活動データ
タイム
24:08
距離
42.4km
のぼり
2344m
くだり
2340m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るカムエクはきつい山として知られている。この山はいまだ登山道らしい道がなく、踏み跡程度だ。札内川の長い徒渉を繰り返し、八ノ沢に沿って踏み跡を急登しなければならない。 私にとってカムエクは5年越し3度目の挑戦である。4年前、Yさんグループと日高山脈の奥深いこの山を目指した。ところが台風が接近し、日高の三石キャンプ場のバンガローで丸2日間台風をやり過ごし、天候の回復を待ったが好転せず断念した。2度目は先月8月初めツアーで目指したが、これまた台風が接近し中止となった。8月は結局9個の台風が発生。天気図には台風がうようよしている有り様だった。台風は海水温がエネルギー源だ。台風は左巻きの渦巻きだから、海水を撹乱することによって海水温が下がり、衰えていくものだが、最近は地球温暖化で海面下100メートルでも表面温度と変わらず、撹乱されてもエネルギー源が衰えないという。地球温暖化はそこまできている。CO2の削減を決めたパリ協定の実施が求められている。超大型の台風21号が追っかけてきている。3度目の正直はなるか。 台風21号に追っかけられるような日程だったが、何とか大きく崩れる前に下山できた。予測していた通りなかなかきつい山だつた。2日目はテン泊した八ノ沢出合から登頂し、再びテン場に戻ったのだが、メンバーにトラブルも起きて行動時間は実に14時間を超えた。むろん日没。暗闇をヘッデンつけて踏み跡をたどり、渡渉を繰り返すというのは、ガイド付きのツアーと言えども心細いものだった。
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