活動データ
タイム
07:53
距離
7.5km
のぼり
878m
くだり
800m
活動詳細
すべて見るこの日は、百間洞山の家から赤石小屋まで。 前日の苦しかったルートのおかげか、赤石までの登りは少し楽に感じました。 特に百間平は、前日のきつさからするとご褒美みたいな景色です。 当初の天気予報に反して、この日は晴天。 標高が上がるにつれ、感動的な景色が広がっていきます。 百間平が終わり、赤石までの登りは初めガレ場から始まり、徐々にザレた滑りやすい感じになります。 前日より楽とはいえ、さすがにしんどかったですが、振り返ると前日に歩いた聖岳からの稜線が見えて「こんなに歩けたのかぁ」と嬉しくなります。 赤石岳では、残念ながら富士山は雲に隠れて一部しか見えませんでしたが、つい最近登った恵那山から中央アルプス、北アルプス、去年歩いた悪沢岳、南アルプス北部が見えました。 去年はガスガスで何も見えなかったので、本当に嬉しく、今年は山の神様がご褒美をくれたんだなぁと感謝しました。 お花の写真を撮ったり、有名な避難小屋の小屋番さんとおしゃべりしたりと、頂上では1時間ほど過ごし、今回一番の緊張区間である赤石からの下りに入ります。 赤石からの下りは、砲台型休憩所までお花を楽しめます。 それでも急な下りで、高度感のあるトラバースもあり緊張感ある場所がところどころ出てきます。 転倒したことを思い出すと、ゾワゾワと背筋が寒くなるような気分になりながら、危なそうなところは「慎重に‼️」と自分に言いながら進みます。 転倒しただろうと思われるとこも確認してきました。 やはり、なぜこんなところで・・・と思えるような場所でした。 その前に、緊張感のあるトラバースが続いていて、それが終わって気が緩んだときだったのかな、と歩いてみて感じました。 無事に転倒せず富士見平に到着。 去年、赤石小屋の管理人さんが助けに来てくれた場所です。 やっとここまで来れたと思うとウルウルしてしまいました。 去年はガスもあり、怪我で景色どころではなかったけど、今回は晴天。 でっかい赤石岳の山容を楽しみました。 雲がなければ富士山が綺麗に見えるそうです。翌日登ったかたは早朝に出て、ご来光を楽しまれてました。 さて、小屋まではまだあります。 気を引きしめて再出発。 歩いてみて、空荷だったとはいえ、怪我した状態でよく歩けたなぁと思えるところがちょこちょこ出てきました。 同行の師匠や管理人さんが励ましてくれたから、歩けたんだと改めて感謝です。 約40分、休憩も1回入れてゆっくり慎重に歩いて赤石小屋に到着です。 受付には、管理人さんが・・・。 「去年、怪我して・・・」と声をかけると、「そうだよね。顔みてわかったよ。」と笑顔で答えたくださいました。 たくさん登山客がいる中、迷惑かけた私を覚えててくれて、笑顔で受け入れてもらい本当に嬉しい瞬間でした。 その日は、お客さんが多く忙しそうだったので、手短でしたがお礼を言うために聖から来たこと、去年の感謝を伝えることができました。 夜になって、忙しい中で少しお話する時間を作ってもらい、管理人さんの優しい気持ちが伝わって、さらに赤石小屋が好きになってしまいました。 やり遂げたいことの1つは達成。 山の神様に感謝して就寝。
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