活動データ
タイム
28:45
距離
24.4km
のぼり
2838m
くだり
2320m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る八ヶ岳山域にはこれで何回目だろうか…いつもはピストン山行だったのだが、今回は縦走。どうせだったら南北縦走やってみたい。この願望から初のソロ縦走に至ったのでした。この計画に際して奥さんの好意により、登山口及び下山口迄車で送迎してもらいました。ありがとう😊 長文なので、斜め読みの方が気が楽です。 写真も撮りまくり(疲れるとシャッター切る)、写真も多いので適当にどうぞ。 1日目:7月14日(土)快晴〜曇り/弱風 観音平登山口〜キレット小屋(テン泊) 朝5時半に観音平登山口、軽く準備運動をして、まずは編笠山目指してゆっくりと登り始めます。いきなりの標高差約1000mと急登に睡眠不足が重なりフラ付きながらも、休み休み何とか登頂。汗びっしょりです💦 しばし展望を楽しんだ後、次なる山、権現岳ですが、まずは青年小屋を目指します。折角苦労して登ったのに、なんでまた降りるの〜なんて叫びたくなる衝動に駆られながら、巨岩を飛び越え青年小屋に着きました。丁度ここで2リットルのハイドレーションを飲み切ってしまい、残量の判らないハイドレの怖さみたいなものを感じました。青年小屋から5分位の所の「乙女の水」でたっぷり水汲んで(キレット小屋の水場の様子が良く判らなかったので調理用含み4リットル) ズッシリと食い込むザック。まだ遥か彼方に見える、権現岳。青年小屋からの急登に心が折れそうになりながら「俺の脚はもう終わった(笑)」なんて呟きながら黙々と樹林帯を登り、視界が開けてノロシバ・岩陵のギボシを越えます、ところで実はあまり花には興味無かったのですが、苦しくてヒーヒーいってる時に、可憐に咲いてる綺麗な花々に癒される事を初めて体験しました。やっと権現小屋着。お昼ご飯です。 分岐にザックをデポして権現岳の山頂へ。(遠かった)分岐に戻りヘルメットを被り有名な源氏梯子へ、思ったより角度は無かったです。 旭岳・ツルネを越えて、ようやくキレット小屋着。 しかし、テント張るスペースが無い、困っていたら、場所を詰めてくれた方が居て無事テント貼れました。一安心。けれど、テン場自体平らな所が少なく、かなり傾斜してるところでした。ビール飲んで、夕食後、水場に汲みに行きましたが、当日はコンコンと出ていて一生懸命担いで来なくても大丈夫だったんだと多少の後悔、けど安心しました。 夕方6時、疲れきって、就寝。 2日目 :7月15日(日)快晴〜雷1次雨/風弱 キレット小屋~オーレン小屋(テン泊) 朝3時半起床、朝食・荷造り・テント撤収と朝から、やはり忙しい、そんな中シュラフがコロコロと傾斜を転がり出し、あっという間に、がけ下に消えて行きました。呆然と見守る俺。落ち着け!と言い聞かせ、(また~お金が・・・今晩はダウンの上下着れば大丈夫だろ、)という事で、5時半出発です。 大ボス赤岳を目指し、まるで魔女が住んで居そうな天狗尾根を見ながら、息絶え絶えに急登を進みます。途中から両手両足を使っての岩登り。今行くぞ、赤岳。 ハアハア言いながら、頂上に着けば凄い人で、写真の順番待ち。振り返れば昨日歩いて来た編笠山・権現岳そしてお隣の阿弥陀岳、南アルプス・憧れの北アルプス大キレット・雲海に浮かぶ富士山そしてこれから進む横岳、最高の景色です。 思えば赤岳はこれで、3度目になりますが、いつも何かを教わり鍛えて貰っています。ありがとう赤岳。 頂上山荘でTシャツを購入して、下りに入りますが、行列をなして人が登ってきて、思うように下りられません、連休だからな~ 展望荘を素通りし、お地蔵様に軽く会釈し、横岳への登りに入ります。キツイ登りに(赤岳で俺の脚は終わってたんだな~とブツブツ(笑) 三叉峰を越え主峰奥ノ院へ。ここも混雑していて数枚写真を撮り下ります、がカニの横ばいで梯子渋滞。待ってる間に目を凝らせば大同心の頂上に人が居る。凄い!!と関心しつつ、近くで見た大同心の大きさにも感動。 岩稜帯を抜ければ、ピンク色のコマクサのお出迎え。やっぱり癒される。硫黄岳山荘にて昼食、硫黄岳山頂ではまたまた歩いて来た稜線がばっちり見えててまたも感動です。更に硫黄岳と言えば爆裂火口。地球の大きさというか、人間の小ささを感じます。 今日の工程は黒百合ヒュッテ迄だったのですが、この時点で2時間遅れ、手前のオーレン小屋に泊まるか悩みますが、無理は止めようと夏沢峠よりオーレン小屋へと下りました。テント設営後、暫くするとゴロゴロと雷!ポツポツと雨も降り出し、結果的にはここでよかったんだなと納得。 夕食を済ませ5時半からお風呂に入り(勿論石鹸類は使えませんが)スッキリ。 シュラフを無くしてしまったので、上下ダウンを着て薄手のシュラフカバーに入り空にしたザックに足突っ込んで7時に就寝。 3日目:7月16日(月)晴れ/風弱 オーレン小屋~白駒池入口 朝3時起床、昨日朝は食べ過ぎて締め付けられ気持ち悪くなったので、魚肉ソーセージとサラミ1本ずつ。でも今思えば、連日の暑さでバテてたんだと思う 昨日下りて来た夏沢峠に律儀に登り返し、線を繋いで改めてスタート。迎えに来てもらう奥さんと電話で話し当初の予定では下山は北八ヶ岳ロープウェイだったのだが、昨日の遅れと連休最終日という事もあり麦草峠という事にしました。 夏沢峠は南と北の分岐点。今までとは違い足に優しい道を登ります。展望の無い箕冠山、初めて八ヶ岳に来た時に登った、根石岳、そして東天狗。 ザックをデポして西天狗、今日も大キレットは見えています。そして今までの稜線も。 東天狗を下りたら、もう見えないと思うとなんか寂しいですが進みます。結構岩ゴツゴツとしてて、急傾斜の所もあり、気が抜けません、(以前来た時こんなだったかな?) 中山峠迄下りると、今度は当然の如く登り返し、この縦走最後となる中山です。でも、どこが山頂だったのか気付きませんでした。展望台にて最後になるであろう展望をしっかりと焼付け高見石小屋に下ります。 この下りが実に長く感じました、展望無くゴロタで歩きずらかったせいなのか・・・ 1時間程で人の声が聞こえて来て、あ~やっと着いたという印象。高見石小屋で日陰に腰を降ろし、奥さんに電話すると、何と真後ろに居てビックリ! こんなに簡単に会えると思ってなかったし・・・二人で昼食を食べ、白駒の池に下り、白駒荘にてケーキ・コーヒーセットを頂きました。 なんか、文明の味がした(笑) 徒歩10分の白駒の池入口にて、縦走終了としました。 長文、お付き合い頂きありがとうございました😊
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