針ノ木大雪渓、途中撤退

3週間前の針ノ木岳慎太郎祭の雪遊びが楽しく、頂上まで行っていなかったので再度挑戦。 3週間前登ったルートで沢沿いを進むが雪解けと昨日の雨で増水、渡渉地点で岩が確保できず靴を脱いで渡る。 途中、大沢小屋で下山してきたパーティの情報で昨日針ノ木岳手前のトラバースで滑落事故があったこと、 雨も降ったので6本爪のアイゼンでは厳しいなどの情報を得る。 天気も良く2,200m付近までは順調に進む。 途中、撤退してきたという女性グループの話を聞き前回と同じ針ノ木峠まで何とかと思いながら2,300mまで登ったが、 自分の10本爪のアイゼンでも厳しくなってきた矢先にメンバーの一人が約50ｍ前後滑落。 幸運にも打撲や骨折などのケガなく済んだが事故になってもおかしくない状況であった。 前日の雨と気温の上昇で、3週間前比べ著しく雪の状態が悪化してしていることを認識し、早い撤退を判断できなかった 未熟さに大反省です。 あらためて、山の怖さを思い知らされ、しっかりとした装備と的確な状況判断のもと、安全第一の行動をとらねばならない ことを痛感した一日でした。 山は逃げない。絶対無理はしないようにしましょう！