チェックポイント

DAY 1
合計時間
10 時間 1
休憩時間
1 時間 46
距離
12.9 km
のぼり / くだり
2281 / 811 m
41
1 17
10
9
8
48
53
41
DAY 2
合計時間
6 時間 46
休憩時間
30
距離
10.3 km
のぼり / くだり
648 / 1537 m
2 40
26
10
9
37
10
21

活動詳細

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海の日を含む連休も、海ではなくて山へ行ってきました。三大キレットの一つである不帰キレットに行ってみたく、白馬岳~唐松岳を1泊2日のテント泊で縦走しました。 土曜日は職場の終業式があり、会議等もあったため、夜中の出発になってしまいました。1時半くらいに白馬八方の第3駐車場に到着。3時間ほど仮眠をとって、5時に予約したタクシーに乗って、猿倉の登山口へ向かいました。猿倉にはすでに大勢の登山客がいました。6時のバスではかなり出遅れるだろうと思いタクシーを使いましたが、正解でした。 当初、風が強く、雲も多かったのですが、大雪渓を歩くうちに快晴となり、白い雪と緑の草木と真っ青な空が鮮やかで、最高の気分でした。雪渓のあとは花畑が広がっていて、ぼくは高山植物はあまり詳しくありませんが、白や黄色や紫色の可憐な花が咲き乱れ、感動します。頂上宿舎に荷物を置いて、山頂へアタック。快晴なので周囲の山々が見渡せました。槍ヶ岳は、遠くに、とんがりコーンみたいに小さくかわいく見えて、間近で圧倒的な存在感を見せつけているのが剱岳でした。再び頂上小屋へ戻ってきて昼食を摂り、杓子岳へ向かいます。にわかに日本海からの湿った風が強くなり、天候が悪くなりました。杓子岳や鑓ヶ岳ではガスに覆われ、全く眺望がなかったです。うんざりするアップダウンの繰り返しののち天狗山荘に到着。テントを張ってビールを飲んで、夕日を見送って早々に就寝しました。 前日からの風がやむことなく、むしろいっそう強まる悪状況でしたが、不帰キレットに臨みました。不帰(かえらず)キレットという不吉なネーミングですが、翌日から林間学校が始まるので、帰らないわけにいきません。テント泊の重装備ですが、慎重に岩場を歩きます。天狗山荘を出発してしばらく歩くと、天狗の大下りという、標高差300mの一気の下りが始まります。その後、急峻なアップダウンが幾度か繰り返されていきます。眼前に岩がそびえると、ひるんだり、うんざりしたりする気持ちも正直よぎりますが、それらを上まわる征服欲みたいなのが芽生えて、がんばることができます。危険を感じたのは3箇所ほどでしたが、ここのところ岩の練習をしてきたし、ガスっていてあまり高度感を感じなかったこともあって、わりと難なく克服することができました。眺望はあまりなかったですが、時折見える剱岳の威容にも元気づけられた気がします。 唐松岳や八方尾根まで来ると、通ってきた不帰キレットが一望できます。こんな険しいところを歩いてきたんだと思うと、感動するし、充実感に満たされます。5時半に出発し、昼過ぎにはふもとまで下りてきてしまいました。早速、大盛の豚丼で空腹も満たし、温泉へ。近くの白馬塩の道温泉・倉下の湯(600円)を利用しました。塩分を含んだ中性のお湯で、2日分の汗と汚れを流しました。源泉かけ流しのお湯はもちろんいいのですが、今まさに歩いてきた不帰キレットを一望できる露天風呂が非常によかったです。

メンバー

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