No.57 北アルプス裏銀座縦走(高瀬ダム〜烏帽子小屋〜野口五郎小屋〜水晶岳〜鷲羽岳〜三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六岳〜鏡平山荘〜新穂高温泉 2泊3日)

2018.09.21(金) 3 DAYS

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 21
休憩時間
20
距離
8.8 km
のぼり / くだり
1760 / 171 m
DAY 2
合計時間
5 時間 22
休憩時間
48
距離
9.8 km
のぼり / くだり
734 / 1055 m
15
1 8
32
18
27
17
38
DAY 3
合計時間
6 時間 49
休憩時間
31
距離
18.0 km
のぼり / くだり
687 / 2140 m

活動詳細

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超長い日記になります。 友達と予定が合わず、宙ぶらりんになってた後の方の三連休。 北アルプス深部に行きたいなあと思って慌てて予定を組み、色々こねくり回した結果裏銀座を通って、鏡平山荘を通り新穂高温泉へ降りる事にしました。 行き帰りのあるぺん号を予約。直前まで天気予報を眺めながら、 ああ天気が悪いみたいだ、行きたくなくなってきちゃったなあ… と激しくいじける。 天気が悪かったら、全てのピークをパスするくらいでないときっとダメだろうなあ… と、理想の行程と、雨天時の行程を組んでおき、 天気が悪くても、荒天時の練習だと思うしかない! と腹をくくる。 と言っても天候がどーしてもよくなさそうなので、前日に野口五郎小屋へ電話し宿泊の予約をする。 雨天テントはしても一泊でいいじゃん… 何故か白峰三山縦走後1キロ増え、更に今月飲み会続きでプラス1キロ増えたこの体、不摂生が酷いが大丈夫だろうか? と思い無駄な物は極力減らした。 一泊目は小屋泊だし、その分食料も減った。 結果、ザック17キロ!! なんということでしょう!軽い!(軽くない) まあ前回の白峰三山よりは5キロも軽い。軽さは正義。 北アルプス三大急登ブナ立尾根に若干ビビりながら用意は出来た…行くぜ。 この日ばかりは定時ダッシュ。帰ってご飯食べて荷物整理してお風呂入ってウロウロして(心配になっている)、集合場所もイマイチわからないので余裕を持って行く。初あるぺん号ですから。 あるぺん号の発車時刻等を印刷した用紙と間違えて阿寺の岩場のルート図を持ってくる。ガッカリして即捨てる。いいんだスマホが生きていれば大丈夫だから…帰りのバスの時間も記憶しましたし… 23:00 新宿発のあるぺん号4列シートに乗り、爆睡。 途中でおやつも買ったり。美味しかったのに写真撮ってない。くるみっ子みたいなやつ。行動食にとてもよかった。バスに行者小屋の手ぬぐいを忘れる。 4:12 七倉ダム着 トイレ有り 真っ暗な中誰も動かない。 一人で高瀬ダムを目指す勇気もなく、私も待つ。 即朝食のおにぎり2つを食べる。その後小さいミルクパンを2つ食べる。 ソフトシェルだけでは寒く凍えながらタクシーの時間まで待つ。 途中雨が降り出し、軒下に避難。レインウェアも着るが寒い。。。 寒さに震えながら膝を抱え少し寝る。 たまたま軒下に三人居たので、その仲間に入れさせてもらい乗合タクシーに乗る事に。 七倉ダムから高瀬ダムまでは2200円。4人ならば1人550円。これなら歩かずに待つわな…時間を見てタクシー乗り場に並ぶ。私達が一番目。 6:05 乗合タクシー乗車 運転手のおじちゃんが、お客さん達は荷物小さくていいねえ!って言う。 どう見てもみんなテン泊装備なんだけど…なんで?ってつい聞いたら、山岳部の子達なんかすごいんだよ!2つでトランクいっぱい!って言ってた。 山岳部ってすごい。 10分程で高瀬ダムへ。タクシーの中はあたたかで快適…が寝る暇なし。 高瀬ダムに到着。何故か前を歩くご夫婦が居たが抜かす。 歩き始めは雨もなく、登山口へはトンネルを抜け歩くのみ。 歩いてるうちに温まってきたのでソフトシェルを脱ぐ。 今までで一番怖い丸太橋登場。意外と高さがあるのに、踏み板が細く、途中から斜めになっている。 最近色々と丸太橋を渡ってきたような気がするが、これが最恐。 登山口に到着。 ここから北アルプス三大急登、ブナ立尾根が始まるよ〜… 水場に寄りたかったのにスルーする。 こっから先水場ないよ!って表示しか目に入りませんでした残念。 12番の表記が現地で、写真を見返すとなんとなくジワる。現地って。 登り始めから8番くらいまでが急登かなあ? 正直これ登ってる時は、ここもう二度と歩きたくねえなって思ってました。 白峰三山へのアプローチの奈良田からの登りはそんなに辛かった記憶がない(むしろ記憶から抜けている…?)だけに、今回長いなーつらいなーって感じでした。 12から数が減ってくんだけど、なかなかそれが減らねえの!減らねえのよ! まだかなー?まだなのかなー? まだなんだよ!!!なんだよ!! 雨だったが樹林帯だったのでそんなに雨は気にならなかった。 時折フードを脱いではまだ雨だ…を繰り返す。 何故か髪が絞れる程濡れる。度々絞る。 登りは腹が減るので飴とドライマンゴーを食べながら登る。 ハイドレーションは私と相性が良い。すごく便利。 ブナ立尾根だけで60gのドライマンゴーを食べきり絶望。 今回あんまり行動食持ってきてないんだけどなあ…と思ったが、パンを大量に持って来ていたので後々には問題ありませんでした。小さいあんぱん5個入りも持ってきてた。 足元ばっかり見てたせいか、2ヶ所ほど番号を見落として、気がついたら目の前に烏帽子小屋が現れました。 烏帽子小屋付近になると色づいてる葉もありテンションが上がった。 行者小屋の手ぬぐいを忘れたことにも気がついており、烏帽子小屋で手ぬぐいを買う。単純にかわいい。 そしてすごく悩んで忘れたボディシートも買う。が、封を切るのがもったいなく使わず。500円した。忘れるのが悪いのだ… 乗合タクシー組で一番乗りです。後から皆さん続々と来るかと。 と小屋の人に伝えたら、早いですね!言われる。 6:20 高瀬ダム発、9:50 烏帽子小屋着で3時間半だ。 コースタイムだと5時間20分。ヤマケイ登山地図だと6時間10分かかるとなっている。 なにが起こったんだろう。他の人の記録を見ても5時間半とかかかってる人たちが多かったので、時間がかかることを覚悟し粛々と歩いていたら速かったらしい。ペース上がらねえなと思ってたんだけどな… ブナ立尾根〜野口五郎小屋泊〜水晶岳へのピストンをしたという女性二人組と立ち話をする。 天気が悪いのは残念だが、天気が悪いからこそ雷鳥さんがいたよ!登山道歩いてたよ!と聞きテンションが上がる。 雷鳥さん楽しみです!行ってきます! と意気揚々と出発。雨ですが。 またペース上がらず粛々と歩く。 雨が弱い時に烏帽子小屋に着いたら食べようと思っていたくるみっ子みたいなバーを食べながら歩く。 途中座って、何度か山に連れて来たが食べなかったために粉々になってしまったカロリーメイトを食べる。最早粉。 流石カロリーメイト、腹に溜まる。 雷鳥さん3家族に出会う 最初に5匹居て引く。多い…とりあえず立ち止まって撮影 その後3匹に会う。 野口五郎小屋近くに2匹。 今まで会ったことなかったのにすごい。雨天は雷鳥フィーバーなのか。 雨だが、時折ガスが抜けて稜線が見える。 いつも稜線を歩くときは、 楽しい稜線歩き! と頭に浮かぶんだけど、実際別段楽しくないやんけ。と思う。 遮るものがない分雨に打たれるしかない。 ただ、ひたすらに登らされるとか、鬱蒼とした眺望ない樹林帯と比べたら歩きやすいし確かにいいものかもな、と思い直す。緩い道は大好きですよ… そんなこんなで野口五郎小屋に到着。 10:00に烏帽子小屋を発って、12:40に野口五郎小屋に到着。 2時間40分。コースタイムは3時間半くらい。 小屋の人にやはり早いですね!と言われる。そうなのか。 直ぐに受付をする。 小さな部屋を一人で使っていいですよと言われ、個室だ!と喜ぶ。 びしょ濡れなので乾燥室で着替えていいよ!と言われ有り難く着替えさせていただく。 私が着替え終わった頃に同じ乗合タクシーに乗った人が到着。 レインウェア、ザックカバーは入口に露が切れるまでかけさせてもらい、その後乾燥室へ。 途中シャツも絞れることに気がついたのでシャツは外で絞る。 この汁はなんだ?汗か?ボタボタ絞れる。 服は乾いたものに変わったが、頭だけはぐしょ濡れ。 寒いのでホットミルクを購入。 砂糖とチョコレートが2つ着いて来て感動。 合わせてねじり芋パンを2本食べる(もう少し可愛い名前だった気がするが覚えていない。 暇なのと寒いので布団を敷き14時頃から昼寝。 深夜バスだとやっぱり寝足りないよね。 16時頃まで寝る。起きてぼんやりする。テレビがついてて水戸黄門がやってることに驚く。 テレビって見れるもんなのか、小屋。 その後もずっとテレビを見る。天気予報も何度も見る。安倍さんが三選したとか、相撲も見る。 人と話したりしてるうちに二人が後から来て、私を入れて4人がその日の小屋泊組となった。 おじさん2人は信濃大町からタクシーに乗って7時過ぎごろ高瀬ダムに着いたそうだ。 16時過ぎ小屋到着なんだからそりゃあぐっしょりにもなるよね、と思った。 私もコースタイムでは15時頃到着だったはずなのよね…と思ったらぞっとしました。 荷が軽いのは正義… 17:30から夕食 ご飯のお供がたくさんいてお腹いっぱいに。 ご飯のお代わりありますよ!と言われるが、私はお代わりできず。。。 天ぷらもおいしかったし、フルーツがでてくるのがすごいなと思った。 明日の天気はどうだとか、どこへ行くだとかを話しました。 夕食後干してたものを取り込む。早く着いてたお陰で乾いていた! 食後寝ようと部屋に引っ込むが人恋しくなり食堂へ。 みんなでテレビ鑑賞タイム。 NHKのにっぽんトレッキング100で、雲ノ平をやると言うから見る。 日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平。 初夏の花盛りに是非行きたいなと思った…絶対素敵やん…てか素敵な映像でした。 今回の裏銀座、というか水晶岳行きたいなってのも情熱大陸見たからだし、我ながらミーハーかよと思う。 番組終了後20時になった為消灯。 昼寝もしてたのにぐっすり。 9月中ずっと天気が悪くお布団湿ってるかも?と心配してたが全くそんなことはなく、羽毛布団はふかふかでとってもよく寝られました! 小屋の旦那さんに寒かったら布団もう一枚使っていいからね、と言われる。 優しい…が、一枚で十分でした! そのまま5:30までぐっすり。 朝食できましたよ!と起こされる。 起きて3分で朝食。写真はない。名物?のハート型目玉焼きも出ました。 これもご飯のお供が多くお腹いっぱいに。 一度にたくさん食べられずすぐ腹が減るとは我ながら難儀な体質のようだ… 天気予報通り午前中は荒天。 ちょこちょこ外に様子を見に出るが、真っ白だし雨も昨日より強いし、出る気がなくなる。 何故乾いた服をまた濡らさねばならぬのか…それは嫌だ。 おはようにっぽんから、朝ドラ、チコちゃんに叱られるまでをみんなで仲良く見る。 まさか山で朝ドラを見る事になろうとはな… みんなでダラダラしていたら小屋の方にコーヒーとお菓子をご馳走になる。 なんという歓待… 烏帽子小屋から来たというご夫婦はべっしょりでした。 奥様の靴からじゃばーっと水が出てきていたよ… それを見ると尚更出たくなくなる。。。 本当は双六小屋に泊まる予定が、どんどん発つ時間が遅れているので三俣山荘にテント張る事にしました。 途中地図が濡れてる事に気付きみんなで干す。 烏帽子小屋に充電機器一式忘れたというおじさんに予備の充電コードを売る。 100均のだし…と値段を悩んで300円というお値打ち価格で売ってしまう。 ここは北アルプス深部…500円とっても誰も文句言わなかったのでは…? 8時に出たいが9時に出たいになり、10時には出なきゃ… 待ってる間にも腹が減るので用意しながらねじり芋パンを二本食べる。 私は午後から晴れるというので、それなら水晶岳にも行けるのでは!? ということで、10時になって意を決して発つ事に。 白いし雨も降っているが、そこまで酷くない。 野口五郎岳は真っ白。だが仕方なし。 歩いてるうちに、あれ?晴れてきた? 雨やんでる? と、レインウェア脱ぎ出したら、青空がちらり。 1時間程しか歩いていないのに、服は汗で若干濡れていた。昨日の汁はやはり汗? どんどんガスが引いてあっという間に晴れ!! なんだよー!晴れやがった!! と叫び、コンチクショウ!綺麗だなあ!と吠え 水晶岳まで突き進む。 そしてまた現れる雷鳥さん。 2家族2匹ずつでした。 めっちゃ近くにいるのに逃げない。 逃げて!私進めない! 素晴らしい稜線を眺めながら歩く。 朝の天気が嘘のよう。 水晶小屋が見え始めた頃、とうとう槍が姿を現した!! そしてちょっとして水晶小屋へ到着。 荷物を置いて水晶岳をすぐ目指す! 雨露が陽を受けてキラキラと宝石の様に煌く。 iPhoneじゃ撮れない!!こういう時一眼レフならば…!と思うがそこに金銭及び労力を費やす情熱はない。 誰か私に一眼レフくださいw 水晶岳までの道もキラキラと煌めいている。 石英が光っているのだろうか? テンションの上がる道。 25分程で山頂に到着。 いろんな人に山頂標識の写真を送りつける。 槍も雲ノ平も見える。 雲ノ平山荘も写ってるんだが、わかるだろうか? ああー雲ノ平行きたい〜歩いてきた稜線きれい〜天気素晴らしい!いいだろーと人に自慢したりして(電波入る)山頂でのひと時を過ごす。 あんまりゆっくりもしてられないので戻る。空身サイコー 水晶小屋でサイダー買ってあんぱんを食べる。 水晶って背中にでっかく書いてあるTシャツがずっとずうーっと気になってたが買わず。着る勇気はない。 トイレが土足でいいと書いてあったが、土足で入るのが忍びないほどの綺麗なトイレだった。ピカピカの床。 ちょうど同じ位に小屋を発った男性を追っかける形でスタート。 前の人速いなーと思うがジリジリ距離を詰め、鷲羽岳への分岐で抜かす。 速いと思う人を抜かすまでになったか…なんかこんな自分が少し嫌になる。どこに向かっているんだ。 水晶小屋から鷲羽岳山頂へはちょうど1時間程で到着。 気持ちのいい稜線歩きで、一ヶ所怖いところがあったけど気になるのはそこくらいだったかな。 ワリモ岳のザクザクした岩はちょっと怖かった。 鷲羽岳の山頂は広々としていて、鷲羽池と槍ヶ岳が一緒に見えたのが最高だった! 鷲羽池も綺麗!素晴らしかった!! ただ三俣山荘でテントを張らなきゃならないのでそんなに長居もできず、また早々に退散。 山頂から三俣山荘は見えるし、下り1時間もかからんやろ〜と思っていたが急坂でスピード上がらず、結局見えてるけどなかなか着かないやつでした。 空身のお姉さんは早く、羨ましかった… 15:30に三俣山荘着 情熱大陸で見た小屋、受付w なんだかとっても混雑してらっしゃる。早々に受付して退散。 展望食堂は15:00ラストオーダーだったのでアウト。 が、夕食後から20:30まで夜の部も利用できるという恵まれた環境。 ジビエ丼食べてみたかったなあ〜 次は是非利用してみたい。 私はテント張ってレトルトカレーを食べた。 マチのないレトルトカレーの袋だったのでパンを突っ込んで食べづらいことがわかる。ジャージにカレーを垂らす。ひどい。 そしてカレーはすぐに冷える。冬はダメだな。 腹が満ちないのでそのまま次は棒ラーメン。お湯なかなか沸かない…さっむい。出来たらテントに尻だけ突っ込んで外向いて食べる。さむい。温かいもの食べてもそんな温まらないよね! 寒いから食べたらすぐ寝る用意。 あっという間に陽が落ちた… 野口五郎小屋で快眠、しこたま寝てたので眠くない。が、寒い。 シュラフに包まってるのに段々と冷えてくる。寒い…お尻が寒い…! なんでお尻が寒い!?と思ったら、下はジャージ一枚だったから。 みんなね、ダウンパンツ履いてるんですよ。ダウンパンツ。 持ってないんですよ私。そりゃ寒いわよ。 尻冷え対策の為に仰向けになる。寝づらい。ゴロゴロとしてみるがどんどん足が冷える。 ホッカイロ持ってきてたんだ!投入だ!尻を暖める!! そしたら足もポカポカ。あっという間に入眠。ホッカイロすごい。 一度起きたので外を見るが月が満ちすぎて星があまり見えない…月明かりで歩けるくらい明るい。。。寝るしかない。 3:50にアラームで起きる。 が、後10分…をやる。そんなに慌てなくても大丈夫かな、なんて… 4:00に2回目のアラームが振動。 前の日の夜に水を入れておいたアルファ米と、沸かして水筒に入れておいたお湯で味噌汁を戻し食べる。 朝食はいつも仕方なしに摂取してる感がある。 もそもそ片付けてテント撤収。 トイレは小屋なので小屋まで行き、さあ出発だ! となったらもう5:30 空は明るい… 組んでた行程では4:00発、多分短縮できるだろうから5:00発にしようと思ってたのに、意外と時間食ってしまったなあ 1時間半まくれるかなあ?と思いながら出発。 三俣山荘からだと人が結構いる。 三俣蓮華岳のピークを踏み、丸山の稜線を歩く。霜柱が立っていてもう山はかなり寒いんだなとしみじみ思う。 水晶小屋ではもう雪が降ったそうだ。 稜線なので風が強い。 でも夏と同じようにロンT一枚で歩く。歩く人はほぼ上着着てた。 無事双六岳のピークも踏み、ここから激下りだ… 帰ってきてから彼氏に、 双六岳行ったのかあ、巻道からの景色の方が好き。 と言われ、そんなん言われてもね。と思う。次は巻道行くよお! 双六小屋も綺麗な小屋。 食事の提供があったので、悩みに悩んで山菜うどんとコーラを頼む。 頼んですぐに、これでは腹がタポタポだ!と気づくが遅し。水っ腹になる。 小屋のお姉さんが愛想いいし可愛いしよかった。 でーんと見える西鎌尾根がすごく魅力的で、このまま登ってしまいたいなと思った。しかし3日目にこのままデカイザック背負って西鎌尾根を通って槍に行く体力はない。こわいし、メットもないしね。とあっさり諦めがつく。 が、絶対行こうとは思った。 双六小屋のテント場は風が強く、テントが2つ程ひっくり返っていた。 風こえー 私の前を速いおじさんが歩いていて、追いつくかな?と思って頑張って結構追いかけていたが、おじさんは弓折分岐から笠ヶ岳方面に抜けてしまった…笠ヶ岳へ行くのね、流石…と勝手に思う。 おじさんへの距離を数m縮めたので良しとした。 相変わらず小屋は見えてからが長い現象に苛まれながら鏡平山荘を目指す。 昨日登ってた人は、鏡平山荘までざんざん降りで、心が折れたと言っていたし、鏡平山荘はかなり混雑していたそうだ。 双六小屋から1時間20分程で鏡平山荘に到着。 目の前に池のある綺麗な小屋。 手ぬぐいを購入する。 ただ私は1時間半の遅れを取り戻さなければならないので(別に取り戻す必要もなかったんだけど己への挑戦とした)、 はちみつ吸って出発。 練乳よりカロリー高いけど垂れるし、冬は固まってしまうからはちみつと練乳どっちがいいかなと考える。 鏡平山荘へも長かったけど、わさび平小屋までも長い長い下り。 双六小屋が2560mくらい、わさび平小屋は1400mくらい。 1100m程の激下り。そして距離7.8キロ… そりゃあ長い、そりゃあ長いよ… 石がゴロゴロしていて気を使うし、下りの方が集中力が必要分疲れる。 しんどい。下りに飽きる。 頑張って軽快に下っているのに全然着かない。全然だ。 渡渉箇所あり。前日はもう登山道も川のようだったと聞く。 1時間50分も下って漸くわさび平小屋に到着… コースタイムだと2時間半である。 冷やされた野菜とか、りんごオレンジに惹かれるが我慢 コーヒーフロート!いいな!と思うが我慢…さっさと温泉入りたい… 何故か会話しておじさんから食べかけのピュレグミをもらう。 喜んでもらってしまう。餌付けされやすい質。 後新穂高温泉まで1時間…! 頑張って行くぞー… 下りで足の小指が靴に当たりまくって痛む。 痛み過ぎてペースがあがらない。。。 泣き言を言いながら進む。 何とか新穂高温泉へ… 1時間半はきっちりぴったり取り戻した。 奥飛騨の湯にゆっくりつかる。 腹が減り過ぎて食堂に行くがなんともなラインナップ…仕方なくカルボナーラを食べる。 バスまでゆとりあったのでゆっくりする。 穂高センターで待ってたらバスはそこには止まらないとのこと。 もう少し上と言われ、もう少しってどれくらいよ!? となりながらバスを探す。 バスについたら残りの行動食を食い尽くす。 15:00発で新宿着22:00近かった… めっちゃ混んでたわ。。。 とりあえず最高の山行でした。 次は槍まで行きたいカモ。雲ノ平も行きたいな〜

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