活動データ
タイム
05:44
距離
13.0km
のぼり
879m
くだり
969m
活動詳細
すべて見る整備された直後の北部庄兵衛道を歩くため、今回は石切から通してみました。以前に比べて随分と歩きやすくなっています。 宝山寺経塚から「三十丁」の道標までは、地滑り被害で道が消失しています。赤い紐のマーキングとトラロープを見逃さないようにしましょう。ここでも、東生駒のMさんに感謝です。 ※南部庄兵衛道の詳細については、10.30の活動日記をご覧ください。 北部庄兵衛道の見どころは、石出し道の影響でほとんど残っていません。しかし、教弘寺と鶴林寺に残された石造遺物は必見です。今回のハイライトは、何と言っても最後に見た自然石の道標です。奈良県の道標研究で名高い「こいわいさん」から教えて頂きました。 この道は何度も通っているのに、これまで全く気が付きませんでした。まず、下りで使うことが多かったこと。そして、この手の大石はこのルートにごろごろしています。東面に刻されているため、登り専用の道標なのですね。生駒山系には、まだまだ興味深いモノがあるということ。久しぶりに山歩きの醍醐味を楽しめました。 南部庄兵衛道を走り抜けて、千光寺経堂前で休憩していると。初老の二人組が声を掛けてくださいました。 二人「どこから来られたのですか?」 ふぁ「宝山寺から庄兵衛道で」 二人「どの道でっか?」 ふぁ「山腹に宝山寺から千光寺へ通じる古道があるんです。草刈りされたので歩いてきました」 二人「へぇー、道教えてもらえますか。」 ふぁ「いいですけど、ちょっとややこしいですよ」 二人「これからどこへ?」 ふぁ「来た道ちょっと戻って、途中にある道標を見学しようと思います」 というワケで、お二人とご一緒に鳴川の農道から行者みちへ出て、鳴川峠までご一緒することになりました。一人の方は、当方の説明に大変興味を示されていた様子。もう一人の方は、道標なんかに興味なしという風情。ちょっと心配でしたが、歩いたルートは初めてということもあってか、最後は喜んでくださいました。当方としても、道標撮影時に、フラッシュ・ライトをベストポジションで持っていただけるなど、とても助かりました。 今から思うと、これは天の粋な計らいです。生駒の神々がなさることはオモシロイ。普段は滅多に人と会話することなく、一人でブツブツ言ってるのに。。。全く不思議な体験でした。
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