黒松内岳と重滝とつれづれなるままに

今回は約ひと月ぶりのソロです。朝出かけるとき何処か物足りなさや寂しさを感じてしまい、すこし戸惑いました。これまで殆ど全て単独行動していた筈なのにいまさら感です。これは自分をもう少し鍛え直しが必要です！ 4キロほどすれ違い不可の未舗装路を延々と走り、誰もいない駐車場からスタートです。至るところにきのこがありなかなか進みません。写真を撮るのに忙しい！ 山道を歩きながら、なぜ自分は単独活動ばかりなのかを考えていました。 ・友達がいないから(認めざるを得ない…) ・ひとりは気楽だから どちらも正解だけど本質じゃない。自分と向き合える貴重な機会だからだと思う。日常生活ではなかなか自分の内面を考える事はまず無い。自然の中で静かに考え事をするのに単独の山行はとても都合がいいからだ。だけど複数人でおんなじ物を見て感動を共有したり笑いあったりすることも同じように大切に思います。 先日「クライマーズ・ハイ」という作品を遅ればせながら観ました。日航機墜落が描かれていて重そうだとこれまで敬遠していましたが映画版、ドラマ版と立て続けに観ました。その中で、(何故山に登るんだ？)「下りるために登るんさ」というセリフが心にささりました。いろいろな解釈ができますが、僕は「一度自分をリセットして、新しいスタートをきる決意をするという行為」と捉えました。僕も今回の黒松内岳でも下りるために登ってきました。 ちなみに「山は人を正直にする」ってセリフも名言だなと思います。