岩場の三ツ岳経由で北横岳へ

2016.02.21(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 45
休憩時間
37
距離
9.8 km
のぼり / くだり
844 / 854 m
1 36
14
4
9
31
13
30

活動詳細

すべて見る

【アクセス】  松本市から長野道と中央道を利用し、諏訪ICで降りて茅野市からビーナスラインを経由してピラタス蓼科ロープウェイの駐車場へ。料金は無料。 【お天気】  晴れ 【感想/記録】  北八ヶ岳スノーフェスティバルに行くため、朝5時半に自宅を出発し9時過ぎには到着。しかし、使っているカーナビが古いためか本来の駐車場では無く、スキー場をはさんで反対側に誘導されてしまいました。一応狭いながらも駐車場がありましたが、正規の駐車場へ行き直したところ、到着は9時半近くになり、大きな駐車場はほぼ埋まっていましたが、なんとか手前の方に駐車できました。  スノーフェスティバルのプログラムは色々とありましたが、事前の天気予報では悪天候の予報だったので、参加は見送る方針で事前予約はしませんでした。が、前日の天気予報ではまずまずの天気に変更となったので、富山から遠かったのですが、思いきって雪山テント設営講習に参加してみました。  雪山テント設営講習の講師はモチヅキの方で、取り扱っているMSRの製品を中心に、4シーズンテントを使って設営方法や、寒さ対策のマット、スノーソーを利用した風対策の雪ブロック等の設置等説明がありました。それなりに参考にはなりましたが、無料のためか雪山テント設営のサワリといった感じでした。スノーフェスティバルでは登山用品メーカーのアウトレットセールも行われており、何も買いませんでしたが、欲しい商品がちょうどあるとお買い得だったかもしれません。  北八ヶ岳に来るのは初めてでしたが、ロープウェイを使うと山頂付近まであっと言う間に到着しそうだったので、登山道を歩いて山頂駅まで行く事にしました。登山道は雨が降って溶けた雪が再凍結したようで、最初は氷ったツルツルのところと岩の部分があり、徐々に氷の部分が増えていきましたので、12本爪のアイゼンを装着しました。前爪のある12本爪のアイゼンは、露出している岩がある登山道は歩きづらいですね。軽アイゼンやチェーンアイゼンの方が歩きやすかったと思います。  お天気は最初はちょっと雲がありましたが、幸い晴れ間が徐々に広がり、樹林帯は風が時折ちょっと吹く程度で暑いくらいでした。スキー場を横切ると登山道は氷から雪になって歩きやすくなりました。歩き始めたのが11時半過ぎと遅かったので、樹林帯の途中で昼食を食べてロープウェイの頂上駅に到着。  頂上駅からは坪庭を通って北横岳にはすぐに到着と思っていたら、いつの間にか最短コースから外れて天池峠に到着。引き返すのも面倒なので雨池山、三ツ岳を通っていけば少し遠回りだけど、大した距離でも無さそうだし、ちょうど良い時間に北横岳にサクッと到着するだろうと、軽い気分でしたがこれが大間違いでした。  雨池山までは途中結構な急登が続き、ピッケルを使いたいくらいでした。北八ヶ岳はなだらかな山容でハイキング気分で行けると勝手に思い込んで、事前にリサーチもしませんでした。雨池山は途中に展望台がありましたが、頂上からは樹に阻まれて眺望はありませんでした。雨池山から激下りするとまた急登となり、三ツ岳は聞いてないよぉーの岩稜帯で、苦手なアイゼンでの岩場歩きとなりました。最初のクサリ場はなんともなかったのですが、途中落ちると這い上がれないような、岩と岩との深い隙間があり、トレースも薄くてルートがやや不明瞭でした。ガスっていたりするとヤバかったかも。最後の核心部はほとんど垂直に近く足場が狭い鎖付きの岩場で、アイゼンを引っかけないように注意してなんとか下降しましたが、もうクタクタでした。  岩稜帯を過ぎるとようやく普通に歩ける登山道となり、なんとか北横岳へ行く分岐点に到着し、北横岳ヒュッテを過ぎて山頂手前の急登を登って山頂に到着。北横岳の山頂は南峰と北峰がありましたが、快晴に近くどちらからも南八ヶ岳や中央アルプス、蓼科山等の素晴らしい眺望に恵まれました。しかし、天気予報通り晴れていても風が強く寒くて時間もあまりなかったので、早々に下山しました。  山頂からは急坂を下りますので、下山時はポールを出してロープウェイ山頂駅まで一気に下りました。予定外の雨池山と三ツ岳を経由して時間が押し、もう4時近かったので帰りはロープウェイを利用して一気に下山しました。初めての山は事前にしっかりと予習して危険箇所を頭に入れておくべきでしたね。 【注意点と反省点等】  三ツ岳は鎖のある岩稜帯を通過しますが、アイゼンで岩場の歩行に慣れていない方はかなり危険ですので、立ち入らない方が良いと思います。 【コース状況】  ロープウェイ山頂駅までは比較的穏やかな傾斜ですが、雨が降って再凍結した雪が氷化し、標高の低い登山道は氷っており、アイゼンが必須です。三ツ岳の岩稜帯は氷った岩場を通過しますので、アイゼンを岩やパンツに引っかけたりしないように注意が必要です。

八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ピラタス蓼科スノーリゾートです。
ピラタス蓼科スノーリゾートです。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北八ヶ岳スノーフェス開催中。
北八ヶ岳スノーフェス開催中。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 山と溪谷社、出版営業部の社員ヤーマン登場。愛嬌を振りまいています。
山と溪谷社、出版営業部の社員ヤーマン登場。愛嬌を振りまいています。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 雪山テント設営講習です。
雪山テント設営講習です。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 駐車場から登山スタート。
駐車場から登山スタート。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 氷化した登山道が続くため、すぐに12本爪のアイゼンを装着。
氷化した登山道が続くため、すぐに12本爪のアイゼンを装着。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 氷の登山道が続きます。
氷の登山道が続きます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 途中にはスキー場を横切りますので、スキーヤーとぶつからないように。
途中にはスキー場を横切りますので、スキーヤーとぶつからないように。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) スキー場を過ぎると雪道となりました。
スキー場を過ぎると雪道となりました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 青い空に赤いロープウェイが良く映えます。
青い空に赤いロープウェイが良く映えます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) お天気は晴れていますね。
お天気は晴れていますね。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ロープウェイ頂上駅に到着。
ロープウェイ頂上駅に到着。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 標高2,240mの頂上駅から北横岳を目指します。
標高2,240mの頂上駅から北横岳を目指します。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) が、何故か縞枯山荘に到着。
が、何故か縞枯山荘に到着。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北横岳を目指し雨池山に行きます。
北横岳を目指し雨池山に行きます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 太陽が眩しいくらい晴れています。
太陽が眩しいくらい晴れています。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 雨池山の展望台だっと思います。樹氷もきれいです。
雨池山の展望台だっと思います。樹氷もきれいです。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 雨池山は眺望がありませんでした。
雨池山は眺望がありませんでした。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 雨池山と三ツ岳の鞍部。
雨池山と三ツ岳の鞍部。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) また急登が続きます。
また急登が続きます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ岳I峰に到着。この辺はまだ平和だったかも。
三ツ岳I峰に到着。この辺はまだ平和だったかも。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 振り返ると遠くには南八ヶ岳が見えました。
振り返ると遠くには南八ヶ岳が見えました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ岳II峰と三ツ岳III峰なんでしょうね。
三ツ岳II峰と三ツ岳III峰なんでしょうね。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) この辺はトレースが薄くて歩く場所がよく分かりませんでした。
この辺はトレースが薄くて歩く場所がよく分かりませんでした。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ岳I峰と三ツ岳II峰の鞍部だと思います。
三ツ岳I峰と三ツ岳II峰の鞍部だと思います。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ岳II峰を目指します。
三ツ岳II峰を目指します。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 佐久市の方向でしょうか。
佐久市の方向でしょうか。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 岩稜帯を進んで行きます。
岩稜帯を進んで行きます。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 途中には岩のモニュメントもあり。
途中には岩のモニュメントもあり。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ岳II峰に到着。
三ツ岳II峰に到着。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 青空と岩と雪が美しいですが、アイゼンでの岩稜帯はもう勘弁して。
青空と岩と雪が美しいですが、アイゼンでの岩稜帯はもう勘弁して。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) なんとか三ツ岳III峰に到着。
なんとか三ツ岳III峰に到着。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 核心部の鎖付きの岩場。ほぼ垂直で足場も少ないです。
核心部の鎖付きの岩場。ほぼ垂直で足場も少ないです。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ岳III峰を振り返るとこんな感じです。
三ツ岳III峰を振り返るとこんな感じです。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ようやく平和な世界に戻りました。
ようやく平和な世界に戻りました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北横岳と三ツ岳との分岐点。
北横岳と三ツ岳との分岐点。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北横岳ヒュッテに到着。
北横岳ヒュッテに到着。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北横岳南峰にようやく到着。
北横岳南峰にようやく到着。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 雄大な風景が広がります。
雄大な風景が広がります。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 美しい南八ヶ岳。
美しい南八ヶ岳。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 南アルプスや中央アルプス方向。
南アルプスや中央アルプス方向。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北横岳北峰に到着。
北横岳北峰に到着。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 蓼科山。
蓼科山。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 樹氷と南八ヶ岳も絵になますね。
樹氷と南八ヶ岳も絵になますね。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 樹氷が美しい。
樹氷が美しい。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 青空と樹氷を撮影。
青空と樹氷を撮影。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 樹氷と南八ヶ岳をまた撮影。
樹氷と南八ヶ岳をまた撮影。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 樹氷も撮影。
樹氷も撮影。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 風が強く寒いので下山します。
風が強く寒いので下山します。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 三ツ岳は岩場で危険と最初に言ってよ。
三ツ岳は岩場で危険と最初に言ってよ。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ロープウェイ頂上駅が見えてきました。
ロープウェイ頂上駅が見えてきました。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 縞枯山かな。
縞枯山かな。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 通ってきた雨池山かな。
通ってきた雨池山かな。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北横岳から三ツ岳かな。
北横岳から三ツ岳かな。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) ロープウェイ頂上駅まで戻ってきました。向かって左へ行くと北横岳に迷う事無く行けたと思います。
ロープウェイ頂上駅まで戻ってきました。向かって左へ行くと北横岳に迷う事無く行けたと思います。
八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳) 北八ヶ岳ロープウェイで下山します。お疲れ様でした。
北八ヶ岳ロープウェイで下山します。お疲れ様でした。

活動の装備

  • オリンパス(OLYMPUS)
    M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
  • その他(Other)
    ポールワーズ POLA EXTREAM DF ジャケット
  • サロモン(SALOMON)
    BRILLIANT PANT UNION BLUE
  • マムート(MAMMUT)
    Spindrift Guide45
  • モンベル(mont-bell)
    LXF-12アイゼン
  • サーモス(THERMOS)
    山専用ステンレスボトル FFX-500
  • モンベル(mont-bell)
    アルパインクルーザー 3000

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。