日蓮宗総本山（身延山久遠寺）

今回で三回目の身延山であったが事実上初めての奥の院への旅であった。 思い返すと未だ独身の頃バイクが好きで古いＢＭＷのＲ６０というバイクを乗り回していた。 我が家の菩提寺は鎌倉の日蓮宗の寺という事で一度本山を見てみたいと思い旅に出ました。途中山道に入りいくつかの寺を抜け 大光坊へたどり着いたらいきなりバイクがストンストンと力がなくなり止まってしい、あたふたしていると、寺の中から３０半ばくらいの僧侶が現れ暫く談笑をしました。彼は私と同じ町からここへやって来たと言っていました。しばらくしてエンジンを掛けてみたらすんなりかかり、 宗教心の無い私でも上人様がここから先は結界の地なるぞ！と私に言っている様な気がして、これ以上先を行くのは止めてその時は下山しました。そしてこの時の身延山での話を知り合いにしたら、彼を知っていて彼が山に上がったのは以前横浜で針灸師として働いていたが母親の病気になすすべがなく、その時日蓮宗に傾倒していた方が数珠で母親の身体を触り経で治したことを目の前で見て仏門の徒になったと聞かされました。世襲でなられる方が多い中このような入り方があるんだとその時感じました。