活動データ
タイム
07:58
距離
18.6km
のぼり
693m
くだり
2157m
活動詳細
すべて見る大満足の百名山2座を踏破した2日目、最終日は初日に行けなかった三俣蓮華岳、双六岳を登ってから新穂高へ帰ります。 今日も4時前に起床、全てをパッキングし、持ってきたアンパンで軽く朝ご飯、5時頃ヘッデンを点けて出発します。今日もいい天気、稜線の向こうが輝いています。昨日と違ってザックが重いですがゆっくり標高を上げ、三俣山荘から一時間もかからず三俣蓮華岳まで上がりました。誰もおらず独占状態。写真を撮っていると日の出を迎えました。ラッキー。三俣蓮華岳の山頂も思った以上に展望が良く、360度パノラマです。もう大満足。朝日で燃える登山道や山頂を満喫して次は双六岳を目指します。 双六岳までの稜線はそれなりにアップダウンがありますが、天気も良くルンルン気分で進みます。昨日登った鷲羽岳や6月に行った黒部五郎岳、そして今日も見守ってくれてるヤリホの姿は歩を進めると見える角度が変わり、また違った表情を楽しみます。 中道との分岐を越え、双六台地への急登をエッチラ登れば双六岳山頂に到着。懐かしい乗鞍岳や御嶽が雲海の向こうに現れ、この瞬間を満喫します。写真を撮って次はフォトジェニックな双六台地へ進みます。予習していても、実際に自分の目でその場に立ってみると感動はひとしお。草紅葉のだだっ広い台地の向こうに微笑む槍サマ。シアワセを噛みしめながら歩きます。 この辺りからすれ違う登山者が多くなってきます。皆さんの表情がツラそうながらも嬉しそうです。山荘から双六岳ピストンなのか、軽装の方もいらっしゃいました。台地から下りる時が来ました。登山道は這松の中からやがて岩ゴロに変わり、激下ります。中道や巻き道ルートと合流してもまだ、道のりは遠く、我慢を重ねてようやく双六小屋に到着。今日登った2つのピークのバッジを買おうとしましたが、三俣蓮華岳のはありませんでした。双六岳バッジを買っておやつでパワーチャージして、次は弓折乗越を目標に進みます。 初日がガスだったので今日はどうやっても初日よりイイ事しかありません。双六小屋から見下ろすテン場とその前の双六池、その向こうに見える笠ヶ岳などの山並みはピカイチで、振り返ると青空をバックに双六小屋と樅沢岳、双六岳の稜線のV字がまた感動モノでした。道はやがて東へ巻いていき、稜線に乗るとくろゆりベンチ、花見平と細かいアップダウンを繰り返しながら進みます。初日の辛いだけの道のりが、今日はどこを見てもどこまでも山並みの連なるステキな天空散歩道となりました。 弓折乗越からの眺めもステキでした。鏡平のあの存在感は何でしょうか。笹の緑が紅葉と良いコントラストで美しい。そして、それをここから堪能出来る今日のお天気。クドいですが何を見てもカンドーします。乗越からまたひとしきり下って鏡平山荘到着。まずはザックを置いて、上から見て期待していた最後のお楽しみ、鏡池を見に行きます。鏡の様にピッカリとはいきませんでしたが、ガスがかかってなく、槍が池の上に見えてるだけで大満足です。 そして、山荘でお昼にします。かき揚げが揚げたてと言うことで、限定10食のかき揚げうどんを頂きました。昨日の脱水気味を反省してドリンクも一本飲みながら完食するとお腹があり得ないほど一杯になりました。まあ、水分ですが。 山荘を後にして、後は体力筋力勝負のイッキ下りです。熊のおどり場、シシウドヶ原、イタドリヶ原、チボ岩、秩父沢とどんどん標高を下げていきます。ひ、膝が。おまけにお尻も時々呻いてます。秩父沢で膝を宥め透かし、小池新道登山口までようやく戻ってきました。ふぅ~よく頑張った。歩きやすかった小池新道に感謝しながら登山口を後にして足裏の痛みに耐えながらわさび平小屋へ。ここで隠し持っていた必殺のペラペラなズックに履き替え、トマトとキュウリで失ったミネラルを補って残り一時間弱の林道を歩き通しました。 今回は1日目の我慢を乗り越えて、2日目、3日目と素晴らしいお天気の中で絶景に見守られながらお山歩きができ、台風襲来のお陰で気温も朝晩以外は秋と思えない暖かさの中でやりたいことを全てやりきれた、大満足の山行になりました。
メンバー
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