2018.07.14〜15 “ 魅惑と風趣と... ” 双六岳〜三俣蓮華岳

ギラギラと降り注ぐ夏の陽射し…。 在郷ではあぶら蝉の鳴声に暑さを掻き立てられ、昼間の低山は登る気になれない。 この週末が三連休と知り、封印していたアルプスへの遠征計画に火がついた。 アルプスと言えど何処へ向かうか...。 中アや南アは今の自分が求めてるところではないし、北アも上高地を起点とすると、駐車場代や上高地までのアクセス費用が発生する。常念方面や白馬は遠い...。 今後の計画もあり出来るだけコストを抑えるべく、選んだのは新穂高温泉を起点としたルート。 劔で痛めた右膝に未だ違和感が残っていたため、ゆっくり、のんびり過ごすことを第一に選んだ行き先は双六岳。昨年の11月にも目指したが、初冬の思わぬ積雪で撤退を余儀なくされた。 余裕があれば双六キャンプから三俣蓮華岳までの計画であるが、夏の暑さとテント泊装備を詰め込んだ重いザックを背負って登った後に、そこまでの体力が残っているか…。 前夜に着いた新穂高温泉の無料駐車場はほぼ満車状態。翌朝からの山旅を考えるとなかなか寝つけなかったが、3時にセットしておいた目覚ましには無理なく起きることができた。 夜明け前の午前4時、山懐の冷んやりとした空気の中、晴天の双六岳に想いを馳せスタートした。