活動データ
タイム
05:09
距離
12.7km
のぼり
1192m
くだり
1215m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るこの週末は清々しい陽気で、土曜日に近所のイオンに出かけたら、夏だというのに、立体駐車場から夕陽を浴びた伊吹山がくっきり遠望できてしまった。 そうか。あしたも空気が乾燥してるということだしーーー。 というわけで、ずーっと行ってみたくて、まだ一度も登っていなかった伊吹山へ。 いまから20年ほど前、ゲレンデガイドの編集をしていたころ、この伊吹山へ何度もやってきたものだ。もっとも、雪の季節ではなく、夏の、ちょうどいまごろ。そしてゲレンデではなく、山麓の民宿街ばかり。スキー場へのアクセス路と駐車場のレイアウトを実地調査するという、地味ーな、地味ーな取材。ナビが普及したいまの時代では無用そのものという取材だ。 「追憶のゲレンデ」というブログがある。著者は、いったい何をされている方なのだろう、よくわからないが、全国の、営業休止したスキー場ばかりを訪ねるルポルタージュふうのブログで、ときどきアクセスしては拝読している。 ぼくがゲレンデガイドを作っていたころは、「私をスキーに連れてって」世代がゲレンデを去り、バブルははじけたのに、バブル期に計画され開発が止められなかったスキー場があちこちで開業している時代だった。 同時に、スキー人口は減少の一途を辿りはじめ、ボーダーの増加はそれを補うには足らず、ここ伊吹山をはじめ、歴史あるゲレンデも入込客数を減らしつつあって、そこに温暖化による営業日数の短期化が覆い被さって、スキー場経営はあっという間に厳しくなった。 そういう時代だった。 伊吹山スキー場も、ぼくが出版社を退社したあと、いつの間にか営業を休止していた。 近江鉄道の経営で、近江鉄道と言えば西武グループ創業家の祖地であり、そういう意味では、苗場や焼額山と同じくコクド・プリンスホテル系のスキー場だったわけだが、おそらくは温暖化による営業できない問題と、スキー人口減少という、お決まりの事情で営業を休止したんだろうな、と。。。 「追憶のゲレンデ」にも、伊吹山が取り上げられていた。あの、ライオンマークのゴンドラは、もう索道も外され、動くことはない。 そんなゴンドラ駅舎を横目に見つつ、一ヶ月半ぶりの徒歩タビへ。 新幹線から見える山容どおり、中腹から急登になり、ポールがあれば、と思わないでもなかったけれど、岩を支点にしながら登頂。 かき氷をかっ食らって、膝をヒィヒィ言わせながら下山。 伊吹薬草の湯を堪能して、家路につきました。
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