活動データ
タイム
19:13
距離
27.0km
のぼり
2892m
くだり
3575m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る今年の夏休みを締めくくる山行は、春以来ずっと機会を伺っていた白峰三山縦走だ!5月のシーズン前北岳山行では池山吊尾根コースを行き残雪の北岳バットレスに大感動!また、奈良田からの農鳥岳大門沢コースは南ア稜線直下の雪渓に苦んだが、雷鳥と塩見岳の姿にこれまた感動!今回一番の目的はその間にある「間ノ岳」に登頂すること、そしてこれらの山々を縦走してつなぐことだ!コースは広河原~北岳~間ノ岳~農鳥岳~大門沢~奈良田。 白峰三山か... ・雄大でどっしりとした3000m峰をつなぐ天空の回廊! ・回廊を彩る種類豊富なお花たち! ・富士山を含むアルプスの好眺望! ・この他に何に触れる必要があろうか...? あさ2時に自宅発、中央道をビュンビュン飛ばして奈良田の駐車場へ5時前着。意外と空いていた。準備してバス待ち。バスに乗って6:30に広河原インフォメーションセンターへ。2階で登山届を書いていたら急にお腹が痛くなり一階のトイレへ。5人ほど並んでいる。ヤバい。持つか?青ざめ、震えながら我慢。何とかもった...。今思うと本山行で一番のピンチだった。' 広河原を出て大樺沢沿いのコースを取る。沢がなんとも涼し気。お花もちらほら出だして気分よく二俣の分岐へ。ここから本日の急登右股コース!急登の辛さをお花が癒してくれる。途中に見えだす鳳凰三山の美しさに足をとめながらクサスベリコースとの尾根戦合流点へ...。あぁ、甲斐駒...仙丈!そして八ヶ岳も。急登のあとの最高のご褒美だ。快晴の空の下、北岳方面へ歩き方の小屋へ。昔ここでバイトしていた職場の先輩が、皇太子さまと一緒に写った写真が飾ってあるかも、と言っていたので確認しにいったが「去年のこちら側を改修したときに多くの写真を倉庫にしまいました」とのこと。さすがに「探して」とは言えず。 北岳への岩場を登り山頂へ!今年2回目の北岳!山頂からの絶景やお花を楽しむ。山頂を後にし北岳山荘へ下る。この途中の道からみる間ノ岳の大きな山容がとても好きだ。せっかく稼いだ標高だが、ズンズン下って13時頃には北岳山荘へ。受付をすましテントを張る。真正面に富士と甲府盆地。右に間ノ岳、左に北岳。イイネ!ビールを頂いてから、北岳方面へ出かける。八本歯のコルのほうから北岳バットレスを確認したい。これは東面にあるからもし見えたら、最高のモルゲンロートが見えるに違いないから。テント場からコルまでのとてもとてもお花の素晴らしく綺麗なトラバース道を行き、目的地の八本歯コルへつながる尾根へ出る。でもバットレス見えなかった...。明日の朝ここに来るのはやめよう。引き換えし夕飯。ひよこ豆のカレー。だいぶ冷えてきた。寒い。 稜線へ出て日の入りと夕焼けを待つ。まだまだ日が高い。でもここの日に当たってるほうが日陰のテン場よりまだましか。持参したワインを楽しみながらまつ。太陽が中央アルプスの真ん中へ沈んでゆく。北岳が夕日に染まっていい感じだ。完全に日が沈み夕焼けがいっそう美しくなる。しきりにシャッタを切る。スマホの。伊那の街に灯がともったころテントへ戻る。荷物をガサゴソとか片づけているともう20時。明日は3時起き、もう寝よう。シュラフに潜り込み目を閉じる...寒い...風が出てきた...まるで冬?それでもプレッシャーを感じることはなかった。小屋もオープンしてるし周りには人もいるのだ。その安心感があるからだと思う。風が強かった。あまりよく寝た感じはない...。 翌朝3時、スマホのアラームで目覚める。外をみる。..!..いいぞ。リコーのデジカメを持ち出して星空撮影!東側は甲府盆地があかるくまるで昼のよう。フジとオリオン座がいい感じ。西側は暗く星空本来の美しさ。テントへ戻ってラーメンを作り、食す。そして日の出。モルゲンロートだ。間ノ岳のがいい。 キャンプを撤収し、6時ごろ間ノ岳を目指して出発!寒いのでフリースとその上にレインジャケット。中白峰岳を超えて間ノ岳へ。3190M!!初登頂!!標高第4位からの景色と山頂周辺のお花を楽しみ、いざ農鳥方面へ下る。ズンズン下り、農鳥小屋へ。ここの売店いい感じ。小屋の親父さんもかなり個性的!おやじさんに「おまえ気をつけて行けよ」と。 心折れそうな西農鳥への急登を行き西農鳥岳山頂へ。3051M。農鳥岳より高い。西農鳥から農鳥への道が意外と遠く、やや危険個所あり。最後の坂を登っていくと農鳥岳の山頂が!!!お花をみて落ち着く。そして二度目の農鳥岳山頂!3026M!!3つの3000峰をつないだ!感慨に浸り眺望を楽しみ下山。長い下山を考えるとあまりゆっくりもしていられないので。塩見岳を眺めながら下る。以前来たときは、塩見岳をバックにした雷鳥が素晴らしかった。 稜線を下り慰霊の鐘につき、手を合わせて一回鳴らしてから一気に降る。この降りがつらい。まだ慣れない靴で足が痛む。何度も何度も具合が悪くなるほどつづら折れながらくだり、大門沢小屋へで休憩。トイレを借りて一目散にテント場にある日陰の水場へ行き、キンキンに冷えた水で顔をあらい、がぷ飲み。このテント場は富士山が見えるんだよね。ゆっくり靴の紐を締め直し、再出発。やっぱり休憩を入れると違う。靴のフィット感も良くなった。春に来た時に流されてズレていた橋も復旧している。沢沿いの快適な道を歩いてから、南ア特有の緑深い森の中を快適に歩く。春に転倒して指を切ったところも慎重に。また沢沿いになり、高度感ある恐怖のつり橋へ。しばらく迂回登山道を行き、舗装道を歩き、奈良田の駐車場へ。ツイター!!到着は15時半くらい。 中央道は小仏で20キロ。今日は盆明けの土曜日。あーやっぱり。帰省客で混んでいるのだ。でも想定内。家へ着いたのは20時頃。この渋滞にしてはまあまあだ。 夏休み最後の山行はちょっと寒かったけど、最高最高! ヤメラレナイネ!!
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