ドMヘム隊御一行様 in 槍穂高

2018.08.12(日) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
13 時間 36
休憩時間
3 時間 2
距離
16.7 km
のぼり / くだり
2630 / 945 m
DAY 2
合計時間
7 時間 38
休憩時間
3 時間 49
距離
4.6 km
のぼり / くだり
587 / 492 m
4
47
4
10
21
55
2
DAY 3
合計時間
12 時間 29
休憩時間
1 時間 47
距離
16.8 km
のぼり / くだり
959 / 2747 m

活動詳細

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11日、仕事後に炮烙山を登り終えたら帰って最終支度。18時過ぎにyossyさんに迎えに来てもらう。 道中は渋滞らしい渋滞もなく、21:30過ぎに鍋平到着。先行組の女子チームと合流し、出発を午前1時として少し寝る。 1時スタート。鍋平園地駐車場から登山センターまで山道を結構歩く。 登山センターからはウキウキしながら歩いていく。長い林道だなーと思っているとワサビ平小屋。きゅうりが冷え冷え! …とここで痛恨のミスに気づく。なんと右俣に行くつもりが左俣に来ている(笑)今更林道を戻るのもなぁ…というわけで奥丸山を経て槍平小屋に行くことにした。 ワサビ平小屋の先から奥丸山へ入山。橋を渡って笹で覆われた細道を行く。数メートル右下が沢になっていて踏み外さないように気をつけて歩く。偽ピークもあり、九十九折の登山道は決して歩きやすいわけでもなく延々と続いている気がした。 たまに自然倒木が行く手を阻みルートを見失いかけるも、夜明けと共に着実にピークに近づく。笹をバシバシ叩いたらキンスガリが襲ってきて、LEEさん脚を3箇所、俺は眉の付け根を1箇所刺された(;・∀・)こいつ攻撃的で痛いんだわ… 明るくなってもまだ歩く。 06時、腹が減ったので小休止。女子チーム眠気でフラッフラ。少し冷えてきた。 06時30分、奥丸山頂上。雲が低いため眼の前の稜線は上部が見えないが、これはこれで見晴らしがいい! ここからどうやら槍ヶ岳山荘まで尾根歩き出来るようだけれど、俺らは計画通り槍平小屋に降りてトイレ休憩の後、千丈沢出合経由の飛騨乗越ルートで。 先ずは小屋まで激下るので、眠い女子にコーヒーを振る舞う。 槍平小屋の水はボウフラが混入している場合もあるようだ(;・∀・)が、気にしない! 俺らのルートは槍ヶ岳山荘までひたすら登る。すれ違う人は9割下山方向。飛騨乗越手前では、Siちゃんのヤッホ~砲が炸裂(笑) 上の稜線を歩いている方が応えてくれた! 皆少し疲れが取れた時間だった。 槍ヶ岳山荘に着く頃には大粒の雨も降り出す。しかし穂先アタックの行列は2時間待ち! 当初の予定なら10時台に着いてサクッとアタックだったが、昼過ぎでは流石に混むか。 そそくさと山荘に滑り込み、食堂でラーメン(1,000円)と牛丼(1,000円)、ビール(500円)を注文。高いけどめちゃくちゃ美味しい…! 既にテン場も一杯な為、ここから40分くらい歩いて下に見える殺生ヒュッテにテン泊する事に。歩いていると満腹感の為か猛烈な眠気が…。フラフラしながら一応すれ違う方とは挨拶を交わし、なんとか殺生ヒュッテへ。 テントを張ると時間は15時過ぎ。晩飯にはまだ早いかなと思いつつも、小屋裏のテーブルで晩飯準備。今日はフランスパンのガーリックトーストとハンバーグ。 ここでもビールを買ってしまった(笑) 飯を作っている時は大天井まで絶景が見渡せたのに、食べ終わる頃には一面真っ白け。 17時頃、片付け終わってテントに戻ると知らぬ間に寝入ってしまった。俺も疲れていたのかな。殺生ヒュッテのテン場は礫岩だらけなので寝心地はよくない筈だが。 18時30分、遠くで雷が鳴り出した音で目が覚めた。yossyさんは寝ている。雨も段々勢いを増してきた。 19時頃、雷最接近。土砂降り。稲光を撮ろうとテントの隙間からカメラを構えるも難しいなぁ。すぐ近くに一発ドカンと落ちたら、yossyさんL字に飛び起きた(笑) 再び寝る。 20時30分、隣のファミリーが『天の川が見えるよ!』と興奮気味に子どもを起こす声につられ、俺もモゾモゾと外を覗いてみた。満天の星空に、天の川がゆったりとかかっていて綺麗だった。明日は晴れるのかな…午前4時の起床に期待を込める。 も、翌朝午前4時。大雨(笑) 停滞宣言! やがて6時頃雨は小雨に。天気予報的には8時からまた降り出すので、やっと7時から歩き始める。 槍ヶ岳山荘でも再び雨宿り&コーヒーブレイクを取るも、ピーク踏んでおこうと意を決して外へ出ると、なんと待ち時間0で穂先アタックできた。 その後大喰岳、中岳を経てついに翌日の大キレット歩きの前線基地、南岳山荘に到着。13時45分。食堂は13時30分で営業終了らしい(;・∀・)要注意! カップラーメンを買って、ぶっこみ飯をして食べる。勿論傍らにはビール🍺 少しまったりしたあとは、まだ時間は早いが夕食のカレーを食べることにした。ご飯も出来上がっていただきますをするや否や、大粒の雨(笑)急いで掻き込んで小屋へ避難する。 翌日はきっと晴れる。そう願いながら床につく。 3日目、朝3時起床。星空が素晴らしい! 時間を忘れて流れ星を目で追ってしまった。 撤営し小屋にて暖を取っていると、なんとshinさんひょっこり登場! 少し前に南岳新道から登ってきたらしい。 モルゲンロートを堪能したあと、いざ大キレットへ。遠くで見るより実際に行けば歩きやすいのがわかる。集中と弛緩とを繰り返しながら、北穂高小屋へ。ここでビールを入れたい気もしたけれど、俺はオランジーナで。ヘリが南岳の方へ飛んでいったが大丈夫だろうか。 涸沢までの間も気の抜けない歩きが続く。 しかしどこを見渡しても絶景に続く絶景である。油断してはならない。 穂高岳山荘で味噌ラーメンを堪能。余ったアルファ米をぶっ込んで食べていると、またしても突然の雨(笑)どんぶり持って小屋へ避難する。 通り雨が過ぎたら、ここから荷継沢を降りる。ジャンダルムは度重なる大雨による行程遅れの為時間切れ、またの機会に。 荷継沢はとても歩きにくい。大きな礫岩の堆積した涸れ沢を1km以上降りたら、鉱石沢からは樹林帯へ。北アの南ア、とでも言い表わせるような素晴らしい山道。白出沢の淵を歩く?時は、転倒したら“滑落”ではなく“落下”する崖道で、これも歩きごたえがあった。 shinさんはここを歩いた経験があるようだったが、雪解けの度に地形が変わるようで、歩きやすい筋をルーファイするのが楽しかった!(一本道だけれど) やっと白出沢出合まで来ても、鍋平までまだ林道歩きが2時間。途中豪雨になりレインを着る。最後は登山センター近くの温泉で女子を待機させて、俺とyossyさんで鍋平まで走っで車を回収しに行く。遠いわ! ここでshinさんは親戚との集まりがある為解散。大キレットや岩稜帯歩き、エスケープルートに心強かった! 温泉でしみじみ有難さに浸る。 風呂上がりは国八食堂、と思ったけれど営業時間20時まで、今現在06:30で移動で1時間かかる。今回はパスして車で15分と近場の奈賀勢(なかせ)さんでご飯。大安食堂システム。テッチャンにラーメン玉もいれて満足な締めとなった。 特に筋肉痛もなく、雨がちだったが槍の穂先も登れて、大キレット通過時はカラッと晴れて面白かった三日間だった! また逃したピーク踏みにいつか戻ってこよう。

メンバー

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