白山はどこへ行った？　大日ヶ岳

ひるがの高原から大日ヶ岳へ。静かな森を歩くことができるので大好きなコースだ。紅葉は登山口のひるがの高原が良い感じだったが、登り始めるともうほぼ終わりに近い感じ。さらに進むと初冬の気配が漂っていた。早朝に出発したので霜が溶けずに残っている箇所もあり、風が冷たかった。大日ヶ岳周辺の天気はまずまずだったが、期待していたほどの景色は見られず。かろうじて別山を見ることができたが、白山のてっぺんは雲の中。登山口へ向かう途中の車の中からは白山がよく見えていたのに…。ちょっと残念。山頂は冷たい風が吹いていたため、おにぎりを食べただけで早々に下山開始。快調に歩を進め、胸突き八丁を下りきって少し進んだあたりでなにやら不穏な気配が…。あちらこちらでガサガサと音がして、私を警戒するような鳴き声も聞こえる。かなりの数の「猿の軍団」がいるようだ。ちょっと緊張が走ったが、大勢の猿の中から、木に登っていた「若い猿」と「貫禄があるどっしりとした猿」の２頭が、写真撮影に応じてくれた。 期待していた景色がイマイチだったので、ちょっと物足りない登山となるところだったが、「猿との出会い」というイベントのおかげで救われた。彼らのテリトリーに入ってしまって、猿の皆さんには申し訳ないことをしてしまったかもしれないが、ちょっと写真撮影をしただけで、すぐにテリトリーから離れたので許してほしい。