安平路山単独日帰り

飯田市で用事があり、ついでに近くの山に登ることにした。最近相方とゆったり登山が続いたので、がっつり歩こうと、距離のある安平路山にした。大平宿からの東沢林道途中の車止めには、四、五台駐車できそうで、登山届のポストもあった。 車止めから休憩小屋まで林道を歩く。休憩小屋からは、笹藪の急登で、雨具を着れば良かったが、後の祭りで露でびしょ濡れになる。摺古木山からの稜線は刈り払いがされていて歩きやすいが、アップダウンが続く。 安平路山避難小屋からは再び笹藪の急登。山頂は樹林帯の笹藪の中にポツンとあり、展望はない。下りは笹で足元が見えず、滑ったり、沢に引き込まれそうになったりと、歩きにくい。 下山は、摺古木山から周遊ルートを辿ったが、直登ルートよりも灌木が多く、歩きにくい。展望台からピンクテープを追いかけて笹藪を進むと地図にはない避難小屋のようなものがあったが、その先に道はなく、引き返した。林道を下っていると晴天が広がり、尾根の向こうに南アルプスの稜線が見える。 距離が長い上、笹藪も多く、歩き甲斐のある充実した登山となった。稜線を歩いている間、ガスが巻いていて南アルプスや中央アルプスの展望が得られず残念だった。休憩小屋まで車などで上がっている人は、車止めのロープをはずして入ったのだろうが、自然保護のため、自粛したい。