活動データ
タイム
04:42
距離
8.3km
のぼり
618m
くだり
617m
活動詳細
すべて見る道具リストが以前のように任意の道具を登録できるようになったのですね。 運営の方、ありがとうございます! 2016年2月6日(土)黒斑山・蛇骨岳に日帰りで行ってきました。 車坂峠登山口から山頂ピストンです。 【コースタイム】 車坂峠登山口―槍ヶ鞘(1時間15分)―中ルート・表ルート分岐(5分)―トーミの頭(7分)―黒斑山山頂(27分)ー蛇骨岳(34分) 蛇骨岳―黒斑山(32分)―トーミの頭(15分)―中ルート・表ルート分岐(10分)―車坂峠登山口(43分) 登り 2:28分 下り 1:40分 合計 4時間8分(休憩時間除く) 【危険箇所など】 ○岩場も鎖場もなく全体的には安全な行程です。 ただ、地図上には危険箇所のマークが2箇所(いずれも黒斑山から蛇骨岳の間)付いていました。 この地点は、やや道幅が狭く、片側が急斜面になっています。普通に通過すれば問題ない箇所ですが、冬季は登山道の凍結や、アイゼンを引っ掛けたりするなどの転倒のリスクが増しますので、慎重に通過しましょう。 また、現在、浅間山は噴火警戒レベルが2に設定されており、立ち入りが制限されている区域があります。 登山口入口に案内板が設置されていますので、立ち入り禁止区域には入らないようにしましょう。 【駐車場など】 高峰高原ホテルの隣にある「高峰高原ビジターセンター 」の駐車場を利用しました。(24H 無料 30台くらい) ビジターセンターは冬季は閉鎖していますが、駐車場は1年を通して開放されており、除雪もされています。 ただ、トイレはビジターセンター内にあるので利用できません。 また、隣接する高峰高原ホテルの駐車場も利用できる、とのことでしたが、基本的に宿泊者用とのことでしたので、今回はパスしました。 4:27 高峰高原ビジターセンター駐車場に到着 ビジターセンター直前のチェリーパークラインに入ると、路面が部分的に凍結しており、ビジターセンター前の道路は完全なアイスバーンになっていました。 冬用タイヤは必須です。 駐車場に付いた時点では私含め車は3台。夜が明けても7~8台くらいで、かなりの空きがありました。 冬山登山の定番、と聞いていたのにあまり人気がないのか?と思っていたら、昼ごろにはほぼ満車になっていました。 黒斑山だけを登頂するならそれほど時間がかからないので、出だしが遅い方が多いみたいです。 7:07 車坂峠登山口から登山開始 登山口は、駐車場から車道に出て、2,30mほど坂を登ったところにあります。高峰高原ホテルの丁度真正面です。 登山口には噴火警戒レベルの表記と、立ち入りが制限されている区域を記した案内板があります。 以前は浅間山双峰の前掛山まで登れたのですが、先般の噴火以降は立ち入りが禁止されています。 駐車場は除雪されているとはいえ、圧し固められた雪がアイスバーン状になっており、登山道へ向かう道もガチガチに凍結していました。 今思えば、駐車場からアイゼンを着けてもよかったかもしれません。 今年は雪が少ない、と兼ねてから言われていましたが、1月下旬ごろからの急な冷え込みを受け、登山道入口から雪はしっかり積もっていました。 ただ、少なくとも蛇骨岳まではトレースがしっかり着いており、一応用意したワカンの出番はなし。12本爪アイゼンのみで大丈夫でした。多分、軽アイゼンでもよいと思います。 スタートは中コースと表コースの2ルートが選べます。 ざっくり言えば中コースはほぼ全ルート樹林帯の近道、表コースは遠回りだけど稜線沿いを通るので眺めがよい道、といったところです。距離の差は300m、所要時間は標準コースタイムで10分の差です。 また、表コースは稜線沿いなので風の影響を受けやすく、中ルートは樹林帯なのでその逆、ということになります。 行きは表コース、帰りは中コースを通るルートが人気、とのことで私もこのルートを通りました。 表コースの出だしはなだらかな登りの樹林帯。 登山口入口に結構な積雪があったので、いきなりワカンの出番か?と身構えたものの、U字溝のように雪が掘られて綺麗な道が出来上がっていました。 この道上の雪は柔らかすぎず、凍結もしておらずアイゼンの爪が程よく刺さる丁度良い固さです。 ツボ足でも大丈夫ですが、先々傾斜がやや急な箇所もありますので、軽アイゼンでもつけておけばとても楽に歩けます。 私は、槍ヶ鞘まではツボ足で登りました。 登り始めて間もなく、傾斜は徐々にきつくなり、登り始めて10分くらいで結構な急登になります。 雪が程よく踏み固められ、凍結もしていなかったので、キックステップでいけました。 長い急登を登りきると、傾斜は一段落し、しばらく平坦な道になります。 表コースはほぼ樹林帯なのですが、ところどころ木々が途切れて開けた場所があり、とてもよい眺望が得られます。 ただ、眺望は基本背中側になるので、一心不乱に登り続けていると見逃してしまうかもしれません。 序盤の登りは結構傾斜がきつくて長い箇所が多いので、息を整えつつ、景色を楽しむとよいかもしれません。 次の拠点、槍ヶ鞘まではこのような急登と平坦な道が交互に続く道になります。 上に行くほど傾斜はキツく、登りも長くなりますが、トーミの頭まで登ってしまえば後は稜線歩きになりますので、ここは踏ん張りどころです。 また、樹林帯の木は上の方に行くと背が低くなり、登山道に枝がせりだしているところがあちこちにあります。 冬季は枝にずっしりと雪がつもって、今にも落っこちてきそうなくらい垂れ下がっていますので、あまり勢い良く枝を振り払うと、雪の塊が落っこちてきます。 気温が高い時などは特に注意が必要です。 8:22 槍ヶ鞘に到着 すぐ目の前にはトーミの頭があるのですが、トーミの頭に至るには、U字に急な下りと登りを経なければなりません。 遠めには物凄い急傾斜に見え、正直、ちょっとビビリましたが、いざ取り付いてみるとそれなりに急ではありますが、それほどでもありません。 私はここで12本爪アイゼンを付けましたが、軽アイゼンでも付けていれば楽に登り降りできます。ツボ足で登っておられる方もいました。 また、槍ヶ鞘の少し手前には噴石避けのシェルターがありますので、休憩やアイゼンの装着などはここでやるとよいでしょう。 槍ヶ鞘の坂を下りきったところには、中ルートとの合流点があります。 下りに中ルートを使う場合は、槍ヶ鞘の急な登り返しを通ることなく下山できます。 8:34 トーミの頭に到着 急坂を登りきると、トーミの頭です。 ここは開けた岩地の広場になっており、黒斑山を前にここで休憩している登山者をちらほらみかけました。 ここは浅間山を眺める絶好のロケーション!・・のはずなんですが、残念ながらこの日は濃いガスに覆われて何もみえず・・残念。 ちなみに、トーミの頭と黒斑山の標高差は約2,300と2,400mで約100m。ここ以降は稜線歩きになりますので、キツい傾斜はもうありません。 距離も時間にして30分ほどです。 稜線上は風が強いんだろうか・・と心配していましたが、稜線上も木に覆われており、黒斑山まではほぼ無風でした。 眺望がないのは残念ですが、この時期、風の心配をしなくてよいのはとてもありがたい。 また、トーミの頭から60m先に草滑りを経由し、湯の平へ降りていく分岐路があります。 ほとんどの方は黒斑山に進んでいましたが、湯の平方面にもうっすらとトレースが付いていました。 9:01 黒斑山に到着 トーミの頭から、背の低い樹林帯の緩やかな登り道を進み、黒斑山に到着です。 登山口から約2時間かかりました。 山頂は周囲が木に覆われており、それほど広くはありません。十数名くらいのスペースでしょうか。 浅間山側は視界が開けており、晴れていれば美しい山容が見られる・・はずなのですが、この日はガスで眺望はゼロ。 ただ、木に覆われているお陰で風はほぼ無く、ゆっくりと休むことができます。 山頂にはすでに3名の方がいましたが、皆さんはここで下山されていきました。 私も、当初は黒斑山までの予定だったのですが、この先の蛇骨岳へ続く道のトレースがはっきり付いていましたので、蛇骨岳まで行ってみることにしました。 蛇骨岳までの稜線は、引き続き樹林帯歩きになります。 黒斑山と蛇骨岳の標高差は40mくらい。距離も時間にして30分弱と、楽な道のりです。 ところどころ、急傾斜に面した箇所があり、地図上にも危険箇所のマークが付いています。 高度感はそれほどなく、トレースもしっかり付いていたので、普通に歩いていれば何も問題ない道ではありますが、冬季はスリップやアイゼンを引っ掛けての転倒など、よりリスクが増しますので、慎重に通過しましょう。 9:35 蛇骨岳に到着 登山口から約1時間30分、蛇骨岳に到着です。 山頂は黒斑山より広く、二十名分くらいのスペースがあります。 木もなく、視界は360度開けています。・・・ガスで何も見えませんでしたが(泣) ただ、木がない分、風の影響をもろに受けますので、風の強い日は、山頂に出る前の樹林帯で防寒・防風装備を装備した方がよいでしょう。 私が着いた時は一人だけでしたが、この後、3名の方が来られました。 皆さん、この先の仙人岳、Jバンドまで行かれるとのことでした。 ガスが晴れないかなーと、山頂で30分ほど待機していましたが、全くその気配がなさそうなので、後ろ髪を引かれる思いで下山することにしました。 9:57 下山開始 帰りの黒斑山山頂には7,8名の方がおり、その後も十数名の登山者とすれ違いました。 皆さん黒斑山までだったのでしょうか。登頂に時間がかからないせいもあり、遅い時間に登ってこられる方も結構いるようです。 10:57 中ルート・表ルート分岐到着 トーミの頭の急登を下り、帰りは中ルートを通ります。 中ルートは、行きに通った表ルートよりも距離は短いものの、傾斜が急なルートです。 登り返しはありませんが、表ルートと違って眺望は皆無。ひたすら樹林帯の中を下り続けるルートです。 トレースは表コース同様はっきりしており、とても歩きやすくはあるのですが、ルート中盤はかなりの急傾斜が長く続きます。 距離が短いとはいえ、登りで使うにはかなりキツそうです。 逆に、下りで使えば結構な時間短縮ができます。 眺望は皆無ですが、時間最優先の方にはやはり下りで中ルートを使うのがよさそうです。 11:40 車坂下登山口に到着 蛇骨岳から1時間40分、黒斑山からは1時間10分で下山です。 全行程雪の中でしたが、難しい箇所もなく、トレースもしっかり付いており、評判どおり、雪山入門としてとても良い山だと思います。 雪山には様々なリスクがありますが、やはり雪の中ならではの眺望や登頂したときの達成感は夏山とはまた違うものがあります。 これから雪山デビューしたい!・・でも、どこに行ったらいいか分からない・・という方や、私のように、雪山に行きたい!・・でも、あんましおっかない所はイヤ(笑)!という方にはオススメの山です。
活動の装備
- その他(Other)アコンガクア バロリーチェ60L
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ベルグテックEX・ストームセイバーVレインスーツ
- ミズノ(MIZUNO)ミズノ ブレスサーモ ウィンドストッパージャケット
- モンベル(mont-bell)サウスリム パンツ Men's
- モンベル(mont-bell)スーパーメリノウール M.W. ハイネックシャツ Men's
- その他(Other)VAXPOT VA-1202
- ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)バッドランドキャップ
- その他(Other)TAROWORKS 3Dヒートロック
- モンベル(mont-bell)ウインドブラスト パンツ
- ブラックダイヤモンド(Black Diamond)12本爪アイゼン セラック ストラップタイプ
- キャラバン(caravan)キャラバンC1-02
- モンベル(mont-bell)EXライト ダウン
- モンベル(mont-bell)GORE-TEX ライトスパッツ ロング
- その他(Other)EXPONENT アルミ製 トレッキングポール
- キャラバン(caravan)Caravan(キャラバン)シムレスグローブ
- その他(Other)VAXPOT(バックスポット) トレッキンググローブ
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