快晴の雪山だった金剛堂山(南砺市)

2016.01.31(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 32
休憩時間
1 時間 20
距離
10.0 km
のぼり / くだり
1096 / 1094 m
2
1 45
1 9
9
10
39
55

活動詳細

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【アクセス】  行きは除雪がしっかりしていることを期待して、少し遠回りですが国道160号線から旧庄川町経由で、帰りは国道471号線から国道472号線を経由し旧八尾町を経由しました。帰りは酷道と言われている通りすれ違いが出来ない林道のような国道です。積雪期は通りたくないですが、今日はきちんと除雪されていました。登山口は夏道のある栃谷登山口では無く、旧利賀スノーバレースキー場の駐車場から。トイレ、水場は無し。 【お天気】  晴 【感想/記録】  事前の天気予報では週末は今ひとつの予報天気でしたが、直前に昨日の土曜日午後から回復し、今日の日曜日は晴れて午後から雲って夜には崩れる予報となりました。昨年の3月に行ったときにはお天気が良かったものの、頂上ちょい手前で爆風で撤退した金剛堂山ですが、今回は冬季でのリベンジで行ってきました。  登山はスノーバレー利賀スキー場から川を渡った斜面から取り付き、急斜面を登って行きます。急坂を登るのですぐに暑くなったのでアウターを脱ぎ、今回は山頂までアウターを着ませんでした。今回は幸いトレースがあったので、これを追いながら登って行くと夏道に合流します。今年は雪が少ないためか昨年よりも藪や木の枝が目立ち、邪魔なこれらをかき分け、しばらく進むと片折岳を通過しここで休息してから尾根を進んで行きます。  昨年よりも雪は少ないためか、尾根の雪庇はあまり発達していませんでした。でもあまり端に寄りすぎて雪庇を踏み抜かないよう注意が必要です。昨年撤退した標高1450m付近に到着しても幸い風は穏やかで、山頂付近にも雪煙は見えませんでした。この辺から坂を登るのが苦しくなって休み休み進んで行きます。ようやく標高1538mの前金剛に到着。ここの祠はいつもならほぼ雪に隠れているようですが、今年は雪が少ないため、かなり上部が顔を出していました。時間があったので標高1560mの最高峰の中金剛にまで行きました。  この辺は樹林帯のはずですが、ハイマツの疎林帯のためか広い雪原が広がり、もっと標高の高い北アルプスに来たようです。想定外の青空のため雪原がまぶしく、日焼け止めクリームを持ってこなかったので日焼けが心配に。サングラスは必須でした。雪面はクラストしており最中(もなか)状態で、歩くたびにせんべいを割っているような音がしました。美しい青空の下、最高ピークの中金剛(標高1560m)に到着。残念ながら立山連峰や穂高連峰付近は雲が多く、薬師岳付近?が少し見える程度でしたが、白くなった白山がうっすらと見えていました。  頂上付近は強風が吹き荒れていることが多いようですが、今日は奇跡的に無風だったので、スノーシューを外して昼食を食べることにしました。しばらく撮影しながらマッタリしていると、微風が吹き始め身体が冷えてきましたので、アウターを着て下山することに。このころからお天気が少し雲が出てきましたが幸い、下山するまで大体晴模様でした。途中から雪が少し腐って柔らかくなり、踏み抜きも多くなりましたが。気温が高くなって樹林帯では風も吹かず、また暑くなったのでアウターを脱ぎましたが、最後は汗だくに。最後の急坂はスノーシューで降りるのが苦手でしたが、なんとかスキー場まで降りました。今回はトレースが有り雪面も比較的硬く締まって、ラッセルはなかったので行きは約3時間半、帰りは約2時間かかりました。 【注意点】  今日のウェアも前回の大品山と同様に半袖シャツ、長袖ハーフジップシャツ、ソフトシェルの上にアウターです。標高が低い樹林帯が晴れていると暑く、頂上付近はちょっと風があると寒くなりました。今回も汗を拭くタオルがあると便利です。 【コース状況】  夏道に合流するまでは急坂を直登しましたが、所々の木の枝に赤テープが設置してありました。設置位置が低いのでさらに雪が積もると見えなくなり、トレースが無いとルートが分かりづらいかもしれません。夏道に合流すると雪庇に注意しつつ尾根を進みます。積雪は1m程度でしたが、雪は締まっており、あまりラッセルはしなくてもすみました。

金剛堂山 営業を終えたスノーバレー利賀スキー場からスタート。中央の建物の裏から取り付きます。
営業を終えたスノーバレー利賀スキー場からスタート。中央の建物の裏から取り付きます。
金剛堂山 今日は「ウィンターポート II」にスノーシューで。
今日は「ウィンターポート II」にスノーシューで。
金剛堂山 急坂を進んで行きますが、藪や樹の枝が邪魔します。
急坂を進んで行きますが、藪や樹の枝が邪魔します。
金剛堂山 ようやく夏道に合流。
ようやく夏道に合流。
金剛堂山 標高1021mのピークだそうです。
標高1021mのピークだそうです。
金剛堂山 これから尾根を進んで行きます。
これから尾根を進んで行きます。
金剛堂山 ほぼ中間地点の片折岳に到着。
ほぼ中間地点の片折岳に到着。
金剛堂山 これから進む尾根とその先には金剛堂山。
これから進む尾根とその先には金剛堂山。
金剛堂山 お天気は快晴で良好。
お天気は快晴で良好。
金剛堂山 青空の下、美しい樹氷。
青空の下、美しい樹氷。
金剛堂山 積雪が少ないため雪庇はあまり発達していません。
積雪が少ないため雪庇はあまり発達していません。
金剛堂山 前回爆風で撤退を余儀なくされた、標高1450m付近に到着。
前回爆風で撤退を余儀なくされた、標高1450m付近に到着。
金剛堂山 富山県西部と石川県方面の山々。
富山県西部と石川県方面の山々。
金剛堂山 栃谷登山口から4kmを示す道標が顔を出していました。
栃谷登山口から4kmを示す道標が顔を出していました。
金剛堂山 山頂に近づいていきます。
山頂に近づいていきます。
金剛堂山 遠くの木々の樹氷が美しい。
遠くの木々の樹氷が美しい。
金剛堂山 尾根に沿って進んで行きます。
尾根に沿って進んで行きます。
金剛堂山 急登になりますがピークはもうすぐ。
急登になりますがピークはもうすぐ。
金剛堂山 疎林地帯のため雪原を進んで行きます。
疎林地帯のため雪原を進んで行きます。
金剛堂山 一等三角点のある前金剛(標高1,638m)に到着。祠が見えるぐらいに雪は少ないです。
一等三角点のある前金剛(標高1,638m)に到着。祠が見えるぐらいに雪は少ないです。
金剛堂山 続いて次のピーク中金剛を目指します。
続いて次のピーク中金剛を目指します。
金剛堂山 標高の高い北アルプスに来たみたい。
標高の高い北アルプスに来たみたい。
金剛堂山 雪面はクラストして最中(もなか)状態。歩くたびにバリバリと音がします。
雪面はクラストして最中(もなか)状態。歩くたびにバリバリと音がします。
金剛堂山 途中の石碑。雪面がクラストして光っています。
途中の石碑。雪面がクラストして光っています。
金剛堂山 標高1650mの中金剛に到着。
標高1650mの中金剛に到着。
金剛堂山 立山連峰は雲で見えず。右端のピークはたぶん富山県と岐阜県境にある奥金剛。
立山連峰は雲で見えず。右端のピークはたぶん富山県と岐阜県境にある奥金剛。
金剛堂山 振り返っての歩いてきた尾根。
振り返っての歩いてきた尾根。
金剛堂山 うっすらと白山が見えていました。
うっすらと白山が見えていました。
金剛堂山 岐阜県方向。雲が無ければ穂高連峰方面が見えたはず。
岐阜県方向。雲が無ければ穂高連峰方面が見えたはず。
金剛堂山 頂上の樹氷を撮影。
頂上の樹氷を撮影。
金剛堂山 雲が少し晴れてきて立山連峰が見えてきましたが、山座同定はできず。
雲が少し晴れてきて立山連峰が見えてきましたが、山座同定はできず。
金剛堂山 今日は山コーヒーラテ。
今日は山コーヒーラテ。
金剛堂山 立山連峰方面の雲が少し取れてきました。見えるのは、薬師岳かなぁ。
立山連峰方面の雲が少し取れてきました。見えるのは、薬師岳かなぁ。
金剛堂山 また奥金剛付近を撮影。
また奥金剛付近を撮影。
金剛堂山 去年の12月に行った白木峰。
去年の12月に行った白木峰。
金剛堂山 頂上でまったりしていたら寒くなったので下山します。
頂上でまったりしていたら寒くなったので下山します。
金剛堂山 前金剛に行きます。
前金剛に行きます。
金剛堂山 振り返っての中金剛方面。
振り返っての中金剛方面。
金剛堂山 晴天の下で雪原を歩くのは楽しいです。
晴天の下で雪原を歩くのは楽しいです。
金剛堂山 前金剛へのピークを目指します。
前金剛へのピークを目指します。
金剛堂山 樹氷地帯。
樹氷地帯。
金剛堂山 青と白のコントラストが美しい。
青と白のコントラストが美しい。
金剛堂山 金沢平野方面。
金沢平野方面。
金剛堂山 砺波平野方面。
砺波平野方面。
金剛堂山 遠くに海があるように見えますが、これは空気の境目かな。
遠くに海があるように見えますが、これは空気の境目かな。
金剛堂山 富山平野方面。
富山平野方面。
金剛堂山 尾根を下山していきます。
尾根を下山していきます。
金剛堂山 輝く樹氷。
輝く樹氷。
金剛堂山 これが最後の樹氷。
これが最後の樹氷。
金剛堂山 ドンドン下山して最後の難所の急坂に。
ドンドン下山して最後の難所の急坂に。
金剛堂山 スノーバレー利賀スキー場に帰ってきました。お疲れ様でした。
スノーバレー利賀スキー場に帰ってきました。お疲れ様でした。
金剛堂山 帰りの道路は昨年は除雪された3メートル近い雪の壁がありましたが、今年は1メートルもありません。
帰りの道路は昨年は除雪された3メートル近い雪の壁がありましたが、今年は1メートルもありません。

活動の装備

  • マウンテンハードウェア(Mountain Hardware)
    ダイアティッシマ35
  • フーディニ(HOUDINI)
    Fusion Gear Pants
  • オリンパス(OLYMPUS)
    OLYMPUS標準ズームレンズED12-40mmF2.8防塵防滴マイクロフォーサーズ用M.ZUIKOED12-40mmF2.8PRO
  • キーン(KEEN)
    メンズ WINTER PORT 2
  • その他(Other)
    モンベル(mont-bell)ジェットボイルZIP1824325ブラック
  • サーモス(THERMOS)
    山専用ステンレスボトル FFX-500
  • モンベル(mont-bell)
    GORE-TEX アルパインスパッツ
  • その他(Other)
    ATLAS(アトラス)アスペクト241831873ブルーフリー

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