燕岳!羽虫の大群の先に高山の女王と星空の絶景を見た!

2018.07.20(金) 2 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 57
休憩時間
1 時間 32
距離
4.3 km
のぼり / くだり
1267 / 22 m
1
22
29
55
27
9
45
DAY 2
合計時間
4 時間 48
休憩時間
26
距離
6.0 km
のぼり / くだり
152 / 1395 m
1
21
22
4
21
26
22
16
37

活動詳細

すべて見る

今年の目標だった北アルプスは燕岳に。燕山荘泊で、中房温泉からのピストンに行ってきました。 今回は自宅近くから松本まで夜行バス、そのあと穂高駅からシャトルバスで登山口へ。 あ、そうだ私、乗り物酔いしやすいんですよね。 ~現地到着~ はい、酔いました。 前々回、日光男体山で体調不良だった私ですが 今回、乗り物酔いしやすいのに長距離バス移動でしかも酔い止めを飲まないという、全く学習能力のないうっかりミス。 前途多難な幕開け。 ---余談ですが、穂高駅ってsuica含め交通系電子マネー使えないんですね。 松本駅の改札は使えたので何気なく入ったら穂高駅の駅員さんに、帰りに松本駅で精算してねと諭されました。 下りられないわけではないですけど、予め分かってたら松本駅で切符買ってました。--- さてさて、燕岳は北アルプス初心者に最適なコースとして知られており 私なんぞもそのうたい文句に惹かれて「今年燕を余裕で踏破するのが目標」と調子こいたことを考えて実行したわけです。 しかしまあなんという予想以上の登りっぷり。 しかも暑い! 汗が尋常じゃなく流れてとまりません。 これ、途中に合戦小屋なかったらやばかった。合戦小屋到着の時点で往路用の水を飲み干してましたので。 それと尋常じゃなく羽虫が多い! 合戦小屋までもそこそこおりましたけども、合戦小屋を過ぎたあたりから道を通せんぼする虫柱に 顔面を遠慮無くぶつかってくる羽虫の群れ。 なんでこいつら直線的にほかの生命体の顔面とかぶつかってくるの? よそ見運転しすぎじゃない? 登山客の何名か蚊帳みたいの顔の前に垂らすタイプの帽子をかぶってましたが正解ですね。 気にしないようにしてても無遠慮に入ってくるんだ、耳とか鼻のあなとか。それで自ら死ぬとかなんなん? そんなこんなで予定を大幅に超過して山荘に到着。 山荘周辺を散策してコマクサの群生をみていると癒やされます。 暑さでちょっと元気がなさそうでしたが・・・。 それにしても燕山荘はでかいですねえ。働いている方の人数もすごいし、あれこれ手間がかかってます。 お食事もおいしゅうございました。 私が今回お世話になったのが金曜の夜でしたが、それでもほぼ、いっぱい。 でも山荘での「いっぱい」はひとつの布団を2名で共有してこそだそうで、 ひとつの布団をひとりで使えるのはまだまだいっぱいではない様子。 朝食も夕食も、食事時間の20~30分前から行列ができます。 2700メートルの世界、それも歩く以外にたどり着けない山小屋に、よくもこれだけ人がいるものだ、と思うくらいに大混雑。 下山日は土曜なので金曜とは比較にならない登山客とすれ違いましたが、 くるわくるわ、登山口にお昼12時過ぎに大量のツアー客がわんさと押し寄せ、 この時間から日帰りはないでしょうから当然みなさん燕山荘なわけで、 きっと今夜は布団を、熱く仲良く共有なんだろうなと、横目にみながら帰宅の途につきました。 夜中の星空は最高でした。 ここまですごい天然のプラネタリウムは初体験です。 アルプス熟練者の皆さんはいつもこんな風景を独り占めしてたんですね。いいなあ。 安易な計画のすえ自分の体力の限界を知った山行でしたが、 コマクサと満天の星空を見ることができたので満足です。 ちょっと最近の山行が自分の体力からみてオーバースペック気味な気がするので 少し計画を見直そうかなって思ってます。 高い山を目指すのではなく、楽しく登れる山行、のスタイルに立ち帰ろう。 ということで、次はどこを目指そうかな。

燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 中房温泉から出発です。
ここにトイレがあるのがありがたい。
中房温泉から出発です。 ここにトイレがあるのがありがたい。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 しばらく森の中。
しょっぱなから急坂な登り道です。
しばらく森の中。 しょっぱなから急坂な登り道です。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 急な角度が変わらないまま登り続けます。
急な角度が変わらないまま登り続けます。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 「うわ、ちょっと休ませて」と思った頃合いに休憩所となる第一ベンチに到着。
ナイスな配置具合です。
「うわ、ちょっと休ませて」と思った頃合いに休憩所となる第一ベンチに到着。 ナイスな配置具合です。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 木の根っこの階段をあがります。
とにもかくにも似たような景色のなかをひたすら登るだけなのでコメントが難しいです。
木の根っこの階段をあがります。 とにもかくにも似たような景色のなかをひたすら登るだけなのでコメントが難しいです。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 第二ベンチに着いた頃にはお天道様が直上からさんさんと照っておりました。
めっちゃくちゃ暑い。
第二ベンチに着いた頃にはお天道様が直上からさんさんと照っておりました。 めっちゃくちゃ暑い。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 で、またこんな感じの道をひたすら。
結構登ってるはずですが見晴らしがないので実感わきません。
で、またこんな感じの道をひたすら。 結構登ってるはずですが見晴らしがないので実感わきません。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 第三ベンチ。
3つ目のペットボトルを空にしました。
汗が滝のようでかなりやばいです。息切れし始めてきました。
第三ベンチ。 3つ目のペットボトルを空にしました。 汗が滝のようでかなりやばいです。息切れし始めてきました。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 このあたりで砂岩の風景が増え始めます。
でも急坂は変わらない.
このあたりで砂岩の風景が増え始めます。 でも急坂は変わらない.
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 第四ベンチとなる富士見ベンチを過ぎると、もう身もふたもなくなり、岩をよじ登る所が出てきます。
体力がそろそろ限界。
第四ベンチとなる富士見ベンチを過ぎると、もう身もふたもなくなり、岩をよじ登る所が出てきます。 体力がそろそろ限界。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 なんとか合戦小屋に到着しました。
ちょうど小屋前の荷揚げ用ロープウェーにスイカの箱が到着してました。
これは食うしか。
なんとか合戦小屋に到着しました。 ちょうど小屋前の荷揚げ用ロープウェーにスイカの箱が到着してました。 これは食うしか。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 ででん、と大きなスイカ。700円也。
これに塩をかけて、水分と糖分と塩分とを補給するわけです。
顔をべちゃべちゃにしながらうまさを堪能。
ででん、と大きなスイカ。700円也。 これに塩をかけて、水分と糖分と塩分とを補給するわけです。 顔をべちゃべちゃにしながらうまさを堪能。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 合戦小屋を過ぎると見晴らしがよくなります、が今回はだんだんガスってきましたので視界不良です。
本来ならきっといい風景なんでしょうが。
合戦小屋を過ぎると見晴らしがよくなります、が今回はだんだんガスってきましたので視界不良です。 本来ならきっといい風景なんでしょうが。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 坂道の割合が減り始めました。
なだらかな稜線歩き最高です。
坂道の割合が減り始めました。 なだらかな稜線歩き最高です。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 と思わせて鎖場ですか、燕さんにもあるんですね・・・。
まあ鎖は念のためくらいなもので、必須ではなかったです。
と思わせて鎖場ですか、燕さんにもあるんですね・・・。 まあ鎖は念のためくらいなもので、必須ではなかったです。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 そしてやっと燕山荘に到着。
とりあえずチェックインして荷物を置きます。
そしてやっと燕山荘に到着。 とりあえずチェックインして荷物を置きます。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 燕山荘から燕岳を望みます。
やはりガスり気味。
燕山荘から燕岳を望みます。 やはりガスり気味。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 そして山荘近くのコマクサ群生を堪能。
燕岳をバックに整列しているみたいでかわいい。
暑さのためかちょっと元気ない感じ。
私も疲れたので登頂は明日に回します。
そして山荘近くのコマクサ群生を堪能。 燕岳をバックに整列しているみたいでかわいい。 暑さのためかちょっと元気ない感じ。 私も疲れたので登頂は明日に回します。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 夕焼けを見に山荘外に出てみるとお空がオレンジ色に。
皆が一斉にカメラを向けてました。私もですが。
夕焼けを見に山荘外に出てみるとお空がオレンジ色に。 皆が一斉にカメラを向けてました。私もですが。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 肝心の夕焼けはごらんの光景が限界でした。
朝焼けはどうなるかな。
肝心の夕焼けはごらんの光景が限界でした。 朝焼けはどうなるかな。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 夜中0時は雲まったく無く、満天の星空となりました。
ほとんどの宿泊客は爆睡中ですが気づいた何名かだけが天体観測タイム。
写真は燕岳です。
夜中0時は雲まったく無く、満天の星空となりました。 ほとんどの宿泊客は爆睡中ですが気づいた何名かだけが天体観測タイム。 写真は燕岳です。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 振り返って、燕山荘と天の川のコンビネーション。
振り返って、燕山荘と天の川のコンビネーション。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 からの天の川と槍ヶ岳のランデブー。
槍が天の川を宙に向けて送り出してるように見えたのでパチリ。
槍ヶ岳は絵になりますね。
からの天の川と槍ヶ岳のランデブー。 槍が天の川を宙に向けて送り出してるように見えたのでパチリ。 槍ヶ岳は絵になりますね。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 さて朝焼けですが、これもまた曇りがちな空によってこれが限界でした。
夜中は雲ひとつなかったのになあ。
さて朝焼けですが、これもまた曇りがちな空によってこれが限界でした。 夜中は雲ひとつなかったのになあ。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 朝焼けは早めに見切って山頂に向けて出発。
噂のイルカ岩と槍の共演。槍はなんにでも合う。
朝焼けは早めに見切って山頂に向けて出発。 噂のイルカ岩と槍の共演。槍はなんにでも合う。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 燕岳名物のめがね岩。
めがねの向こうには燕山荘。
燕岳名物のめがね岩。 めがねの向こうには燕山荘。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 そうこうしてるうちに山頂が見えてきました。
この辺の道順があるような無いような微妙な感じ。
迷いそうになりつつ実際迷ったりしつつ。
そうこうしてるうちに山頂が見えてきました。 この辺の道順があるような無いような微妙な感じ。 迷いそうになりつつ実際迷ったりしつつ。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 登頂。
燕岳山頂から燕山荘を望みます。
山頂は狭く数人が定員であまり悠長に眺めてられませんでしたが
私は高所が苦手なのでこのくらいでおなかいっぱいです。
登頂。 燕岳山頂から燕山荘を望みます。 山頂は狭く数人が定員であまり悠長に眺めてられませんでしたが 私は高所が苦手なのでこのくらいでおなかいっぱいです。
燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 燕山荘を経由して下山。
合戦小屋で、往路に続き通算2度目のスイカにかぶりつきました。
今日も暑く汗がすごく出てるので、塩をこれでもかとふりかけ、塩分を補給。
おかげで下山はバテずにすみました。
ごちそうさまでした。
燕山荘を経由して下山。 合戦小屋で、往路に続き通算2度目のスイカにかぶりつきました。 今日も暑く汗がすごく出てるので、塩をこれでもかとふりかけ、塩分を補給。 おかげで下山はバテずにすみました。 ごちそうさまでした。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。