転落  三嶽・小金ヶ嶽

2018.10.14(日) 日帰り

活動データ

タイム

06:05

距離

8.4km

のぼり

871m

くだり

895m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
6 時間 5
休憩時間
1 時間 38
距離
8.4 km
のぼり / くだり
871 / 895 m

活動詳細

すべて見る

この山へは何年か前にいつものメンバーで来たことがあります。修験の山ということで、鎖場や岩場があって、その時は右のすねを負傷したことを覚えております。今回はそれ以上に危険なめに遭ってしまいました。 今回は総勢9名。篠山口まで電車に乗り、そこからタクシーに分乗して、三嶽登山口で降りました。 いつもは私が殿を務めるのですが、今日は先頭を行けとのこと。いつも独りで登るときのペースを守り、時折後ろを振り向いて、ちゃんと付いてきてくれているか気を遣いました。三嶽頂上まではあまりわかりにくい箇所や難所もなく、よいペースで進みました。 先日「日本100名山」でガイドの方が仰っていたのですが、上りの時は上に上げた足を踵から着地させる、下りは下に踏み出す足をつま先から着地させるということです。私は、怖がりということかなと思うのですが、下りが遅いし、苦手なのです。踵で着地して、へっぴり腰なんですね。それがつま先から着地するように心がけると、スイスイ下ることができました。三嶽から大たわまでは、そんな感じであっという間に下ることができたような感じがしました。 大たわにはフォレストアドベンチャー丹波ささやまというのがあって、とても楽しそうな施設です。サイトを見ると、日本最大のアドベンチャーコースということで、いつか息子を連れて来たいなと思いました。 小金ヶ嶽は、岩場あり、鎖場ありの難所です。このあたりはかつては修験道場で、室町期は吉野の大峰山を凌ぐ勢いだったそうです。それが、吉野の僧兵が大挙して押しかけ焼き討ちをかけられ、衰退してしまったとのことです。何年か前に来たときは、右の臑を岩にぶつけ負傷したのですが、今回は何とか無事にクリアして、下山の徒に向かいました。 小金ヶ嶽から小金口までの道はやや荒れ気味でわかりにくいです。頂上付近は岩場も下らねばなりません。先頭を行く者としては気を遣います。それらを無事にクリアし、あと500メートルくらいで小金口という所で事故は起こりました。 つま先着地で快調に下っていたのです。80cm位ある、平らで安定している岩でした。それに着地したときに、岩が土から剥がれました。自分には土に根付いて安定している岩が土から剥がれたように感じたのです。ゆっくりとゴロリと岩が動きました。私はバランスを崩し、不運なことにその先に谷の沢が待っていたのです。2m足らずくらいだったでしょうか。頭から沢に突っ込みました。幸い水の量は多くなく、深さは30cm程度。とりあえず体制を立て直し仰向けになり、状況を確認しました。骨折などのひどい怪我はしていない感じ、でも右の靴は脱げてどこかに行ってしまっている、全身はびしょ濡れ。仲間に助けていただき、何とか上陸しました。右顎、右腕、右手首、右臑が打撲、少し出血しています。前回同様、また右臑をやってしまった(^_^;) 驚いたのはトレッキングポールが折れていたことです。右靴も脱げていたし、かなりの衝撃だったのでしょうね。よくまあ、この程度で済んだことだと思います。崖だったら、下が岩だったら、ゴロリと動いた岩が上から落ちてきていたら・・・。大変なことになっていた、場合によっては命がなかったかもしれません、 ソロで登山するにあたり、随分と遭難に関わる本を読んで勉強しました。それなりの装備も揃えました。今回も滑ったり、躓いたりということには十分注意していたつもりです。でも、安定していると思った足場の岩が動いてしまうとは・・・。 私はこのメンバーにいろいろと教わってきました。最初は雨具も持たずに参加して、雨に打たれたところから始まっています。ひどい目、えらい目に遭う度に対策を立ててきました。でも、本当に何があるかわからない、どんなリスクが潜んでいるかわからない。そうならないように備えをしないといけないと思うと共に、どれだけ備えをしても、やはり何が起こるかわからない。だから、取り返しの付かないことが起こったときのことも考えておかねばと思いました。

活動の装備

  • その他(Other)
    ヒトココ

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。