2018 羊蹄山(真狩コース)

2018.09.23(日) 日帰り

活動データ

タイム

09:50

距離

14.1km

のぼり

1662m

くだり

1658m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 50
休憩時間
1 時間 17
距離
14.1 km
のぼり / くだり
1662 / 1658 m
5
5 11
3 32
5

活動詳細

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グループ山行で当初予定していた暑寒別岳のある留萌方面の天候が良くないということで急遽羊蹄山の山行に計画が変わる。 毎年1回は羊蹄に登るというAさんと羊蹄山初登山となるTさんと三人での山行だ。 札幌を出発したときは雨は降っていなかったが喜茂別あたりから雨がぽつぽつ降り出す。 6:30頃登山口となる真狩キャンプ場に到着する。 生憎の天気だが結構な登山者が来ている。小雨だが雨が降っているので少し様子見で車に待機する。 霧雨になったので雨具を装着して7:05登山口をスタートする。 ただでさえ樹林帯なのに加えガスがかかっているので暗い。 今日は全員はじめての面子、ベテランAさんが先頭でペースを作る。 不安だった羊蹄初のTさんもマラソンをやっているだけあって順調に上る。 2合目を過ぎ「えっ!もう3合目!!」と思ったら2合目半だった。 時々晴れ間が差し熱くなるのでウエアを脱いだり着たりの温度調整をやりながらの登山は面倒くさい。 偶数の合目で休憩をとりつつ黙々と高度を上げて行く。 6合目手前のトラバースで見下ろすが下界は雲の下だった。 6合目を過ぎたあたりから木々が低くなり紅葉などの広葉樹の色付きを愛でながら上る。 C1380m、山頂に向かって左手に鷹の爪のような岩峰を見つけ写真を撮る。 登山道の脇にツルリンドウの実を見つけ秋の訪れを感じる。 徐々に登山道は火山の体を成し8合目あたりからガレ場になってくる。 9合目を過ぎたあたりから又ガスが濃くなりガレ場から砂礫帯になって地味に上りづらい。 11:30外輪山に着くもガスで眺望も無し、お鉢も真っ白け。 風を用心してみんな脱いでいたウエアを羽織ってお鉢巡りをスタートする。 去年登った時は時間短縮の為、山頂から旧山小屋跡までの間が未踏で宿題になっていた。 岩稜帯の外輪山を進んで行くうちに少しづつだがガスの切れ間から青空が見えるようになる。 景色の乏しかったつまらない上りが続いていたので岩登りと青空でテンションが上がる。 同じ気持ちだったのだろうかTさんの表情も明るく楽しそうだ。 天気は雲は掛かっているが晴れに変わる。反時計回りから見る外輪山からの景色は去年見た景色と違い新鮮だった。 12:23山頂到着、山頂標識をバックに3人で記念撮影して休憩をとる。 休憩をとっているとき岩の間にちょこちょこ動くモノがいる。 良く見るとシマリスだった。シマリスはあっという間に岩陰に隠れてしまった。 Aさんがお湯を沸かしてコーヒーを振舞ってくれる。 只のインスタントコーヒーだが山で飲むコーヒーは旨い。 自分もお湯を沸かしてカップ麵で腹を満たし、束の間まったりする。 休憩の後13:00お鉢巡り再開。 途中三角点タッチ、スタート時には見えなかったお鉢もクッキリ見える。 13:35外輪山のスタート地点に戻る。外輪山に別れを告げ下山にかかる。 上りでは見えなかった斜面は紅葉が始まり草紅葉がきれいだった。 下山時はAさんに変わって自分が先頭を行く。 紅葉を愛でながら下る。6合目あたりに来ると雲も抜けてきて洞爺湖方面の景色が見える。 Aさんが山座同定してくれて、駒ケ岳や白鳥大橋も見えることを教えてくれる。 天候の所為だろうか上りはあまり会話も無く黙々と登ったが、下りは雑談しながら下る。 単独の登山の下山は長く感じるがグループ登山の下山は同じ距離でも短く感じる。 16:45登山口に到着した。湧き水公園で水を汲んでからまっかり温泉に向かう。 まっかり温泉の駐車場から見る羊蹄山は夕日に映え「お疲れ様」と今日の山行を労っている様に優しく感じた。 去年まで羊蹄山は自分にとって憧れの山だった。しかし去年登ってガッカリした。 それは自分が羊蹄山に対して過剰な思い入れをしてたからだ。 富士山を彷彿とさせる円錐形の山容にどこの山から見ても目立つ高さとスケール。 「この山に登ったらどんな景色が見えるんだろう」と楽しみにして登って見た景色が自分の想像した景色と違い回り一面田んぼや畑が広がっている単調な景色だった。 羊蹄山というビックマウンテンに登れたということで自分にとって次の山を目指す自信にはつながったが、悪い意味で期待を裏切られた山行だった。 なので今回もTさんの羊蹄初登山に付き合う程度であまり期待や感動は求めていなかったが外輪山のお鉢巡りや紅葉に色づく斜面、下山に眺めた洞爺湖の景色など思いの他楽しめた山行だった。 同じ山でも登るコースや時期、その時の天候などで色んな姿や感動を与えてくれることを改めて体感した。 まっかり温泉で汗を流し札幌に向かったのだが紅葉の季節だからか定山渓で約40分ほどの渋滞に合うというオマケもついた山行となった。

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