センブリの様子を見に一ノ峯、ニノ峯へ

まだ早いかな、と思いつつも秋晴れに誘われてでかけてみることにした。 熊本地震で震度7だった集落を通らないと登山口へ行けない。2年半ぶりの一の峯だ。益城町はボランティア活動で様子がわかっていたが、西原村は初めて通る。真新しい家が何軒か見られ、擁壁工事も行われていた。農業用ため池がひどく損壊し水が引けず農家の人たちの苦労は計り知れない。山はどうなっているのだろう。 地震後、外輪壁では何か所も無残に崩落しており、阿蘇根子岳の天狗岩も大きく崩れているのを見ているので、慎重に登っていこう。 いつもの草原風景を見てほっとする。草丈が少し高い気がする。途中のセンブリを見つけることができるかな。 さっそく一輪みつけることができた。2年間会えなかったよ。しばし立ち止まる。 しかし、８合目ぐらいまでには３輪しか見つけることができなかった。いずれも白花だ。でも一ノ峯、二ノ峯ともに頂上近くの高さではかなり見ることができた。もう少し遅いほうが多いのかもしれない。ムラサキセンブリは一輪だけ咲いていた。紫も白も本当にきれいだ。 今はマツムシソウとハバヤマボクチが花盛りだ。こちらのほうは十分に楽しむことができた。 地震で亀裂があった個所はわずかで特に危険個所はなかった。 今日もそよ風が気持ちいい秋晴れの一日だった。