活動データ
タイム
02:43
距離
4.9km
のぼり
455m
くだり
418m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る1.計画 小笠原父島3日目。 さぁ何してたのしみますか。 初日は海。 2日目は山。 じゃあ・・・3日目は ・・・空!? そんなわけにはいかず。 父島まで来たからには母島行かねば。 母島は直行便はない。 父島経由しないといけない島。 夕食時、同宿していたKさんと女将に相談。 以下の4つが候補にあがった。 a)乳房山 b)小剣先山 c)人気のカフェ d)母島の食堂 母島って父島のすぐ隣の島でしょ? そう思ってました。 実はそこそこ離れてます。 父島から母島まで船で2時間かかるのですね。 時刻表を確認してみると、 行きが、父島7時30分発・母島9時30分着。 帰りが、母島14時00分発・父島16時00分着。 母島にいられるのはわずか4時間30分。 けっこう忙しくなりそう。 朝方、港へ向かうちょうどいい時間のバスが見当たらず、宿で原付を借りることに。 駐輪場の場所を二人に尋ねると、港のあたりに置きっぱなしで大丈夫だよ~とのこと。 なんかのんびりしてていいなぁ 2.当日の行動 7時10分、母島丸乗り場に到着。 着いてから知りましたが、母島丸乗り場と小笠原丸乗り場は別。 小笠原丸乗り場より海に向かってもっと左のほうにあります。 乗船手続きの受付窓口は1か所しか開いていなかった。 乗船手続きが出港予定時刻の7時30分になっても終わらず。 その後受付者が増員され、なんとか並んでいたすべての人の乗船手続きが終わり、母島丸は約10分遅れで出港。 母島丸を紹介します。 まずは船内から。 1階客室フロアには、レストランやラウンジはありません。 ジュースやお茶の自販機はあります。無料の冷水機もあります。 バリアフリーのトイレがあります。綺麗に掃除されています。 船首寄りに椅子席の休憩ルームが、船尾寄りに雑魚寝の休憩ルームがあります。いずれも無料で利用可。 追加料金を払えば個室に入ることも可能。 続いて、デッキ。 客室のある1階は船首にまわると、操縦室正面の通路を通ることが出来ます。そのため、船の進行方向の写真をとることが出来ます。 2階には固定された椅子席が並んでいます。3階があるので屋根があり、直射日光を避けることができます。 ただ2時間座っているだけで髪の毛がゴワゴワになります。髪にコシの無いひとにオススメです。 3階は展望抜群。空も海もありのままの色で見ることができます。紫外線に強いひとにオススメです。 髪の毛がゴワゴワになった9時40分、母島に到着。 上陸したら速やかに活動を開始せねば。 昨晩の事前調査で以下の情報を入手済み。 a)乳房山について ①港から乳房山登山口まで徒歩で5~10分 ②登山道は周回路 ③時計回り、反時計回り、どちらでもいけるけど、時計周りがおすすめらしい ④時計周りの場合、景色を楽しみながらだと、4時間半要する b)小剣先山について ①港から乳房山登山口へ向かう途中にある ②登山道は往復路 ③所要時間は往復で30分 c)カフェについて ①●a●a●aという新しい店が人気 ②見晴らしがよくて、景色を楽しめる ③港からお店までの道のりがランドマークがなくてわかりづらい d)食事 ①漁師さん向けのがっつり系の定食を提供してくれるお店がありオススメ 帰りの乗船手続きもあるので、13時00分には港に戻っていたい。 登山のペースによっては登頂を断念し、 折り返して下山する撤退案も想定。 登山口へ早足で向かう。 港から乳房山登山口への道のりは以下の通り。 ①港を降りたら海を背に右へまわり。 ②T字路の突き当たりを右に進み、右手に海を眺めながら進む 。 ③左側に2軒の商店に挟まれ、内地へ向かう道があるので、その道を内地のほうへ進む ④左側に校舎が見えたら、すぐ先の右に逸れる小さな橋を渡り、橋の向こうを左へ ⑤右側に乳房山登山口の看板が見えるが、これは反時計周りの入口(時計周りの出口)なのでスルー ⑥数メートル先左側に時計周りの入口があるのでここから入山 9時50分、登山開始。 道の大半は木々が日射しを遮ってくれる。 真夏の登山なので有難い。 時計周りでの場合、頂上までの道は森のなかを歩く時間が長く、見晴らしポイントは少なめ。 ところどころ東屋やベンチが設けられており、休憩や荷物の出し入れに便利。 母島も太平洋戦争時代の遺構が多く残る。 大型の爆弾が着弾した跡地は、大きく深い穴が今もなお塞がることなく残っている。 敵の目をかいくぐり山中を移動するために掘られた溝も今でも残っている。 登り始めてしばらく、路面は乾燥していたが、頂上に近づくにつれ、地面がぬかるみ始める。 足元にカタツムリを発見。 ひとに踏まれないよう、道の脇に移動。 そういえば、昨日の夕飯のとき、母島は父島より雨が多いと聞いた。 地図を見ると、頂上は島の北側の海沿いにある。 海から湿った風が山頂に流れ込むため雨が降りやすいのだろうか。 10時55分、うっそうとした木々の間を突き進み、数ヵ所に設置される金属製の梯子をよじ登ると、頂上に到着。 頂上はそう広くない。 看板がひっそり立っているが気づかなくてもおかしくない。 梯子を登りきり、茂みをかき分け、平たいところに出て、道の真ん中に木製のテラスが造られていたら、そこが頂上です。 テラスの上から展望台に進むことが出来ます。 11時05分、下山開始。 下山路に入り、30秒後、足元を滑らせ転倒。 やはり頂上付近は路面が水分を含み滑りやすい。 トレッキングシューズ履いても滑るものは滑る。 頂上からしばらくは、ところどころ木製のスロープが設置されている。 これがまた滑りやすい。 くれぐれもご注意を。 路面のぬかるみがおさまってきたとき、5メートルくらい先にハハジマメグロが止まった。 写真を撮ろうと慌てて近づく。 次の瞬間、 顔面に打撃感。 額をぬぐうと、眉間のあたりを出血。 どうやら、道の上に張り出していた硬い木の枝に気づかず、眉間をヒットしたもよう。 メガネかけている人はフレームと重なると見えづらい瞬間があるので気をつけましょう。 海岸線沿いを下っていく。 見晴らしは良い。 綺麗な花が咲いている。 ただ、海岸線沿いの道は幅が狭い。 道の端が草木で隠れている箇所もあり注意が必要。 間もなく道は海岸線を離れて森のなかに入る。 すると、10分間くらいパラパラと雨に降られる。 登り始めたときはからっ晴れだった。 まさか雨が降るなんて。 乳房山は踏破距離こそ短いが、雨具は必須。 そんな気候のせいか、下山道には外来種のカエルが大量発生。 秋の田んぼのイナゴくらい飛び交っていました。 そうこうして、12時20分、登山口に帰還。 道中、食事は取ることなく、写真を撮ったり、転んだり、枝にぶつかったりしながら、2時間半を要しました。 1つ目のミッションをコンプリート。 次に目指すは小剣先山。 乳房山登山口から港に向かう道の途中を、左に折れて小剣先山登山口へ。 12時35分。お地蔵様にご挨拶した後、登山開始。 山の高さは100mちょっとだがなかなかの急勾配。 道中、至るところで固有種のトカゲに出会う。 乳房山でよく見かけた外来種の緑色のイグアナは見なかった。 島の中でもちょっとした環境の違いで繁殖できなかったりするということなのかな。 頂上の手前は急な岩場。鎖が打ち込まれているので、つかまりながら頂上まで進む。 岩の上に砂はかぶっていないけど、それでも雨の日は足元が滑りそう。今日は晴れていたので不安無し。 頂上からは港を見下ろすことが出来た。 2つ目のミッションをコンプリート。 下山して港に向かう。 12時55分、港に到着。 帰りの船の乗船手続きを済ませる。 受付の兄さんに、出港までの時間、近場で昼食を取れそうな店が無いか聞いてみたが、店が混んでいる場合もあるからなんとも言えないとの回答。 3・4つ目のミッションは諦めた。 14時00分、母島丸は父島に向けて出港。 出港前、母島のおじさんが発着場のコンクリートの上にペットボトルに入れた水を撒いて線を書き始めた。 何を書いているんだろう? おじさんが引いた複数の線はやがて絵になった。 書かれた絵は、ハートマークに包まれ向かい合う2羽のハハシマメグロ。 2羽の胸元には「SeeYou」とのメッセージ。 描かれた絵は出港を待たず、陽に照らされ徐々に消えていった。 たった4時間しか上陸出来なかったけど感動した。 あっ、正解は 甥 です。 甥島が無いみたいです。
活動の装備
- ヤマップ(YAMAP)アプリ
- ニコン(Nikon)COOLPIX W300(イエロー)
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