活動データ
タイム
33:00
距離
0m
のぼり
0m
くだり
0m
活動詳細
すべて見る備忘録・2013年沢登り編 エサオマントッタベツ川遡行~エサオマントッタベツ岳へ 2013/09/21 (土)~2013/09/22 (日) 稜線1泊 HYML仲間2名パーティ 何度も狙っていた山だが、3度目の正直で登頂を果たす。 過去2度は、悪天候に阻まれ、撤退していた。 エサオマントッタベツ川本流第6号砂防ダム付近から登山開始。 この山は、割と登りやすい沢なのだが、入渓してから稜線まで6時間超えという 長時間の遡行をせねばならない体力勝負の山だ。 川底の滑が次々と現れ、底まで透き通っている。 そして、オショロコマがかなりみられる。 それだけ綺麗な水だと言える。 入渓して間もなく、北東カールが遥か遠くに見えている。 順調に遡行するも、ここで大誤算、いつもなら無いはずの雪渓があるではないか・・・ それも半端無いくらいの大雪渓。 この雪渓のトンネルをくぐらねば、先へと進まない。 なにしろ、両側が崖で高巻きができる状況ではなかった。 何とか雪渓を潜り抜けたが、長さが半端ではなかった。 距離にして、約100mはあったのではないだろうか。 真っ暗な中、しかも腰までの水量の多い沢の中を、歩くのである。 生きた心地ではなかった。 多分、過去の雪渓では、三本の指に入る大雪渓のトンネルだった。 その後この沢唯一の滝は左岸側を直登・・・ あとで、分かったが、しっかり巻き道があった。 後の祭りだったが、無事岩を登る。 そしてc1350から、いよいよ長さ300mの長大で急な滑滝の始まりで、幸い水量が少なく 乾いた岩を選び時に両手を使って慎重に高度を上げる。 そして、雪渓が残る北東カールに着く。 そしていよいよ稜線まで標高差300m以上を登るカールバンドが待ち受けている。 見る限り垂直な屏風に囲まれてるようで首が痛くなる高さである。 深く切れ込んだキレットが2箇所並んでいるがエサオマン寄りに登るとかなり危険だ。 今回はやや左手側の最短で登れるガレた岸壁から登った。 かなり難易度が高かったが、何とか稜線に飛び出た。 稜線は強風さながら、ガスが混じってきて、急いでテント場を探す。 少しエサオマン側を歩いて、その場所でテント泊して、テントが飛ぶのではと思うくらいの中、無事に一夜を明ける。 翌日早朝は、快晴無風の雲海ショーだった。 そんな中を、エサオマントッタベツ岳を目指して稜線を登る。 至福のひと時・・・ 大絶景に感無量・・・ 無事山頂を踏むが、もちろん奥深いこの山には山頂標識なるものは無い。 その後は、時間との戦いで、一目散に駆けるようにそして、且つ慎重に下山。 夕方前には登山口に無事着いた。 その後、山トイレデーのPR活動をしてから帰路に付く。 久々に日高らしい山を歩くことができた。 おしまい・・・ この山は、誰にでも登れるというほどの山ではありません。 沢登りと岩登りの経験が無いと厳しいです。 素人だけで登ることはお勧めいたしません。 追記・・・ 現在、この山へ向かう林道は崩壊していて、車は走れないようです。 益々遥かなる山となってしまいました。 YAMAP奇跡はありません、あしからず。
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