7月豪雨災害 愛宕神社付近の山崩れ調査

2018.09.17(月) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 11
休憩時間
28
距離
7.7 km
のぼり / くだり
435 / 435 m
3 11

活動詳細

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1.山行目的:  8月26日に 安芸アルプス登山道(瀬野駅から矢野駅)の豪雨による被害状況調査を行ったが、愛宕神社の参道が土砂で埋まっていたため、全行程の調査が完了できなかった。 今回、前回の調査でできなかった、愛宕神社付近の参道から矢野駅までの被害状況調査を行った。 2.期日:2018年9月17日(月)  天候:晴れ 3.調査区間:矢野駅~愛宕神社~矢野駅 4.調査員:1名 5.調査結果 (1)矢野駅~愛宕神社参道入口まで  矢野駅から安芸アルプスのコースになっている、宮下川沿いに歩く。豪雨により宮下川には多くの土石が流れており、民家にも流入していた。災害発生から2か月を過ぎているが、まだ民家から土砂を取り除く作業が続いている。  道路のガードレールは土石流により変形したままの状態であった。  前回、道路がえぐられていたところは修復作業が完了していた。 (2)参道入口から愛宕神社まで  民家を過ぎ、墓所を過ぎると、愛宕神社に向けての山道となる。 山道に入ったところは、以前の山道の様子であったが、さらに進むと、山の崩壊による土石や流木が道を塞いでいる個所があり、 以前の道を迂回して進まなければならない個所がある。  愛宕神社の山門のところでは、谷筋の山が崩れており、この土石が住宅地域まで流れたであろうと思われた。  愛宕神社への石段は崩壊等の被害は発生していなかった。  愛宕神社の建物への被害は発生していなかった。 (3)愛宕神社から串掛林道まで行き、そこから愛宕神社に引き返した  愛宕神社から手すりのついた石段を下り、山道を少し歩くと舗装された自動車道となる。  しばらくすると、車道に土砂が増えてきた。さらに進むと、右側の小さな谷筋から、山が崩壊し、土砂が道路を乗り越えて左側の谷に流れていた。さらに、道路上には大きな岩が転がっており、倒木もあり、歩行の障害になっている。  山崩れのあったところで、アケビが転がっていた。 秋の季節を感じる。  前回、参道入口の峠で、土砂と倒木により通行ができなかったが、倒木は取り除かれており、土砂も人が通行できる程度まで取り除かれていた。しかし、自動車の通行は出来ない。 (4)愛宕神社の山門から天神町バス停方面へ  下りは、天神バス停に向かって歩いた。山道は草が生えているが、歩行は特に問題はなかった。しかし、この下りは、岩があり、傾斜がきついところがあり、ロープも設置されているが、慎重に下っていった。  下っていくと、墓所に出る。墓所を横切ると、道路にでる。ここに大師堂がある。大師堂由来が書かれている石碑がある。大師堂は弘法大師のことである。  太子堂から車道を下っていくと、左下に見える谷が大きくえぐられていた。堰堤もあったが、その堰堤も乗り越え、土石流となって、民家や道路に甚大な被害をもたらしていた。今日は 休日のためか、川には重機があったが作業は行われていなかった。  そのほかの谷も山の崩壊による土石流があったと思われ、大きな土のうが積まれているところがあった。 (5)天神町から矢野駅まで  天神町付近では、川床にあった土石は取り除かれていたが、民家の中には土砂がまだ残っているお家があった。   6.調査結果のまとめ  (1)愛宕神社につながる参道は、崩壊により、以前の山道と異なっており、危険な状態である。慎重に行動をすることが求められる。  (2)山道の被害が大きく、復旧には、かなりの月日を要するであろう。 7.感想  愛宕山神社付近の山頂から、山崩れが発生している。何でこんなところで山崩れが発生するのか分からないところで発生している。 それだけ、今回の集中豪雨のエネルギーの大きさに驚きである。 (以上)    

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