松の木公園~笛石山~後山~おごしき山~板馬見渓谷

2018.08.05(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 31
休憩時間
0
距離
11.3 km
のぼり / くだり
1131 / 1123 m
17
1 17
14
2 19
24
51
38
3

活動詳細

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千種(ちくさ)町河呂(こうろ)にある笛石橋から “ちくさ富士”と言われる笛石山が綺麗に見えました。 その上部に大きな岩が見えたので、その実態を確かめるべく、 松の木公園から笛石山を登ることにしました。 鉈取淵(なたとりぶち)の前を横切り、標高830mまで上がってくると、 猫石がありました。猫がうずくまっているようにも見えました。 猫石までは歩きやすい山道が続きましたが、 猫石から笛石山頂上までは道が不明瞭でした。 笛石山伝説 長水城主、宇野政頼主従は秀吉軍に追われ河呂に至りました。 美作の竹田城主、新免伊賀守の援軍の到着を知らせる笛の音が 対岸の大岩から聞こえてきたのを敵方のものと勘違いし、 押し寄せる敵中へ斬り込み自刃したといいます。 以来、この山を「笛石」と呼ぶようになったそうです。 後山頂上では相変わらず、 たくさんのツマグロヒョウモンやキアゲハのバトルが繰り広げられていました。 また、多数のアキアカネが麓から頂上に移動してきていましたが、 頂上でも避暑にならず、暑そうでした。 その他にも様々な動物の心温まるシーンが見られました。 おごしき山頂上には平成之大馬鹿門が設置されています。 なぜここに?経緯は… 京都の仏教大学が大学の門柱として、石彫家の空充秋氏に制作を依頼しました。 空充秋氏が門柱の名称を「平成之大莫迦門」としたため、 大学側は引き取りを拒否し騒動になりました。 千種町は、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の精神を表したとのことに同感して引き取り、 千種高原へ向かう道路を挟んで相対し聳えるおごしき山と空山それぞれの山頂に 1基づつ平成9年4月1日に設置したようです。 この日は修験行場として有名な後山だけでなく、 その周囲にある山にスポットライトを当ててみました。 コース全体は安全に山行ができますが、 板馬見(いたばみ)渓谷の後山登山口より下流域の道が荒れているので、注意が必要です。

後山・船木山・駒の尾山 馬鹿話(ばかのわ)越しに笛石山:空充秋(そらみつあき)作の馬鹿話越しに千種(ちくさ)富士と呼ばれる笛石山が見えました。本日の最初の目的地です。
馬鹿話(ばかのわ)越しに笛石山:空充秋(そらみつあき)作の馬鹿話越しに千種(ちくさ)富士と呼ばれる笛石山が見えました。本日の最初の目的地です。
後山・船木山・駒の尾山 鉈取淵(なたとりぶち):笛石山登山口です。この淵の周辺で鉈(なた)を手離すと、「鉈をかえせ、鉈をかえしてくれ」と訴え、 次に「違う、違う、これではない」と泣き叫ぶ声が聞こえると伝えられ、今でもここで鉈を手離すことを禁じているそうです。
鉈取淵(なたとりぶち):笛石山登山口です。この淵の周辺で鉈(なた)を手離すと、「鉈をかえせ、鉈をかえしてくれ」と訴え、 次に「違う、違う、これではない」と泣き叫ぶ声が聞こえると伝えられ、今でもここで鉈を手離すことを禁じているそうです。
後山・船木山・駒の尾山 おごしき山展望:笛石山を登っている途中で、最終目的地のおごしき山が見えました。この頂上に平成之大馬鹿門があります。
おごしき山展望:笛石山を登っている途中で、最終目的地のおごしき山が見えました。この頂上に平成之大馬鹿門があります。
後山・船木山・駒の尾山 タゴガエル:あまり跳ねず、山登りが好きなカエルです。オタマジャクシは白っぽく、餌を食べなくても卵黄を消費するだけで変態して子ガエルになることができます。
タゴガエル:あまり跳ねず、山登りが好きなカエルです。オタマジャクシは白っぽく、餌を食べなくても卵黄を消費するだけで変態して子ガエルになることができます。
後山・船木山・駒の尾山 オオシオカラトンボ♀本土型:名前のとおりシオカラトンボを大きくしたようなトンボです。メスは地域によって特異な特徴があることから3つに分類されています。これはそのうち本土型で腹部の半分以上が黒班で覆われています。
オオシオカラトンボ♀本土型:名前のとおりシオカラトンボを大きくしたようなトンボです。メスは地域によって特異な特徴があることから3つに分類されています。これはそのうち本土型で腹部の半分以上が黒班で覆われています。
後山・船木山・駒の尾山 猫石:笛石山ピークより南東尾根の標高830m地点に猫石と呼ばれる大岩があります。なぜ、猫なのか次の写真で…
猫石:笛石山ピークより南東尾根の標高830m地点に猫石と呼ばれる大岩があります。なぜ、猫なのか次の写真で…
後山・船木山・駒の尾山 猫だ!(^^)!:確かに猫が向こうを向いてうずくまっているように見えます。最初に麓から見たとき(前の写真)は気が付きませんでした。
猫だ!(^^)!:確かに猫が向こうを向いてうずくまっているように見えます。最初に麓から見たとき(前の写真)は気が付きませんでした。
後山・船木山・駒の尾山 笛石山頂上:標高895mの笛石山頂上です。三室山や竹呂山や植松山などの宍粟(しそう)市の名山がよく見えました。
笛石山頂上:標高895mの笛石山頂上です。三室山や竹呂山や植松山などの宍粟(しそう)市の名山がよく見えました。
後山・船木山・駒の尾山 コサメビタキ:表情と動作が可愛すぎて、しばらくバードウオッチングに興じました。
コサメビタキ:表情と動作が可愛すぎて、しばらくバードウオッチングに興じました。
後山・船木山・駒の尾山 オオセンチコガネ「アカ型」:糞を一生懸命に集めていました(´・ω・`)
オオセンチコガネ「アカ型」:糞を一生懸命に集めていました(´・ω・`)
後山・船木山・駒の尾山 シコクママコナ:シコクママコナは花の中が黄色く見えます。ママコナの共通点は花の中の下唇に白いふくらみが2つあることです。この白いふくらみを米粒に見立ててママコナと名がついたという説があります。
シコクママコナ:シコクママコナは花の中が黄色く見えます。ママコナの共通点は花の中の下唇に白いふくらみが2つあることです。この白いふくらみを米粒に見立ててママコナと名がついたという説があります。
後山・船木山・駒の尾山 マンネンスギ&アキアカネ♂:マンネンスギは一見、杉の小苗に間違えそうですが、シダ植物です。いくつかの都道府県で絶滅危惧I類の指定を受けています。アキアカネが避暑のためにたくさん上がってきています。
マンネンスギ&アキアカネ♂:マンネンスギは一見、杉の小苗に間違えそうですが、シダ植物です。いくつかの都道府県で絶滅危惧I類の指定を受けています。アキアカネが避暑のためにたくさん上がってきています。
後山・船木山・駒の尾山 ヒグラシ♀:地面を這うヒグラシの姿がいろいろな所で見られます。
ヒグラシ♀:地面を這うヒグラシの姿がいろいろな所で見られます。
後山・船木山・駒の尾山 ヤマジノホトトギス:この日一番の美人でした(^_-)-☆
ヤマジノホトトギス:この日一番の美人でした(^_-)-☆
後山・船木山・駒の尾山 後山展望:兵庫県と岡山県の県境の稜線に出ると、後山が見えてきました。
後山展望:兵庫県と岡山県の県境の稜線に出ると、後山が見えてきました。
後山・船木山・駒の尾山 後山1334mVS板馬見山1345m?:兵庫県からアプローチをしたので、板馬見山1345mとしました。ちなみに、地形図の標高は1,344.4mでした。
後山1334mVS板馬見山1345m?:兵庫県からアプローチをしたので、板馬見山1345mとしました。ちなみに、地形図の標高は1,344.4mでした。
後山・船木山・駒の尾山 船木山&駒の尾山展望:船木山(手前)は頂上に立っても、尾根の途中ぐらいの存在感しかありませんが、後山から見ると、存在感があります。
船木山&駒の尾山展望:船木山(手前)は頂上に立っても、尾根の途中ぐらいの存在感しかありませんが、後山から見ると、存在感があります。
後山・船木山・駒の尾山 おごしき山頂上:おごしき山ピーク<標高1,095m>にある「平成之大馬鹿門」は、平成9年に「空山」とここ「おごしき山」の山頂に天空を仰ぎ見るように立てられました。
おごしき山頂上:おごしき山ピーク<標高1,095m>にある「平成之大馬鹿門」は、平成9年に「空山」とここ「おごしき山」の山頂に天空を仰ぎ見るように立てられました。
後山・船木山・駒の尾山 不動の滝:滝の規模は小さいですが、滝を左右に従えた洞窟内の不動尊は全国的にも珍しいのではないかと思われます。
不動の滝:滝の規模は小さいですが、滝を左右に従えた洞窟内の不動尊は全国的にも珍しいのではないかと思われます。
後山・船木山・駒の尾山 旧女人禁制垢離(こり)取場:本格的な修行道場時代にはこれより女人禁制とされていました、修験者たちの禊(みそぎ)の場所です。
旧女人禁制垢離(こり)取場:本格的な修行道場時代にはこれより女人禁制とされていました、修験者たちの禊(みそぎ)の場所です。
後山・船木山・駒の尾山 フリーズしたシマヘビ:こちらに気が付くと、突然フリーズし、この状態をしばらく保っていました(^_^)
フリーズしたシマヘビ:こちらに気が付くと、突然フリーズし、この状態をしばらく保っていました(^_^)

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