活動データ
タイム
08:31
距離
15.5km
のぼり
1465m
くだり
1438m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る吾妻連峰最高峰の西吾妻へ。 連峰縦走をしてみたかったのですが、吾妻山の火山規制で入山に制限があるので、西大巓〜西吾妻山〜中大巓〜東大巓をピストン計画してみました。 もっともポピュラーである裏磐梯のグランデコスノーリゾートからのゴンドラリフトは使用せず、早稲沢登山口から入山し、下山時はデコ平を周回して戻ってくる計画です。 早稲沢登山口からの登山記録は少ないなりにもちゃんとあって、十分通れるようなので、さほど気にはしていなかったのですが、あまり一般的な登山道ではないらしく、かなりの廃れっぷり。例えるなら、登山道の雰囲気はちょうど八十里越を歩いているような感じです。時期もあるのかもしれませんが、百名山にも関わらず誰とスライドしないというある意味で奇跡的な登山道でした。 渡渉は3〜4箇所ありましたが、小さな石の上をピョンピョン乗って行けるので問題はありませんでしたし、迷いっぽい場所も所々にピンクリボンがあるのでルートファインディングできる人ならなんとか通れると思います。それでも登山靴の幅くらいしかないトラバースも何箇所かあって不安を掻き立てられること間違いなし。ラスト500m標高を稼ぐのは単調な急登で、終始、展望がまるでない樹林帯ですので歩いていて嫌になります。 稜線に出てからの縦走を楽しみにしていたのですが、どうも思っていたような感じではなく、四阿山〜根子岳と雰囲気の似た樹林帯です。比べてはいけませんが、飯豊の縦走をしたかったので、どうもそのイメージ引きずられていました。 そもそも今回は冠雪があることを見越して、ほぼ冬装備で身を固め、登山靴も普段ははかない重たいもので挑み、万一に備えてのビバーク道具や、寒さ対策として、マット、寝袋、厳冬期用のフード付きダウンジャケット、着替え、食料も2〜3日は大丈夫な量を40リットザックに詰め込んだせいで、いつもとは違う重さの負担がありました。 トレランはスピードでリスクを回避しますが、登山者はリスクをザックに詰め込むので体力が奪われて大変だと改めて思いました。この装備だと一日歩けて10kmくらいが限度ではないでしょうか。 加えて標高1500m付近からはチェーンスパイクなしで歩ける程度とはいえ、積雪もあったので、精神的にも体力的にも徐々に体力が奪われて行きます。 ご褒美にと期待していたような展望やステキな稜線もなく、泊まろうと考えていた西吾妻避難小屋からの展望も少し残念な感じで、わざわざここに泊まる意義も、頑張って東大巓まで歩く意義も見いだすことがでず、計画を変更して日帰り下山することに決めました。この切り替えの早さは我ながら見事😅 下山ルートはデコ平周回とも思ったのですが、早稲沢登山口にあった立て看板によると渡渉の木道の橋が流されて歩けないとあったので、GPSウォッチのトラックバック機能を駆使してピストンで帰りました。トラックバックは本当に便利な機能です。 冠雪始めと距離を稼ぐには時期が悪かったのですが、秋の始めくらいだととても楽しいルートだと思います。
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