中日高・エサオマントッタベツ岳

2013.09.21(土) 2 DAYS

活動詳細

すべて見る

備忘録・2013年沢登り編 エサオマントッタベツ川遡行~エサオマントッタベツ岳へ 2013/09/21 (土)~2013/09/22 (日) 稜線1泊 HYML仲間2名パーティ 何度も狙っていた山だが、3度目の正直で登頂を果たす。 過去2度は、悪天候に阻まれ、撤退していた。 エサオマントッタベツ川本流第6号砂防ダム付近から登山開始。 この山は、割と登りやすい沢なのだが、入渓してから稜線まで6時間超えという 長時間の遡行をせねばならない体力勝負の山だ。 川底の滑が次々と現れ、底まで透き通っている。 そして、オショロコマがかなりみられる。 それだけ綺麗な水だと言える。 入渓して間もなく、北東カールが遥か遠くに見えている。 順調に遡行するも、ここで大誤算、いつもなら無いはずの雪渓があるではないか・・・ それも半端無いくらいの大雪渓。 この雪渓のトンネルをくぐらねば、先へと進まない。 なにしろ、両側が崖で高巻きができる状況ではなかった。 何とか雪渓を潜り抜けたが、長さが半端ではなかった。 距離にして、約100mはあったのではないだろうか。 真っ暗な中、しかも腰までの水量の多い沢の中を、歩くのである。 生きた心地ではなかった。 多分、過去の雪渓では、三本の指に入る大雪渓のトンネルだった。 その後この沢唯一の滝は左岸側を直登・・・ あとで、分かったが、しっかり巻き道があった。 後の祭りだったが、無事岩を登る。 そしてc1350から、いよいよ長さ300mの長大で急な滑滝の始まりで、幸い水量が少なく 乾いた岩を選び時に両手を使って慎重に高度を上げる。 そして、雪渓が残る北東カールに着く。 そしていよいよ稜線まで標高差300m以上を登るカールバンドが待ち受けている。 見る限り垂直な屏風に囲まれてるようで首が痛くなる高さである。 深く切れ込んだキレットが2箇所並んでいるがエサオマン寄りに登るとかなり危険だ。 今回はやや左手側の最短で登れるガレた岸壁から登った。 かなり難易度が高かったが、何とか稜線に飛び出た。 稜線は強風さながら、ガスが混じってきて、急いでテント場を探す。 少しエサオマン側を歩いて、その場所でテント泊して、テントが飛ぶのではと思うくらいの中、無事に一夜を明ける。 翌日早朝は、快晴無風の雲海ショーだった。 そんな中を、エサオマントッタベツ岳を目指して稜線を登る。 至福のひと時・・・ 大絶景に感無量・・・ 無事山頂を踏むが、もちろん奥深いこの山には山頂標識なるものは無い。 その後は、時間との戦いで、一目散に駆けるようにそして、且つ慎重に下山。 夕方前には登山口に無事着いた。 その後、山トイレデーのPR活動をしてから帰路に付く。 久々に日高らしい山を歩くことができた。 おしまい・・・ この山は、誰にでも登れるというほどの山ではありません。 沢登りと岩登りの経験が無いと厳しいです。 素人だけで登ることはお勧めいたしません。 追記・・・ 現在、この山へ向かう林道は崩壊していて、車は走れないようです。 益々遥かなる山となってしまいました。 YAMAP奇跡はありません、あしからず。

エサオマントッタベツ岳 登山口
登山口
エサオマントッタベツ岳 記帳箱
記帳箱
エサオマントッタベツ岳 入渓地点
入渓地点
エサオマントッタベツ岳 チョックストーン気味の岩
チョックストーン気味の岩
エサオマントッタベツ岳 ガケの沢?
札内岳方面の沢
ガケの沢? 札内岳方面の沢
エサオマントッタベツ岳 いきなり大雪渓
いきなり大雪渓
エサオマントッタベツ岳 この大雪渓のトンネルをくぐる。
約100mはあったと思う。
この大雪渓のトンネルをくぐる。 約100mはあったと思う。
エサオマントッタベツ岳 所々、天井に穴が空いている
気が抜けない歩き待っていた。
所々、天井に穴が空いている 気が抜けない歩き待っていた。
エサオマントッタベツ岳 滑状の沢
滑状の沢
エサオマントッタベツ岳 遠くにカールバンドが見えている
遠くにカールバンドが見えている
エサオマントッタベツ岳 水量も少なくなってくる
水量も少なくなってくる
エサオマントッタベツ岳 唯一、滝らしい滝・・・
唯一、滝らしい滝・・・
エサオマントッタベツ岳 ここは左岸側を登攀・・・
あとで、分かったが、しっかり巻き道があった。
後の祭りだったが、無事岩を登る。
ここは左岸側を登攀・・・ あとで、分かったが、しっかり巻き道があった。 後の祭りだったが、無事岩を登る。
エサオマントッタベツ岳 滝の上部から、後続を見守る
滝の上部から、後続を見守る
エサオマントッタベツ岳 慣れた手つきで登ってきた。
慣れた手つきで登ってきた。
エサオマントッタベツ岳 ここから、300mはあろうか、長大な滑滝が続くが、油断は禁物
ここから、300mはあろうか、長大な滑滝が続くが、油断は禁物
エサオマントッタベツ岳 北東カールまでもう少し
北東カールまでもう少し
エサオマントッタベツ岳 カールの着いた
カールの着いた
エサオマントッタベツ岳 前日から泊っている登山者のテント
雪渓がまだ残っていた。
前日から泊っている登山者のテント 雪渓がまだ残っていた。
エサオマントッタベツ岳 遥か遠くの山並みが・・・
遥か遠くの山並みが・・・
エサオマントッタベツ岳 稜線上のテン場から・・・
ブレブレの写真にご容赦・・・
稜線上のテン場から・・・ ブレブレの写真にご容赦・・・
エサオマントッタベツ岳 朝目覚めるとこの光景・・・
朝目覚めるとこの光景・・・
エサオマントッタベツ岳 雲海ショーの始まり・・・

そして、モルゲンロート
雲海ショーの始まり・・・ そして、モルゲンロート
エサオマントッタベツ岳 テン場から見る日高の山並み・・・
テン場から見る日高の山並み・・・
エサオマントッタベツ岳 最高のロケーション
この青さがたまらない・・・
最高のロケーション この青さがたまらない・・・
エサオマントッタベツ岳 日高特有の切り立った稜線・・・
日高特有の切り立った稜線・・・
エサオマントッタベツ岳 何処までも果てしなく続く稜線・・・
何処までも果てしなく続く稜線・・・
エサオマントッタベツ岳 北東カール
北東カール
エサオマントッタベツ岳 カールバンドから北東カールを見下ろす
カールバンドから北東カールを見下ろす
エサオマントッタベツ岳 左手にエサオマントッタベツ岳を見上げる
左手にエサオマントッタベツ岳を見上げる
エサオマントッタベツ岳 エサオマントッタベツ岳
エサオマントッタベツ岳
エサオマントッタベツ岳 突き上げるように尖ったエサオマントッタベツ岳
突き上げるように尖ったエサオマントッタベツ岳
エサオマントッタベツ岳 写真を撮りまくる仲間
写真を撮りまくる仲間
エサオマントッタベツ岳 稜線を歩く
稜線を歩く
エサオマントッタベツ岳 カールバンド
カールバンド
エサオマントッタベツ岳 カールバンドを見上げる
カールバンドを見上げる
エサオマントッタベツ岳 雪渓の中から・・・
雪渓の中から・・・
エサオマントッタベツ岳 長大な滑を慎重に下る
長大な滑を慎重に下る
エサオマントッタベツ岳 もう少しガンバれば・・・
もう少しガンバれば・・・
エサオマントッタベツ岳 あと少し
あと少し
エサオマントッタベツ岳 無事下山
無事下山
エサオマントッタベツ岳 下山後は、登山者たちに山トイレデーのリーフレットを配り、協力のPRをしてまわる。
下山後は、登山者たちに山トイレデーのリーフレットを配り、協力のPRをしてまわる。
エサオマントッタベツ岳 登山者が居ない場合、車のフロントガラスにリーフレットをワイパーで挟んできた。
登山者が居ない場合、車のフロントガラスにリーフレットをワイパーで挟んできた。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。