西吾妻山(早稲沢ピストン)

2018.11.04(日) 日帰り

活動データ

タイム

08:31

距離

15.5km

のぼり

1465m

くだり

1438m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
8 時間 31
休憩時間
17
距離
15.5 km
のぼり / くだり
1465 / 1438 m

活動詳細

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吾妻連峰最高峰の西吾妻へ。 連峰縦走をしてみたかったのですが、吾妻山の火山規制で入山に制限があるので、西大巓〜西吾妻山〜中大巓〜東大巓をピストン計画してみました。 もっともポピュラーである裏磐梯のグランデコスノーリゾートからのゴンドラリフトは使用せず、早稲沢登山口から入山し、下山時はデコ平を周回して戻ってくる計画です。 早稲沢登山口からの登山記録は少ないなりにもちゃんとあって、十分通れるようなので、さほど気にはしていなかったのですが、あまり一般的な登山道ではないらしく、かなりの廃れっぷり。例えるなら、登山道の雰囲気はちょうど八十里越を歩いているような感じです。時期もあるのかもしれませんが、百名山にも関わらず誰とスライドしないというある意味で奇跡的な登山道でした。 渡渉は3〜4箇所ありましたが、小さな石の上をピョンピョン乗って行けるので問題はありませんでしたし、迷いっぽい場所も所々にピンクリボンがあるのでルートファインディングできる人ならなんとか通れると思います。それでも登山靴の幅くらいしかないトラバースも何箇所かあって不安を掻き立てられること間違いなし。ラスト500m標高を稼ぐのは単調な急登で、終始、展望がまるでない樹林帯ですので歩いていて嫌になります。 稜線に出てからの縦走を楽しみにしていたのですが、どうも思っていたような感じではなく、四阿山〜根子岳と雰囲気の似た樹林帯です。比べてはいけませんが、飯豊の縦走をしたかったので、どうもそのイメージ引きずられていました。 そもそも今回は冠雪があることを見越して、ほぼ冬装備で身を固め、登山靴も普段ははかない重たいもので挑み、万一に備えてのビバーク道具や、寒さ対策として、マット、寝袋、厳冬期用のフード付きダウンジャケット、着替え、食料も2〜3日は大丈夫な量を40リットザックに詰め込んだせいで、いつもとは違う重さの負担がありました。 トレランはスピードでリスクを回避しますが、登山者はリスクをザックに詰め込むので体力が奪われて大変だと改めて思いました。この装備だと一日歩けて10kmくらいが限度ではないでしょうか。 加えて標高1500m付近からはチェーンスパイクなしで歩ける程度とはいえ、積雪もあったので、精神的にも体力的にも徐々に体力が奪われて行きます。 ご褒美にと期待していたような展望やステキな稜線もなく、泊まろうと考えていた西吾妻避難小屋からの展望も少し残念な感じで、わざわざここに泊まる意義も、頑張って東大巓まで歩く意義も見いだすことがでず、計画を変更して日帰り下山することに決めました。この切り替えの早さは我ながら見事😅 下山ルートはデコ平周回とも思ったのですが、早稲沢登山口にあった立て看板によると渡渉の木道の橋が流されて歩けないとあったので、GPSウォッチのトラックバック機能を駆使してピストンで帰りました。トラックバックは本当に便利な機能です。 冠雪始めと距離を稼ぐには時期が悪かったのですが、秋の始めくらいだととても楽しいルートだと思います。

吾妻山・一切経山 早稲沢登山口。YAMAPの地図では林道入口が登山道になっていますが、フラットのダートを2〜3km行けばこの駐車場に到着します。
早稲沢登山口。YAMAPの地図では林道入口が登山道になっていますが、フラットのダートを2〜3km行けばこの駐車場に到着します。
吾妻山・一切経山 デコ平を歩かずして西吾妻山に登ったとは言えないような気がしますが、この総合案内にあるところには全部行きましたので満足😊
デコ平を歩かずして西吾妻山に登ったとは言えないような気がしますが、この総合案内にあるところには全部行きましたので満足😊
吾妻山・一切経山 火山規制の看板です。
火山規制の看板です。
吾妻山・一切経山 この看板が終始頭から離れず精神的にダメージでした。本当に行けないかどうかは分かりません。複数人に聞き取り調査をしましたが大した川ではないので歩けるという人や、木道は新しくなっているから大丈夫だという人も。
この看板が終始頭から離れず精神的にダメージでした。本当に行けないかどうかは分かりません。複数人に聞き取り調査をしましたが大した川ではないので歩けるという人や、木道は新しくなっているから大丈夫だという人も。
吾妻山・一切経山 登山者っぽい格好。トレランやファストハイクを意識して道具を再構成しているところなのですが、小屋泊まり装備でベースウェイトは7キロ以下に抑えることができました。冬装備なのにこの軽さは奇跡的💫 このほかに水を3L担いだので約10キロくらいでした。何より効いたのは登山靴の重さ。3万歩ちょっと歩いたので3万回靴を上げ下げしているわけです。靴の重さは距離に響きます😓
登山者っぽい格好。トレランやファストハイクを意識して道具を再構成しているところなのですが、小屋泊まり装備でベースウェイトは7キロ以下に抑えることができました。冬装備なのにこの軽さは奇跡的💫 このほかに水を3L担いだので約10キロくらいでした。何より効いたのは登山靴の重さ。3万歩ちょっと歩いたので3万回靴を上げ下げしているわけです。靴の重さは距離に響きます😓
吾妻山・一切経山 第一ナメコ発見✨ 老菌でした。
第一ナメコ発見✨ 老菌でした。
吾妻山・一切経山 ムキダケ
ムキダケ
吾妻山・一切経山 この迫力が伝わらず悔しいのですが、これが布滝。見事な滝です。
この迫力が伝わらず悔しいのですが、これが布滝。見事な滝です。
吾妻山・一切経山 クリダケっぽいけど。
クリダケっぽいけど。
吾妻山・一切経山 ホコリダケの老菌。ちゃんとホコリでました。
ホコリダケの老菌。ちゃんとホコリでました。
吾妻山・一切経山 ナメコの幼菌。美しいテカリ具合😆
ナメコの幼菌。美しいテカリ具合😆
吾妻山・一切経山 ムキダケだと思うのですが
ムキダケだと思うのですが
吾妻山・一切経山 最後の100mだけビクトリーロードでした。やはり展望が開ける瞬間はなんとも言えない達成感💪
最後の100mだけビクトリーロードでした。やはり展望が開ける瞬間はなんとも言えない達成感💪
吾妻山・一切経山 西大巓からの眺めが一番良い。この先をどんなに歩いてもこれ以上はないと思います。桧原湖、猪苗代湖、磐梯山など。
西大巓からの眺めが一番良い。この先をどんなに歩いてもこれ以上はないと思います。桧原湖、猪苗代湖、磐梯山など。
吾妻山・一切経山 飯豊連峰。右側が本山で左のピークが大日岳。雪が降らなかったら行ってたと思います。まあ何も無理することはないので飯豊連峰はまた来年です。朝日連峰、蔵王連峰も見ることが出来ました。いずれも雪山になっていました。
飯豊連峰。右側が本山で左のピークが大日岳。雪が降らなかったら行ってたと思います。まあ何も無理することはないので飯豊連峰はまた来年です。朝日連峰、蔵王連峰も見ることが出来ました。いずれも雪山になっていました。
吾妻山・一切経山 西吾妻山のピークへ向かいます。
西吾妻山のピークへ向かいます。
吾妻山・一切経山 西吾妻山の神社。奥に飯豊連峰。
西吾妻山の神社。奥に飯豊連峰。
吾妻山・一切経山 福島の山はこんな感じの樹林帯。
福島の山はこんな感じの樹林帯。
吾妻山・一切経山 天狗岩。後ろの樹林帯にモンスターの子どもが成長中です。
天狗岩。後ろの樹林帯にモンスターの子どもが成長中です。
吾妻山・一切経山 ビックリするほど展望が皆無な西吾妻山😅
ビックリするほど展望が皆無な西吾妻山😅
吾妻山・一切経山 梵天岩。雪でルートを見失う😓
梵天岩。雪でルートを見失う😓
吾妻山・一切経山 梵天岩を抜けると木道が続きます。中大顚〜東大顚へのルート。多分、湿地帯で夏なら眺めも良いと思います。
梵天岩を抜けると木道が続きます。中大顚〜東大顚へのルート。多分、湿地帯で夏なら眺めも良いと思います。
吾妻山・一切経山 白布温泉登山口のルート。足跡複数ありました。このルートもサバイバルコースの模様。
白布温泉登山口のルート。足跡複数ありました。このルートもサバイバルコースの模様。
吾妻山・一切経山 越後山々。日本昔ばなしの風景です。
越後山々。日本昔ばなしの風景です。
吾妻山・一切経山 思えば早稲沢入口でこの通行止めの枯れ木が置いてあったのが全ての答えだったと思います。通れないこともないけど普通の人は通らないでねというサインだったと思います。この残像と雪が終始精神的に尾を引きました。雪は降ってなくても積もっているだけで精神的にダメージでモチベーションを削ぎます。しかも体力も奪うのでやられました。計画前倒しで引き返して正解だったと思います。
思えば早稲沢入口でこの通行止めの枯れ木が置いてあったのが全ての答えだったと思います。通れないこともないけど普通の人は通らないでねというサインだったと思います。この残像と雪が終始精神的に尾を引きました。雪は降ってなくても積もっているだけで精神的にダメージでモチベーションを削ぎます。しかも体力も奪うのでやられました。計画前倒しで引き返して正解だったと思います。

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