活動データ
タイム
10:06
距離
48.0km
のぼり
1076m
くだり
1151m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る九州横断の歩き旅もいよいよあと一回 (46km)で終了する。これで九州本土の東の端から西の端まで歩いた軌跡が繋がる。そう思うとワクワク感が出まくって、一刻も早く歩き旅に出たくなった。 今回の課題は日本本土最西端の神崎鼻に日没までに到着し、日本海に沈む夕陽を拝むことである。いつがいいか?前回(7/7)は午後3時から☀️マークが出ていたにもかかわらず夕陽を拝むことができなかった。それゆえ今回は是非とも日本本土最西端に沈む夕陽を拝みたい。天気予報を調べてみると11月10.11日は連日一日中☀️である。これは夕陽が拝める確率が高い。 よし10日に決定❗️11月10日の神崎鼻の日の入りは17:23分であった。そこから逆算すると、午前4:30〜5:00の間に家を出れば間に合うということがわかった。 当日、予定通り午前6時頃三間坂駅に着いた。その時間に出発すれば余裕で日の入り前に神崎鼻に到着できるつもりであった。ところが駅横にある駐車場は月極めとなっていて、私の車を駐めることができなかった。私は前回そのことを調べていなかった。そこで近くにある道の駅「黒髪の里」に移動し、そこからのスタートとなった。 今回の歩き旅には問題がもう一つあった。それは神崎鼻から黒髪の里までの帰路のアクセスであった。神崎鼻に到着後、最寄りのバス停(亀瀬)までの2.2kmを歩き返さなければならない。前回、帰りはヒッチハイクでもしよう、ダメだったらタクシーか歩きで佐々駅まで行こうと甘く考えていたために、バス停の場所も時刻も調べなかった。そのため大変な苦労を経験した。今回はそうならないようにスマホで調べることにしたが、スタートの時点ではまだ調べていなかった。 スタート地点を移動したために、出発時間が約1時間遅れた。日の入りまでに神崎鼻に到着できるか不安になってきた。 国道35号線は適度にアップダウンとカーブがあり、道沿いの紅葉が目を楽しませてくれた。天気がいいわりには気温が低くあまり汗をかかない。ゴールに一歩一歩近づいていると思うと足取りが軽く感じられた。そのためいつもよりピッチを上げて歩くことができた。 陶磁器の町有田を過ぎ、佐世保に入ると前回と同じ道のりを辿ることになった。西肥バスの柚木営業所で神崎鼻の最寄りのバス停名(亀瀬)と最終バスの時刻を確認した。最終は19:41だったので安心した。「このまま歩けば日の入り20分前に着く。あぁ、昼食時間が取れない。少しでも時間を稼いでエネルギーを補給したい。」そう思うと私はさらに歩きを速めた。 いつ昼食をとろうかと思いつつも、遅れてはいけないという思いが強く足を止めることができなかった。とにかく行けるところまで行って時間ができたら昼食にしよう。そう決めて一歩一歩先に進んだ。頑張ったせいで、午後3時、残り8km地点(小佐々町田原)で到着予定時間が約10分早まったことがわかった。それで近くのコンビニでハンバーガーとノンアルビールを買って遅い昼食を摂った。それまでゼリー3個、カフェオレと水を歩きながら補給し、飢えをしのいでいた。食べ終わるとすぐに出発した。ゴールは近いが油断はできない。時間との勝負である。 午後4時12分、残り4km地点で海沿いの道に出た。日本海に傾く夕陽が見えた。残りあと1時間11分で陽が沈む。どうにか間に合いそうだ。少し気持ちが楽になった。 亀瀬のバス停🚏で帰りのバスの時刻を確認してみると、17:18・18:39・19:42とある。18:39に間に合うなと思いつつも、神崎鼻から2.2kmの道のりを歩き返して来なければならない。それが辛い。でも今はとにかくゴールを目指そう。もう少しだ、ガンバレ!と自分に言い聞かせた。 午後4時56分、神崎鼻到着‼️ 予定時刻を18分繰り上げての到着であった。我ながらよく頑張った‼️ 日本本土最西端の碑には先着のカップルがいた。いつものポーズで彼女さんに記念写真を撮ってもらった。その後二人は去っていった。どうも邪魔したようである。あとから若者が二人やってきた。一人は神奈川県から北九州市に移住してきたという。理由を聞くと北九州には優しい人が多いからだ。沖縄も考えたが仕事の都合上アクセスを考えて北九州市に決めたと言う。するともう一人が、以前北九州市に住んでいて、今は転勤で佐世保に住んでいる。夕景色を眺めるのが好きで今日はここにやってきたと言う。二人の共通点が見つかった。私は私で今迄のいきさつを話し、日本海に沈む夕陽を眺めながら、沈み終わるまで三人で話し込んだ。 佐世保の彼がどこまで帰られるんですか?と聞いてきたので、送ってくれないかと頼んだところ、心良く引き受けてくれた。ラッキーであった。結局、彼が住んでいる佐世保まで送ってもらい、そこからJRで三間坂駅まで行き、道の駅 黒髪の里まで1.2kmの道のりを歩いて帰った。 長かった、辛かった九州横断の歩き旅も無事完結し、今はホッとしている。この旅を支えてくれたヒデさん、シモさんそしてこのブログの閲覧者の皆さんに深く感謝する次第である。
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