活動データ
タイム
11:45
距離
25.6km
のぼり
1734m
くだり
2254m
活動詳細
すべて見る●前書き 関西のマッターホルンと言われる高見山を登る計画を立てていたら三峰山も気になった。 どちらも日本三百名山であり、関西百名山でもある。 そしてその間に尾根が連なっており縦走出来ないか。調べてみると縦走した人は結構居り、そんなに危険はなさそうだ。 これはぜひ行きたい。でも、田中陽希さんは何故この2つを分けて登ったのか、縦走する方が楽なのではないだろうか?ずっと考えていた。 問題はアクセスだ。高見山だけだったらバスで行けるが縦走となると時間的に無理、車で行くか。 立てた計画は、三峰山の登山口に自転車をデポし波瀬の地域振興局に車を置いてそこから舟戸の集落を通り、高見山の登山口経由で高見山に登る。これは田中陽希さんが高見山から下山されたルートに当たる。そして縦走ののちデポした登山口に降り自転車で車を置いた地域振興局に降りてくる。完璧だ!! 計画しているうちに高見山からの日の出が見たくなってきた。高見山に5時50分に着けば天気が良ければ見られる。 前日の夜バルコニーから空を見ると雲が少ない、これは行けるぞ。 ●後書き 9時に就寝し1時半に起きて車に自転車積んで出発。調子よく進み波瀬の地域振興局を通り過ぎた時に空を見るとキラキラの星空、最高。 しかし、調子よかったのはそこまで。 自転車をデポする登山口のだいぶ手前で通行禁止となっており、工事現場までは開けて通って良いと書いてある。取り敢えず行ってみるがやはり2キロ程行ったら通行止めとなっていた。仕方なく先ほどの通行止めまで戻りそこに自転車をデポ。 そんなこんなで波瀬の地域振興局に来た時にはそこから歩いてでは日の出に間に合わない時間となっていた。 早く帰り着けば高見山の登山口までなんとかなるだろうと車で高見山の登山口に行ってしまった。 なんという事でしょう、ガスガスです。 それでも用意をしてヘッデン着けて出発。登り始めからガスで道が見えない。慎重に進んでいくと段々と踏み跡が濃くなっていき、踏み跡だのみで進んで行きます。そしてなんとか頂上に到着、すると雲海の景色が広がっていた。やったこれは日の出見られるか、日曜日に届いたアクションカメラをセットしタイムラプス映像初挑戦。ワクワクしてまっていると、なんという事でしょう、雲海が上がってくるでは無いですか。日の出の時間には雲に覆われてしまいました。日頃のおこないですね。 気を取り直して出発。 登山靴を買い換えたのは先日の日記で報告しましたが、リュックも買い換えました。 20Lから30Lに。肩だけでしょっていたのを腰70%肩30%の配分で背負えるようになりました。 そして今日は一眼レフも突っ込みリュックは12キロくらいになり私にとっては重い。 尾根を上り下り繰り返しているとペースが落ちて見る見る体力がなくなっていきます。 靴とリュックを替えて筋肉の使う部分が変ったこともあると思いますが、とにかくこのコース登り切ったらハイ下れ!!下り切ったらハイ登れ!!平坦で体を休められない、まるでスパルタ野球部のコーチみたいで、予定タイムからどんどん遅くなっていく。立てた予定が悪かったかな。 こんなコースで途中はほとんど景色は有りません、田中陽希さんが縦走しなかったのはこれかな。 三峰山の登山口に降りた時点で3時を廻っていた、そして自転車はもっと下にデポされている。 途中で月出の中央構造線を見学。仕事上地震に係っており中央構造線には興味がありましたが、疲れでほとんど頭廻っていません。 そしてデポした自転車で波瀬の地域振興局へ。 その少し手前で「虹の泉」へ、ところが残念なことに閉まっていた。 そして波瀬の地域振興局に到着、当然車は有りません。 自転車を置いて歩いて車を取りに行くか。自転車でまわり道して車まで行くか、レモンスカッシュ買って飲みながら考えていると軽トラのおじさんがやってきた。 「すいません、高見山の登山口まで旧国道は通ってますか?」 実は朝に登山口まではナビが奈良側の道を指定したので従いました、なので三重側がどうか解らなかったのです。 地図を見ながら「ここから旧国道に入ったら途中で通行止めやで、人も通れんわ」 「えっそうなんですか、参ったな」 「高見トンネル手前から入ったら行けるけど」 「それでは仕方ないですねそっちで行きます」 「えっ、今からその自転車で登山口まで行くんかい?ずっと登りやで2時間は掛かるわ」 「2時間ですかクネクネ遠廻りしてますからね」 「暗なるで、何しに行くんやな」 「車をおいてあるので」 「しゃーないな、送ったろ」 神様でした。 軽トラの荷台に自転車とリュックを乗せて登山口まで。 その途中色々お話を。熊は木に爪痕とか有るから居てるのは確実だが今まで見たことは無いらしい。高見山については三重側の人達は別に思い入れは無いが、奈良側の人達には霊峰として見てるらしく頂上の高角神社も奈良側の人達が建てたらしい。 あの疲れた足で登山口まで歩いてたらきつかった、本当に助かりました。 帰りに大宇陀温泉あきののゆに入り、ラーメン食べて帰りました。 今日は計画が悪かった、体力もやっぱり思っているほど無い、運も悪かった。 しかし、高見山の雲海、八方平のそよかぜ気持ちよかった。 「虹の泉」について 陶芸作家の東健次氏が1978年から制作し続けていた大作がある。 私は1989年から毎年のように訪れ、新しく加わった作品等を楽しみにしていた。私が作った陶板も3つ程イリスの壁に貼られています。 訪れる度に東さんと楽しい会話をさせていただき、「ヨーロッパの泉は権力の象徴で、ここでは自分の思い通りに泉を造りたい」と笑いながら話されていたのを思い出す。 しかし、5年前にこの泉を完成することなく東さんは逝かれてしまった。 35年もこの作品以外の仕事をせず、半生をこの泉の製作のみに没頭された凄まじい人生を送られた方です。 その後虹の泉を奥様が管理されており、2年ぶりに状況を見てみたいと訪れたのですが残念ながら閉っていました。 以前撮った写真を少しアップしておきます。
動画
活動の装備
- カシオ(CASIO)WSD-F10
- その他(Other)トレッキングポールブラックミドルグリップ付き男性向けKTAC-M120PI
- モンベル(mont-bell)コンバーチブル1/2パンツ Men
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