【月待信仰の山へ】二十六夜山

2016.03.06(日) 日帰り

活動データ

タイム

03:00

距離

6.1km

のぼり

566m

くだり

567m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間
休憩時間
55
距離
6.1 km
のぼり / くだり
566 / 567 m
1 24

活動詳細

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今週は上野原市秋山にある山梨百名山「二十六夜山」へ。 二十六夜山は江戸時代に盛んだった二十六夜信仰の山で、旧暦の1月と7月の26日の夜に、月の出を拝む信仰。 細いその光の中には阿弥陀、観音、勢至(せいし)の三尊の姿が見え、これを拝むと幸運が得られるという事で多くの人が集まり供え物をしたり酒を呑んだりしながら月を待つ、云わば「江戸時代の野外フェス」会場であった山との事で以前よりその洒落た山名と併せ興味をそそられていました。 ただ眺望が無いド渋な山との情報を得ていたため何となく足が向かなかったのですが、 天気予報は「曇りのち雨」、眺望もないなら丁度良いかなと山梨百名山狩りを決行w 中央道 上野原ICを降り、秀麗富嶽「倉岳山&高畑山」に登った際にも使用した「浜沢」へ。 今回は「あおげらの森キャンプ場」に駐車し山頂を目指します。 因みに今回もYAMAPにはコース記載無しw マイナー山行が続いていますなぁ。 登山開始からこの周辺お約束の直登一本道。 無意識のうちに、このイキナリ急登パターンに順応してきている我々は落胆もせず事実を受け入れ黙々と登り込んでいきます。 樹林帯の急登を登りきると唯一樹木が拓けた眺望スポットへ。 登山口の案内板にあった「大パノラマ」には遠く及ばないながらも南アルプスの山々を眺められます。 (眺望があるのはここの一ヵ所のみ、他は樹林帯で眺望無しです。) 眺望ポイントからはアップダウンを繰り返し、最後は平坦な樹林帯の尾根道へ。 山頂まで平坦な尾根道を歩き、 スタートから1時間ちょいで山梨百名山「29座目」の二十六夜山山頂に到着! 山頂は情報通り眺望ゼロ、朽ちかけた山頂標識と三角点のみの静かな山頂。 眺望も無い為、特にやることも無く取り敢えずのお菓子休憩を取った後、 次なる目的地の「二十六夜塔」へ向け来た道を戻ります。 山頂への分岐からすぐに開けた場所へ、ここが「二十六夜塔」のある広場でした。 この広場で江戸時代の人は二十六夜の月を待ち、宴などをしていたんですねぇ、まさに江戸時代の野外フェス会場w どんな様子だったのか、どのような格好だったのか、盛り上がったのかな等、色々と思いを巡らせます。 静かな山頂と静かなフェス会場、十分な静寂と心地よいマッタリ感を得た後に下山を開始。 下山は「尾崎集落」方面へ。 標識も無くYAMAPにもコースが載ってない為、少々躊躇いますが整備された道を確認し下山。 歩き易い下山道、あっという間に下山完了となりました。 素敵な山名と歴史的背景、眺望こそありませんが道も整備され静かで程よいコースタイム。 人もいなけりゃ、眺望もなく、やたら渋いし地味だけど、やっぱりいいなぁ~山梨百名山(特に大月周辺)w (そういえば…鳥ノ胸山、今倉山~菜畑山、二十六夜山と4座立て続けに登りましたが山中で出会ったのは合計2組のみ!静か過ぎでしょw) 次は記念すべき山梨百名山「30座目」、どこに突撃しようかなーw おわり *二十六夜山という名の山は隣の道志にもあり差別化のため、 「秋山二十六夜山」「道志二十六夜山」と呼ぶこともあるそうです。 因みに「道志」の方が富士山も見え眺望も良く好評のようですw

倉岳山・高畑山・九鬼山 am6:30 浜沢バス停近くの「あおげらの森」キャンプ場。今回はここに駐車させてもらいます。
am6:30 浜沢バス停近くの「あおげらの森」キャンプ場。今回はここに駐車させてもらいます。
倉岳山・高畑山・九鬼山 ご丁寧な看板。眺望は無いと聞いていましたが、「南アルプスが一望できる大パノラマ」という言葉に淡い期待を抱きます。
ご丁寧な看板。眺望は無いと聞いていましたが、「南アルプスが一望できる大パノラマ」という言葉に淡い期待を抱きます。
倉岳山・高畑山・九鬼山 上野原市秋山給食センターの脇に停めさせてもらいました。本日は愛車修理中のためレンタカー。
上野原市秋山給食センターの脇に停めさせてもらいました。本日は愛車修理中のためレンタカー。
倉岳山・高畑山・九鬼山 am7:00登山開始。今回もYAMAPにコースが載っていませんw
am7:00登山開始。今回もYAMAPにコースが載っていませんw
倉岳山・高畑山・九鬼山 少し歩くと「あおげらの森キャンプ場」に、この時期は営業していないようです。ここにも駐車できそうでした。
少し歩くと「あおげらの森キャンプ場」に、この時期は営業していないようです。ここにも駐車できそうでした。
倉岳山・高畑山・九鬼山 バンガローが立ち並ぶ舗装路を登っていきます。
バンガローが立ち並ぶ舗装路を登っていきます。
倉岳山・高畑山・九鬼山 何だか切ない感じの案内板…マイナーさがこんなところにも現れています。
何だか切ない感じの案内板…マイナーさがこんなところにも現れています。
倉岳山・高畑山・九鬼山 のっけからの直登、最近このパターンにはまっているようですw
のっけからの直登、最近このパターンにはまっているようですw
倉岳山・高畑山・九鬼山 序盤からなかなかの急登です。
序盤からなかなかの急登です。
倉岳山・高畑山・九鬼山 坂を登り切ると東屋。開始間もないのでここはスルー。
坂を登り切ると東屋。開始間もないのでここはスルー。
倉岳山・高畑山・九鬼山 で、また急登。潔ささえ感じる直登一本道です。
で、また急登。潔ささえ感じる直登一本道です。
倉岳山・高畑山・九鬼山 急登の合間に現れる尾根道。
急登の合間に現れる尾根道。
倉岳山・高畑山・九鬼山 で、また急登w 何だかどんどん角度が急になっている気が…
で、また急登w 何だかどんどん角度が急になっている気が…
倉岳山・高畑山・九鬼山 最近の急登パターンに慣れたのか、今日はへたれないNg。
最近の急登パターンに慣れたのか、今日はへたれないNg。
倉岳山・高畑山・九鬼山 昨年の3月に登った秀麗富嶽の「倉岳山」&高畑山」(たぶん)。懐かしいです。
昨年の3月に登った秀麗富嶽の「倉岳山」&高畑山」(たぶん)。懐かしいです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 「倉岳山」&高畑山」の反対側には本日のターゲット「二十六夜山」が見えてきました。
「倉岳山」&高畑山」の反対側には本日のターゲット「二十六夜山」が見えてきました。
倉岳山・高畑山・九鬼山 まだまだ続く直登一本道。
まだまだ続く直登一本道。
倉岳山・高畑山・九鬼山 下を向き無言で登り込んでいくと…
下を向き無言で登り込んでいくと…
倉岳山・高畑山・九鬼山 南アルプスを眺められるスポットに。案内板にあった「南アが眺望できる大パノラマ」ってこれの事…? (結果的にこの山唯一の眺望スポットw)
南アルプスを眺められるスポットに。案内板にあった「南アが眺望できる大パノラマ」ってこれの事…? (結果的にこの山唯一の眺望スポットw)
倉岳山・高畑山・九鬼山 アプリを頼りに山々を確認しますが…イマイチよく判りません。でも一応南アルプスを見れたから強引に良しとしますw
アプリを頼りに山々を確認しますが…イマイチよく判りません。でも一応南アルプスを見れたから強引に良しとしますw
倉岳山・高畑山・九鬼山 唯一の眺望ポイントからは倒木を潜りつつ。
唯一の眺望ポイントからは倒木を潜りつつ。
倉岳山・高畑山・九鬼山 小さなアップダウンを繰り返し進んでいきます。
小さなアップダウンを繰り返し進んでいきます。
倉岳山・高畑山・九鬼山 いよいよ核心部に迫ってきたようです。
いよいよ核心部に迫ってきたようです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 最後のピークを越え。
最後のピークを越え。
倉岳山・高畑山・九鬼山 一旦下りって登り返すと。
一旦下りって登り返すと。
倉岳山・高畑山・九鬼山 あとは山頂まで平坦な尾根歩き。
あとは山頂まで平坦な尾根歩き。
倉岳山・高畑山・九鬼山 樹林帯で眺望は無いながらも気持ちの良い尾根道歩きです。
樹林帯で眺望は無いながらも気持ちの良い尾根道歩きです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 「二十六夜塔」が気になりつつ取り敢えず山頂へ。
「二十六夜塔」が気になりつつ取り敢えず山頂へ。
倉岳山・高畑山・九鬼山 山頂直下の小ピークを越えると。
山頂直下の小ピークを越えると。
倉岳山・高畑山・九鬼山 山頂に到着~、情報通り眺望はありません。 渋い!w
山頂に到着~、情報通り眺望はありません。 渋い!w
倉岳山・高畑山・九鬼山 山梨百名山 「29座目」!
山梨百名山 「29座目」!
倉岳山・高畑山・九鬼山 眺望が無い地味な山頂で取り敢えずお菓子休憩。
眺望が無い地味な山頂で取り敢えずお菓子休憩。
倉岳山・高畑山・九鬼山 三角点に座ってマッタリ休憩。眺望も無くやる事がないので「二十六夜塔」へ向かいます。
三角点に座ってマッタリ休憩。眺望も無くやる事がないので「二十六夜塔」へ向かいます。
倉岳山・高畑山・九鬼山 「二十六夜塔」は山頂から少し下った拓けた所にひっそりと地味に佇んでいました(見失わないよう要注意)。どうやらここが月待ちの宴会場だったようです。
「二十六夜塔」は山頂から少し下った拓けた所にひっそりと地味に佇んでいました(見失わないよう要注意)。どうやらここが月待ちの宴会場だったようです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 石碑は明治22年7月吉日と刻まれています。
石碑は明治22年7月吉日と刻まれています。
倉岳山・高畑山・九鬼山 江戸時代の人たちはこの場所に集まり、供え物や酒を飲みつつ月を待っていたんですねぇ。江戸時代の野外フェス状態ですねw
江戸時代の人たちはこの場所に集まり、供え物や酒を飲みつつ月を待っていたんですねぇ。江戸時代の野外フェス状態ですねw
倉岳山・高畑山・九鬼山 この場で夜空を見上げ月を待つ、なかなか乙な行事だったんですね。(写真は太陽ですけどw)
この場で夜空を見上げ月を待つ、なかなか乙な行事だったんですね。(写真は太陽ですけどw)
倉岳山・高畑山・九鬼山 山頂といい基本的に眺めることもやる事も無いので石碑からこぼれ落ちていたお賽銭を拾い元に戻しますw (この地味さ、渋さ、静かさ…僕好みですw)
山頂といい基本的に眺めることもやる事も無いので石碑からこぼれ落ちていたお賽銭を拾い元に戻しますw (この地味さ、渋さ、静かさ…僕好みですw)
倉岳山・高畑山・九鬼山 ピストンで帰るのも何なんで、別ルートで下山してみます。
ピストンで帰るのも何なんで、別ルートで下山してみます。
倉岳山・高畑山・九鬼山 標識やコース表記が無いものの道はきちんと整備されています。
標識やコース表記が無いものの道はきちんと整備されています。
倉岳山・高畑山・九鬼山 下山してきた「二十六夜山」が見えます。
下山してきた「二十六夜山」が見えます。
倉岳山・高畑山・九鬼山 暫く下るとやっと標識。どうやら「尾崎」という集落に向かっているようです。
暫く下るとやっと標識。どうやら「尾崎」という集落に向かっているようです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 尾崎集落へ向け一気に下って行きます。落ち葉がフカフカで歩きやすいです。
尾崎集落へ向け一気に下って行きます。落ち葉がフカフカで歩きやすいです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 終盤は植林体を九十九折に下って行きます。
終盤は植林体を九十九折に下って行きます。
倉岳山・高畑山・九鬼山 歩き易く膝や腰にも優しい下山道です。
歩き易く膝や腰にも優しい下山道です。
倉岳山・高畑山・九鬼山 下山道を下りきると沢が流れていました。何度か沢を渡りながら登山口を目指します。
下山道を下りきると沢が流れていました。何度か沢を渡りながら登山口を目指します。
倉岳山・高畑山・九鬼山 使い古された遊戯具、登山口の看板といい全体的に少々寂しい雰囲気…
使い古された遊戯具、登山口の看板といい全体的に少々寂しい雰囲気…
倉岳山・高畑山・九鬼山 獣除けの鉄柵を超えるとゴールです。
獣除けの鉄柵を超えるとゴールです。
倉岳山・高畑山・九鬼山 尾崎集落を歩いて駐車してある「浜沢」へ戻ります。
尾崎集落を歩いて駐車してある「浜沢」へ戻ります。
倉岳山・高畑山・九鬼山 喉かな雰囲気の集落の背後には下ってきた「二十六夜山」
喉かな雰囲気の集落の背後には下ってきた「二十六夜山」
倉岳山・高畑山・九鬼山 秋山川沿いの舗装路を歩いて帰ります。
秋山川沿いの舗装路を歩いて帰ります。
倉岳山・高畑山・九鬼山 秋山川を覗くとアユらしき魚も見えます。アユ釣りが盛んなようで釣り人が数人いました。
秋山川を覗くとアユらしき魚も見えます。アユ釣りが盛んなようで釣り人が数人いました。
倉岳山・高畑山・九鬼山 県道沿いの野菜の即売所を見たり(こんやくが気になりつつ)
県道沿いの野菜の即売所を見たり(こんやくが気になりつつ)
倉岳山・高畑山・九鬼山 犬に盛んに吠えられたりしつつ、喉かな田舎道を歩き「浜沢」を目指します。
犬に盛んに吠えられたりしつつ、喉かな田舎道を歩き「浜沢」を目指します。
倉岳山・高畑山・九鬼山 倉岳山へ登った際に停めた浜沢バス停横の駐車スペースを超え。
倉岳山へ登った際に停めた浜沢バス停横の駐車スペースを超え。
倉岳山・高畑山・九鬼山 以前も気になったお饅頭屋さんを超えるとゴールは目の前です。
以前も気になったお饅頭屋さんを超えるとゴールは目の前です。
倉岳山・高畑山・九鬼山 で、ゴール。今日も誰にも会わない静かな山行でしたw
で、ゴール。今日も誰にも会わない静かな山行でしたw

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