活動データ
タイム
03:58
距離
9.2km
のぼり
1120m
くだり
944m
活動詳細
すべて見るそもそも最初は、大台ヶ原から日帰りで大杉谷を往復したというレポートを拝見したことでした。今もそうながら、当時はもっと無知だったので、そもそもそういうルートの存在に興味を持ちました。で、今年は秋に何回か連休もあるし、夏に洞川に泊まって泊まりトレッキングも果たしたので、次は大杉谷で山小屋デビューしようかと計画しました。あ、一時は大台からのピストンも考えたのですが、先のレポートでは下りで脚を痛めて必死で戻ったというのを読み、最初は素直に登り縦走ということに。 となると、次は桃の木小屋とエス・パールバスの予約なのですが、小屋はジャンボサイズなのでまあ大丈夫だろうとたかをくくり、バスが乗れればいいなと8月上司に問い合わせ。しかしこの時には私が最初でした。4人集まらないと催行されないので、まさかなあと思いつつ予約を入れたのですが、2週間前に確認のメールを送っても、まだ人数が足りないとのこと。翌週メールしますとのことでした。実はエス・パールのサイトには日付別の運行状況が記載されていたのですが、ようやくそのことに気付き、やはり人数不足と確認したのが木曜日(3日前)。こりゃ駄目だと予約状況を見ると、さらにショックなことに11月の連休は既に満員。今年は諦めろてかーと、プランBを考えまず。一時は伊勢参りに変更しようかと思うも、こうなりゃ大台まで車で行って、1泊ピストンすればどうやということで、ほとんど予定も荷作りもしました。ちょうど雲も少なそうなので、なんとか星を見て、御来光を見てから降りていって、桃の木小屋で一泊、翌日戻って、時間があれば西大台に行こうという計画です。 ところが、土曜日の仕事を終えて、京都の自宅に帰り、深夜の出発に備えてひと眠り、そこでふと運行状況を再確認したところ、運行決定の表記。今頃言うなよ、連絡もなかったのに、と思いつつ、初の大杉で無理な計画も避けたかったため、慌てて電話をかけて運行を確認し、再び縦走用に荷物を作り直し。兵装転換、再転換と、南雲艦隊のような慌ただしさでした(なんと不吉な)。 兵装転換の結果、出発は朝の7時でよくなり、ゆっくり眠って家を出ます。幸い重要な忘れ物はなし。近鉄特急で松阪、そこからJRの南紀1号で三瀬谷。バス乗り場の道の駅奥伊勢おおだいで軽食を済ませてバスに乗車。ただ、今日の乗車は結局3人でした。運転手によると、一度15人くらいになったのに、天気が悪いとか言ってキャンセルがたくさん出たそうな。でも、天気は凄く良かったのですが。 バス車内にも、ウェブにも、大杉谷は危ないし死人も出てるから気をつけろと書いてあり、途中三重県警の係の方?も、台風の被害と前日の雨の影響について念を押していかれました。気を引き締めて出発。とにかく鎖のある所は、少なくとも手を触れるようにしながら歩くよう心がけました(従ってトレッキンググローブは必携です)。実際滑りやすい岩もあちこちにありました。 宮川はとにかくきれいですし、名前のついていない滝にも目を奪われます。しかし、千尋の滝は息を飲むようだし、ニコニコ滝も豪快。この二つを見ただけでも今日来た甲斐があったかなと感じました。ただ、距離は大したことがないのにじわじわ体力が奪われていたようで、平等グラを過ぎたあたりからなかなか足が進まなくなり、大台からのピストンはやめておいて正解だったかなと。 なんとか桃の木小屋まで辿り着き、せっかく日が差している間にと七ツ釜滝を見に行って初日の予定終了。なんだか余談の方が多いレポですね。 桃の木小屋:桃ノ木小屋泊。素泊まり5500円、2食付き9000円。弁当1000円。風呂あり(石鹸・シャンプーは使えません)。 このレポートはヤマレコのミラーです。 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1594346.html 【もう一回行くならどうするか?】 正直、また行きたいです。やみつきになります。同行ご希望の方は声をかけて下さい。 シーズンですが、秋ならもう少し後、あるいは新緑の頃に再訪したいです。コースとしては、堂倉から大台ヶ原の間は登るだけで、結構しんどいです。大杉の最大の魅力は堂倉よりも下になります。となると、同行者の希望により、同様に登り切るのか、どこかまででピストンするのかという選択です。それから交通手段が問題になります。電車とバスは、やはり楽です。疲れて眠気に襲われる心配はありません。その一方で制約が多いです。ですので、その辺を勘定に入れてどちらを選ぶかです。バス利用の場合は、日帰りは意味がありません(見ている暇が全くありません)。従って、どこかで泊まります。登り切るのなら、今回と同じ路程になるでしょう。ピストンするのなら、バス到着から粟谷小屋まで到達するのはかなり厳しいかと思います。従って宿泊は桃の木小屋一択になります。どうしても初日はそのまま桃の木まで歩いて宿泊し、翌日早めに出発して、どこまで遡れるか(バスの時間は1210です)の判断でしょう。あまり欲張ると足元が疎かになって転倒する恐れがあります。一方、自動車で行った場合は時間的な余裕ができます。頑張れば堂倉または光の滝までのピストンも可能ですし、粟谷または桃の木で宿泊すれば余裕を持った行動が可能でしょう。ただし、帰りの運転に気をつける必要があります。
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