慰霊登山。規制解除最終日に御嶽山・剣ヶ峰に登拝。

噴火から４年。 あの日は、子供達の運動会の日だった。 もし子供達の運動会がなければ、行っていたかもしれない・・・。 ２年前、摩利支天まで登り、手が届きそうな剣ヶ峰方面に向かって手を合わせた。 そして、今回４年ぶりに期間限定だが剣ヶ峰への登山が許された。 規制解除の日、遺族の方達が山頂に立った。 その模様をテレビのニュースで見た。 慣れない登山をしてでも息子の亡くなった場所に行きたいというお母さんだった。 その場所に行って、私も手を合わせた。 山頂は大混雑していた。 大渋滞にあいながら何とか１１時前に二の池分岐を越えた。 渋滞の列も少しずつ進み、新しく避難シェルターができたところに着いた。 そして、破壊された山頂小屋を見た瞬間に、涙が溢れて止まらなくなった。 山頂では、慰霊碑に手を合わせた。 二の池新館でご飯を食べて、下山した。 二の池は灰に埋まり、池とは言い難い姿に変わっていた。 しかし、摩利支天方面の眺めはそれは素晴らしい眺めだった。 御嶽山、山頂は雄大で美しい。 しかし、そこには、悲しみが埋まっている。 人々の記憶はやがて薄れていくが、忘れないでいたい。 合掌。