活動データ
タイム
08:34
距離
6.3km
のぼり
1684m
くだり
330m
活動詳細
すべて見る久しぶりの快晴となった週末。 7日、8日は地域のお祭りと運動会に出労して、晴れた空と山を遠く眺めつつのため息。 もうここしかないと決めて、9日から11日の3日間、 今年の最終目標だった「北岳から塩見岳までの南アルプス縦走」を決行しました。 出発直前のてんくらも3日目の午後がC判定なだけとなり、ほっとひと安心。 当初の計画は、農鳥岳も周って熊の平小屋で1泊する余裕の3泊4日を考えたのだけれど、 9月下旬で熊の平小屋は閉じられてしまったので、北岳から一気に塩見岳まで向かうCT10時間超の縦走に挑戦することにしました。 1日目:芦安駐車場〜広河原登山口〜大樺沢ルート〜左俣コース〜北岳〜北岳山荘泊 2日目:北岳山荘〜間ノ岳〜三峰岳〜熊の平小屋〜北荒川岳〜塩見岳〜塩見小屋泊 3日目:塩見小屋〜本谷山〜三伏山〜鳥倉登山口 例によって膨大な写真と文章、おまけに3日間それぞれのレポ。お暇ができたらご覧ください。m(_ _)m 【北岳〜塩見岳 南アルプス縦走 1日目】 (芦安駐車場から大樺沢二俣分岐点まで) 朝2:00に起床、3:00に出発して中央道を走り韮崎ICで下車。芦安駐車場に5:00過ぎに到着。 乗合タクシーの始発5:30の3台目に乗車。広河原インフォメーションセンターに6:15に到着する。 センターでトイレを借り、登山届を提出。途中で買い足した食料などをザックに詰めなおして出発が6:45となる。時間かかり過ぎ💦 野呂川に架かる吊り橋では正面青空の中、ドドーンと北岳🏔が現れテンションと期待が否応無く上がる。 気持ちのいい高原散策のようなコースで、すぐに白峰御池分岐点に到着する。 ここからは基本大樺沢の左岸を進んで行く、王道の大樺沢ルートに向かう。 (大樺沢ルートは、毎年台風や大雨の度に増水や崩壊を起こし、その度に復旧作業が迅速に行われている。 整備の皆さんには本当に感謝いたします。なので、大雨などの後は必ず登山道情報の確認が必須のルートです。) 途中、左岸崩壊の迂回ルートへ右岸へ渡り、しばらくダケカンバなどの林を進む。 紅葉🍁もまだ少し残っていて楽しめた。ありがたや。 再び左岸へ渡り返して鬱蒼としたダケカンバの林を抜けると、一気に視界が開けた。 大樺沢は川幅も谷幅も広く(谷というよりカールに近い)、正面に北岳を望める美しいコース。 あと2週間早く、9月下旬だったらもっと美しい🍁が観れたかともうと残念だけれど、 これはこれで美しく、満足満足。 川沿いのルートを緩やかに登って行くと二俣分岐に着いた。 二俣分岐には登り下りの登山者が10人程。バイオトイレもある。(協力金200円) 登ってきた登山者の7割が肩の小屋を目指す右俣ルートへ向かって行った。 北岳バットレスを見たい自分は、今回は左俣ルートへと向かう。 (二俣〜八本歯のコル〜池山吊尾根分岐〜北岳山頂) 二俣分岐からしばらく川沿いを進むと、段々と傾斜がきつくなり、岩が大きくなって岩登りに近くなってくる。 登るほどに目当ての北岳バットレスが眼前に大迫力で迫ってくる。見応え充分、&キツさも充分。💦 八本歯沢の源頭に進んでほどなく、沢筋を離れ、いよいよ急登が始まる。 ここからはジグザグと、進めども登れどもまだまだ続くハシゴ地獄。いや天国か・・・。 眺望のいいことを理由に立ち止まっては進むパターン。。。 禍々しい八本歯が間近になったと思うと、ようやく八本歯のコルに着いた。 八本歯の先の池山尾根ルートもなかなか魅力的なルートに見えた。 コルから最後のハシゴを上がると、岩&石の急登のガレ場が広がった。 浮石に注意しながらヒイヒイ登って、北岳山荘への平坦なトラバースルートをちょっとうらやましげに思いつつ、 さらにヒイヒイとガレ場を登って、やっと池山吊尾根分岐に到着。 視界が一気に広がり、中央アルプスと伊那谷が見えた。不覚にも💧が・・・あな恥ずかし。 再びジグザグとガレ場の急登をエッサホイサと登る。 キツイけれど、仙丈ヶ岳をはじめ周囲の眺望の良さに気分は一新してワクワク登る。 尾根直下の細いトラバースを抜けると、北岳山頂に着いた。 思うに、近づけば近づくほどに遠く感じた北岳山頂。恐るべしなり。 山頂はしばらく独り占め。 360°の眺望(実際は東側は雲ばかり)をたっぷり楽しんで、ゆっくり昼ごはん。🍙 お腹も景色も満腹になったので、山荘に向けて下山を開始。 (北岳山頂〜北岳山荘〜夕焼けタイム) 池山吊尾根まではピストンバック。 そこからは尾根筋の西側斜面をトラバースする感じで斜めに下りて行く。 仙丈ヶ岳から続く仙塩尾根を確認しながら(魅かれるなぁ)、ルンルンと歩く。 山荘到着は15:15。チェックインを済ませ着替えてあたりの散策へ。 夕焼けタイムは最高の展開、夜の星空も(天の川&火星がキレイだった)雲ひとつなかった。 たださすがに夕方以降外気は一気に冷たくなって行き、風も吹き始めていた。 北岳山荘は、10人以下なら予約は不要。11月上旬(4日)まで営業予定。 乾燥室も調理室もある少し大きめの小屋です。バッジはあるけど売店の品数は少ないかな。 宿泊者は水ももらい放題で、ハイドレーションもしっかり補給させていただいた。 夕食は少し遅めの18;00、朝食も遅めの5:20。 で、問題が発覚。 明日は早朝朝食前4:00に出発して中白根山か間ノ岳でご来光を計画していたのだが、 お弁当も5:20に渡すことになるという。(越百小屋では前の晩に渡されたのでそういうものと思っていた) かといって朝食をいただいていては更に遅くなるので、迷った挙句、お弁当をいただいてすぐ出発することにした。 これで明日の予定が全て1時間以上おすことになる。。。大丈夫か・・・(この決断、体が疲れていたのね) 早い時間に塩見岳に連絡を入れよう。 夕食を済ませお腹いっぱいになると、消灯の前に眠りに引っ張られていった。 決してなめてはいなかったが、さすがNo.2の北岳。 登りごたえのある山だった。こたえは達成感や眺望だけではないような気がする。 自分の中に何かがある。 さあ、明日はいよいよ塩見岳まで10時間超えの縦走。楽しみでもあり、不安でもある。 北岳〜塩見岳 南アルプス縦走②へつづく・・・いつになるやら m(_ _)m
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