活動データ
タイム
08:28
距離
10.2km
のぼり
1491m
くだり
1418m
活動詳細
すべて見る前回の金剛堂山の山行で、知り合った氷見市のT氏ご夫妻から、北アルプス燕岳へのお誘いが日曜日にあった。私が火曜日に山へ行っていることを思い出してくれてのお誘いだ。この日は、白山か別山あたりに行こうかと思っていたのだが、行ってみたかった燕岳とあって、これは行くしかない。私の住んでいるところからは車で登山口まで4時間くらいかかるだろう。一人ではなかなか行かれないところだ。富山市の北アルプス前線基地(妻の実家)に前泊し、早朝、富山インターで待ち合わせT氏の車に便乗させてもらう。 7時ちょうどに登山開始。北アルプス3大急登と言われる合戦尾根だが、3回目のT氏が「大したことないよ。」というとおりとても登りやすい登山道だった。整備もされていて、ステップが細かく刻んであり大きな段差がない。これは女性にも優しいし人気があるのももっともだと思った。樹林帯をマイヅルソウ、ギンリョウソウ、ゴゼンタチバナ、イワカガミなどのお花を眺めながら登っていく。合戦小屋までに、第1~3、富士見ベンチの休憩場所が刻んである。2時間半で合戦小屋に到着。 合戦小屋から1時間くらい登ったところで、T氏奥さんが太ももの不調を訴える。マラソンや水泳もなさる方なのだが、痛めたところがまたおかしくなったらしい。相談した結果、芍薬甘草湯とロキソニンを飲んで奥さんはなんとかゆっくり燕山荘まで行き、待っているとのこと。T氏と私だけで山頂を目指すこととなった。 稜線に出ると常念山脈方面は、雲がかかっていたが、槍ヶ岳やそれに連なる裏銀座の山々、笠ヶ岳が良く見える。ハクサンイチゲやミヤマキンバイは満開、コマクサも咲き始めていた。しかしこのとき、燕岳山頂はガスで真っ白、何も見えなかったが晴れることを期待して歩みを進めた。徐々にガスが切れ、山頂が姿を現した時には、思わず声が出る。やはり北アルプスの女王のその姿は美しかった。雷鳥にも出会え、たくさん写真に収めることができた。 直下の楽しい花崗岩のアスレチック地帯を抜けると、それほど広くない山頂だ。しばしの撮影と休憩で、奥さんが心配なので早々に下山を始めた。50mほど下りたところだったろうか、なんと!奥さんが登ってくるではないか。コマクサとイルカ岩くらいは見たいと登ってきたら、山頂近くまで来てしまったという。スゴイ!もちろん今度は3人で頂上まで登り返しだ。今度は誰もいない3人だけの贅沢な山頂をゆっくりと過ごした。 12時ちょうどに燕山荘に戻り、貸切の食堂で、名物のビーフシチュー定食を頂いた。本当においしかった。
動画
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