の登山道は整備が行き届いている。山仲間は下りになると滅法足が速く、僕は遅れないようついて行くのがやっと。2時50分、瀬波川キャンプ場に帰還。登山中、誰とも出会わなかった。やはりマイナーな山だと再認識。 帰りに金沢工業大学の白山麓キャンパス内にある「比咩の湯」に立ち寄り、登山の疲れを癒す。4月にオープンしたばかりの温泉施設で、まだ木の香りが漂ってくる。正直言って、こんなに疲れるとは思わなかった。特に前半の長い急登が予想以上につらかった。低山だからと侮っていたかも知れない。オンソレイリマシタ。

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