石造遺物ハイキング第12弾 谷田

2018.06.27(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 45
休憩時間
17
距離
3.6 km
のぼり / くだり
138 / 118 m
1 46

活動詳細

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昨日辻町をアップしたので、今日も暑いし、外出を控えようかと思っていたのですが、明け方、奈良県の道標第一人者「こいわいさん」から、「谷田地蔵堂の後に道標が転がっていたぞ」という、びっくりするメールを受け取ってしまいました。確認に行くしかありません。どうせならついでに谷田地区を済ませてしまおうとほんの少し歩きました。 しかし、谷田の地蔵堂は何度も紹介しています。ついぞ気づかなかった。こいわいさん恐るべしです。 説明に出てくる数字は例によって「石造遺物調査報告書」の資料番号です。 これまでのマップをご覧になるには私のサイトからご覧下さい。 http://www1.kcn.ne.jp/~fmikami/sekizoibutu/ibutuhiking.html

生駒山・神津嶽・大原山 昨日の終点、辻805番地小堂を横目に見て進みます。
昨日の終点、辻805番地小堂を横目に見て進みます。
生駒山・神津嶽・大原山 まずは観音寺
まずは観音寺
生駒山・神津嶽・大原山 観音堂があります。
観音堂があります。
生駒山・神津嶽・大原山 No.426の観音様、西国三十三所順礼供養碑です。
No.426の観音様、西国三十三所順礼供養碑です。
生駒山・神津嶽・大原山 境内を見回しても石造遺物はこれぐらいで、他に見当たりません。宝筺印塔残欠があるはずなのですが・・・
境内を見回しても石造遺物はこれぐらいで、他に見当たりません。宝筺印塔残欠があるはずなのですが・・・
生駒山・神津嶽・大原山 いったん山門を出て裏手に回ると、仏様が並んでいました。
いったん山門を出て裏手に回ると、仏様が並んでいました。
生駒山・神津嶽・大原山 仏様群の入口にある、この塔の台石がNo.425の宝筺印塔残欠のようです。上の丸石はあり合わせのようです。
仏様群の入口にある、この塔の台石がNo.425の宝筺印塔残欠のようです。上の丸石はあり合わせのようです。
生駒山・神津嶽・大原山 下って観音寺入り口の禁札です。「當山禁殺生制酒肉」ということで、五辛を禁じたりしていないのはありがたいですね。
下って観音寺入り口の禁札です。「當山禁殺生制酒肉」ということで、五辛を禁じたりしていないのはありがたいですね。
生駒山・神津嶽・大原山 さて、問題の地蔵堂後です。石柱が転がっていますね。「左」という文字も読めるじゃないですか。また、わが節穴目を自覚してしまった。
さて、問題の地蔵堂後です。石柱が転がっていますね。「左」という文字も読めるじゃないですか。また、わが節穴目を自覚してしまった。
生駒山・神津嶽・大原山 石柱は寝ていますが、皆さんが首をねじ曲げなくても良いように、左回転させました。「左寶生寺施主柏本清」でしょうか。施主の下は歯ブラシを持参しないと写真では判読しきれません。近いのでまた、試みてみます。宝生寺はすでに無くなっていますが、道標が建てられる寺だったのですね。
石柱は寝ていますが、皆さんが首をねじ曲げなくても良いように、左回転させました。「左寶生寺施主柏本清」でしょうか。施主の下は歯ブラシを持参しないと写真では判読しきれません。近いのでまた、試みてみます。宝生寺はすでに無くなっていますが、道標が建てられる寺だったのですね。
生駒山・神津嶽・大原山 今日の主目的は達したのでいつもの遺物紹介を。地蔵堂南面(右)で、燈籠の左が地蔵菩薩(421)、その左の一石五輪塔は収録無し、さらに左が六字名号碑(422)
今日の主目的は達したのでいつもの遺物紹介を。地蔵堂南面(右)で、燈籠の左が地蔵菩薩(421)、その左の一石五輪塔は収録無し、さらに左が六字名号碑(422)
生駒山・神津嶽・大原山 続いて東面(正面)、右から十三仏種子碑(424)、次も十三仏種子碑(423)、五輪板碑(419)
続いて東面(正面)、右から十三仏種子碑(424)、次も十三仏種子碑(423)、五輪板碑(419)
生駒山・神津嶽・大原山 最後に北面(左)、右が阿弥陀三尊像(420)、その左がなんと五輪板碑(418)だそうで上がかなり欠損しているらしく、五輪碑に見えません。最左端の石積みは正体不明で収録無し。
最後に北面(左)、右が阿弥陀三尊像(420)、その左がなんと五輪板碑(418)だそうで上がかなり欠損しているらしく、五輪碑に見えません。最左端の石積みは正体不明で収録無し。
生駒山・神津嶽・大原山 地蔵堂右の小地蔵堂には単独で地蔵様がいますが、調査報告書の収録は無し。
地蔵堂右の小地蔵堂には単独で地蔵様がいますが、調査報告書の収録は無し。
生駒山・神津嶽・大原山 道標が転がしてあったりしたので気になって小堂の台石を見ると、どう見ても層塔の残欠です。これは北西角のものですが、他のものも怪しい。
道標が転がしてあったりしたので気になって小堂の台石を見ると、どう見ても層塔の残欠です。これは北西角のものですが、他のものも怪しい。
生駒山・神津嶽・大原山 コンクリートで固められた踏み石も層塔残欠ですね。これらの中に値打ちものがあるかも知れません。
コンクリートで固められた踏み石も層塔残欠ですね。これらの中に値打ちものがあるかも知れません。
生駒山・神津嶽・大原山 古堤街道を北上します。稻蔵神社道標。この道標には謎が多いのですが、私のHPで解説しています。
古堤街道を北上します。稻蔵神社道標。この道標には謎が多いのですが、私のHPで解説しています。
生駒山・神津嶽・大原山 さらに北上して、ほとんど埋もれた道標、梵字の朱が未だに残っているところを見ると新しいものなのでしょう。「右」とウ冠が読めるので、宝山寺道標と思っていたのですが、宝生寺道標が存在したので、確信が揺らぎます。まあ宝生寺は北でして、この三差路で「右」が北になる配置は存在しないので宝山寺でしょう。移動してきたとすると何もわかりません。
さらに北上して、ほとんど埋もれた道標、梵字の朱が未だに残っているところを見ると新しいものなのでしょう。「右」とウ冠が読めるので、宝山寺道標と思っていたのですが、宝生寺道標が存在したので、確信が揺らぎます。まあ宝生寺は北でして、この三差路で「右」が北になる配置は存在しないので宝山寺でしょう。移動してきたとすると何もわかりません。
生駒山・神津嶽・大原山 「右」へ行って、宝山寺方面を目指してみましょう。古道が存在したのですが、今はこんな道です。
「右」へ行って、宝山寺方面を目指してみましょう。古道が存在したのですが、今はこんな道です。
生駒山・神津嶽・大原山 生駒川を渡ってJP南に出てきました。通りの向こうに道の続きが見えています。
生駒川を渡ってJP南に出てきました。通りの向こうに道の続きが見えています。
生駒山・神津嶽・大原山 生駒駅はすぐそばですが、古道の面影が残っています。
生駒駅はすぐそばですが、古道の面影が残っています。
生駒山・神津嶽・大原山 路傍に仏様が祀られています。阿弥陀様でしょうか。宝山寺への道はこの少し手前で南に分岐していたようです。この道は枯木薬師付近を通って物資を運んでいた道のようです。
路傍に仏様が祀られています。阿弥陀様でしょうか。宝山寺への道はこの少し手前で南に分岐していたようです。この道は枯木薬師付近を通って物資を運んでいた道のようです。
生駒山・神津嶽・大原山 その少し先にも三体の仏様が祀られています。
その少し先にも三体の仏様が祀られています。
生駒山・神津嶽・大原山 枯木薬師へ向かいますが、古道は全く消滅しています。どこでも同じなので芸術会館美楽来の前を通ってみました。(実は中で休んで涼みました。)
枯木薬師へ向かいますが、古道は全く消滅しています。どこでも同じなので芸術会館美楽来の前を通ってみました。(実は中で休んで涼みました。)
生駒山・神津嶽・大原山 枯木薬師入口です。足元の横棒に気を付けてください。
枯木薬師入口です。足元の横棒に気を付けてください。
生駒山・神津嶽・大原山 元信寺というのは日蓮宗の尼寺だったようです。廃寺になっています。
元信寺というのは日蓮宗の尼寺だったようです。廃寺になっています。
生駒山・神津嶽・大原山 元信寺跡の裏手に生駒三薬師の一つ、枯木薬師が祀られています。中央の薬師様(427)はすぐわかりますね。右の少し傾いている小さい仏様は阿弥陀如来(428)です。
元信寺跡の裏手に生駒三薬師の一つ、枯木薬師が祀られています。中央の薬師様(427)はすぐわかりますね。右の少し傾いている小さい仏様は阿弥陀如来(428)です。
生駒山・神津嶽・大原山 お寺の名前に関係する石碑のようですが、知識がないので意味不明です。
お寺の名前に関係する石碑のようですが、知識がないので意味不明です。
生駒山・神津嶽・大原山 こちらはますますわかりません。
こちらはますますわかりません。
生駒山・神津嶽・大原山 生駒駅方面に向かいます。案内掲示があります。普通はここから行くんですね。
生駒駅方面に向かいます。案内掲示があります。普通はここから行くんですね。

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