活動データ
タイム
18:04
距離
27.6km
のぼり
3198m
くだり
3192m
チェックポイント
活動詳細
すべて見るリフレッシュのために取得した8連休。 出だしは旦那さんとの南アルプス北部の山行が晴天で大当たり。満足の山行きでした。 そして次にこの長い連休を今年は日数がないといけない山に充てるつもりでいて、それが深くて大きな山域、南アルプス南部というわけです。 しかーし‼️天気予報は無情にも雨マークズラリ。 そして台風までお目見えしている。 そんな中、1日だけ天気予報が良さそうな日がある。それは28日の金曜日。 全日程晴れは無理だけど、樹林帯歩きは雨でも良しとして、晴れの日を稜線歩きに充てれば素晴らしい山行きができるのでは?と考えてみる。 行程は、 26日 移動日として椹島まで入り前泊 27日 千枚小屋まで上がり小屋泊 28日 千枚岳⇨丸山⇨悪沢岳⇨中岳、前岳⇨荒川小屋経由⇨赤石岳⇨赤石岳避難小屋泊 29日 椹島まで大倉尾根で下山 としてみた。最終日の下りが長いが標高差2000メートルの下りならまあ、大丈夫な範囲だ。 26日。甲府から畑薙第一ダムまで。車で4時間以上の移動はしんどい。贅沢に前泊することにする。 バスは乗車時に3000円支払います。そのチケットを東海フォレスト系列の山小屋に泊まるときに見せると宿泊代金から3000円引いてくれます。あとは山中でまた東海フォレストの小屋に泊まり、そのレシートをレストハウスで見せれば帰りのバスに乗れます。テント泊は対象外だそうです。 椹島ロッジは派手さはないけれど至れり尽くせりの施設。ゆっくりと移動の疲れを癒すことができた。 27日。天気予報は台風の進路とその猛烈な勢力を繰り返し伝えている。29日の下山日の天候が気になるが、旦那さん含め方々よりアドバイスいただき、29日は午後から風雨が強まるだろうとの事で、午前中下山してくれば問題なさそう。予定通り千枚小屋をめざす。 ずっと急登が続くかと覚悟していたけれど程よく休める道のつき方で5時間40分程で小屋に着くことができた。 千枚小屋はとても綺麗な小屋。ゆっくりと過ごすことができた。寝具はコールマンの封筒型シュラフが2つと毛布。シュラフ1つは開いて掛け布団にしました。夕食後には素泊まり小屋の裏からガスが抜けた赤石岳が悠然と聳えていて素晴らしかった。 28日。好天を期待して日の出を千枚岳で見ることにする。お弁当を食べてパワーチャージ🌟 朝一番の登りは辛いけれど、頑張って登る。 とても寒い。フリースの上に、冬の低山で着るような冬用の上着を重ねて丁度良いくらい。 千枚岳からは、美しい日の出とモルゲンロートに染まる山々を眺め、先へ急ぐ。岩場の急な下りなどちょっと怖‼️と思うような道もあったけれど、だんだんと慣れてきて、落ち着いて歩けた。ここのところ転ぶのが特に怖くて、怯んでしまうことがあるのだ。自分に落ち着け、大丈夫だ、と声をかけながら進む。 悪沢岳手前は岩ゴロゴロの道。晴れていて良かった😅悪沢岳も素晴らしい眺め。しかし寒くてゆっくりしていられない。鬼の下りを行き、中岳とのコルへ出た。そこからはまた激登り😅 しかし登ってしまえば中岳、前岳はすんなり登頂。 そこから荒川小屋へ激鬼下り。400メートルも下がるの〜😱しかもザレてて急だし。 ここで補給して赤石岳へ。大聖寺平までは少しは登るけれど美しくて気持ちの良いトラバース道。足が軽やかに進む。時折振り返って山々の美しさを心に刻み目に焼き付ける。 小赤石岳に続く稜線に上がるまでがキツかったが、小赤石岳まで行くと目の前に赤石岳がそびえ、ようやくここまで来られたという高揚感に浸る。 赤石岳山頂まで登りきると、ガスが少しわき、富士山がほとんど見えない。でも残念だとは思わなかった。とても満足。 赤石岳避難小屋にえらく早く着いてしまったので、展望ベンチで休憩。 その後は小屋の中で皆さんと談笑。 小屋番の榎田さんはとても優しい声のダンディーなお父様。人柄もとても優しい。こちらも癒される思い。そしてちえこさんは忙しく何かをされている事が多いけれど、リクエストに応えてハーモニカを聞かせてくださった。とても素敵な音色で涙が自然と溢れてしまった。自分の生きてきた人生の色々な思いが溢れでてくるような音だった。 素晴らしい夕景も見え、満足の一日が終了。 29日。朝から小雨が降っており、ガス。 暗いうちにはトイレの方向もわからなくなりそうなくらい。 悪天候に向かうその一瞬、稀に素晴らしい朝焼けが見られることがあるんだそうだが、この日「窓」は開かなかったようだ。 食事して支度して、富士見平までは危ないから気を付けていきなさいねと榎田さんに声をかけられ、 慎重に下山するとお返事して小屋を後にした。 別れが辛かった。もっと小屋にいたかった。絶景を見ながら沢山お話したかったですね。 今年のこの、異常気象は何なのだろうか。 残念な年でしたが、私は素晴らしい日にこの山域に来られたと思っています。幸せでした。 富士見平までは言われた通り急なところあり、滑りやすいところありで、おちたらサヨナラコースの道。風があまり無いのが幸い。 赤石小屋までコースタイム通り歩を進めたが、そこから先が意外とスルスルと進み、あれ?10:30のバス、乗れちゃう?と言うわけで、天候も崩れていく中少しでも早く椹島から脱出したく急ぐ。 結果4時間強で下山し、バスに滑り込みセーフ🚌 しかしそのバス、30分くらい走ったらパンク😱 一同雨降る中バスの外へ。 運転手さんがタイヤ交換をしていると代替のバスがやって来てお乗り換え😅悪路の林道なのでそんなこともあります。 逆に宿泊施設を利用すれば送迎が実質無料というのは良心的です。歩いて椹島まで入るのはとても大変ですから。 そんなわけで30分遅れで畑薙第一ダムの臨時駐車場に帰着。3泊4日の山旅、無事終了です😊
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