活動データ
タイム
06:01
距離
10.1km
のぼり
1478m
くだり
1447m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る11/3は天気が良かったが所用が有り、11/4 実家に寄ってから妙高山に登って来た。実家から見える白馬は雪山で妙高山とほぼ同じ標高の朝日岳も雪は多いが妙高山は南東斜面から登る為、雪が少ないと予想した。雪量次第では黒姫山も考えたが、新井PAで見た妙高山は前日の好天で雪が融け雪が少ない。妙高山は以前、赤倉観光スキー場から登った事があるので燕温泉から登った。 登山シーズンも終わり、燕温泉の駐車場は空きが在り、本当に小さな燕温泉街を横目に登山を開始する。黄金の湯を過ぎ硫黄の匂いがする北地獄谷沿いの遊歩道を歩く。温泉の源泉小屋らしい建物があり、称明滝と光明滝が見え、薮の合間に見える小川が硫黄で白く濁っている。さらに登り続けると胸突き八丁と呼ばれる急坂を登るが雪が見え始める。降りて来た登山者に雪の状態を聞くが、頂上付近は雪が少ないと云う。急登を登り切ると天狗堂で赤倉観光スキー場からの合流地点になる。天狗堂から光善寺池を通り、妙高山頂が見えて来るが早くも雲がかかり始める。心配していた鎖場の雪も少なく岳樺の林を抜けると岩稜帯で妙高山南峰の頂上に着く。 南峰には昔、登った時に見た山頂標識があるが、字の色が無くなっている。ここから400M離れた場所に北峰山頂が在り今回初めてその山頂を踏んだ。山頂での展望は無く初冬の様な寂しい風景だったが東京や長野市から来た登山者、自転車で妙高まで来たと云う登山者と話が出来た。帰りは行きと異なる川の対岸の登山道を歩いたが、こちらの方が道が悪く下山に時間がかかった。 下山後、今年は大日如来様と縁が在り、登山口のお土産屋さんの大日屋商店が気になった。食事を取れるお土産さんで昭和の燕温泉の新聞の切り抜きが壁に貼ってある。温泉街はお土産さん2軒に宿は5件程度しかないが初冬の鄙びた佇まいが11月の登山に似合っていた。ホテル岩戸屋で日帰り風呂に入るが白い湯の花の量が豊富だった。 帰りに妙高いもり池を見に行った。春に赤倉観光スキー場で滑った後に立ち寄った時に水芭蕉が咲いていた。妙高いもり池の前にはビジターセンターがあり、火打山の雷鳥を救いたいと云うポスターが貼ってあった。妙高には地域で20羽程度しか居ない雷鳥が居る。南アルプスの井川でも雷鳥のポスターを見かけたが、日本アルプスとその周辺に生息するライチョウの保護活動等を目的とした「第18回ライチョウ会議」が今年は妙高市で開催されている。 燕温泉には夏の渡り鳥の岩燕が多く燕温泉と云う名前になったと云う。岩燕も数が多いとは云えない鳥らしく燕温泉の白い湯の花が雷鳥や岩燕の白い羽毛の様に思えた。一年経つのも早いもので、11月になると富山の田尻池にも冬の使者、白鳥が飛来する。いもり池のビジターセンターにも雷鳥のぬいぐるみがお土産として置いてあり、以前から買うか悩んでいたが今回は購入した。一つはお土産用に、一つは実家の仏壇にでも供えて置こうかと思っている。
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