活動データ
タイム
11:36
距離
19.4km
のぼり
2656m
くだり
1319m
活動詳細
すべて見る大杉谷は、ヤマノボラーにとって因縁の場所でした。ウン十年前の13歳の夏、知り合いのお兄さんに連れられて、大台ケ原駐車場から日出ヶ岳を越えて大杉谷に下って行ったのでしたが、なんと台風が接近中。たしか堂倉滝の近くでテントを張って休んでいたら、巡視員の方が来て、台風が直撃しそうだから、すぐにテントをたたんで、堂倉小屋まで戻り、そこで泊まるように、また明朝は駐車場に戻ってすみやかに帰るように指示されたのでした。結局、大杉谷のさわりの堂倉滝だけを見て、帰る派目に。その後十年間の不通期間もあり、ウン十年間その機会なく、ようやく今回大杉谷に来る機会に恵まれました。 集合は9時過ぎ伊勢中川駅。ここで9人乗りの大きなタクシーに乗って宮川第3発電所の手前まで。料金は3万5千円、ひとりあたり4千円弱で、11時過ぎに到着しました。ここからいよいよ歩行開始。左岸の道はいきなり、岩をくりぬいた歩道があり、その後は斜めの巨大な岩盤の下を歩くルートに。ここで、落石があり、ラッキーなことに先頭が通過する前だったので事なきを得ましたが、肝を冷やしました。やはり、ただのハイキングコースのようなものではないことを再認識。ちょうど気を引き締めるのに、いい契機でした。 初日は桃ノ木小屋まで。4時間半ほどの行程ですが、途中、千尋の滝、シシ渕、ニコニコ滝、平等嵓と、見どころたっぷり。桃ノ木小屋では10名で個室を予約。ゆったりとできました。お風呂(漬かるだけですが)にも入って、さっぱりできました。夕食は、カツカレー。予想以上においしかったです。二日目は七ツ釜滝、崩壊地を経て光滝、隠滝、堂倉滝と、迫力ある滝を次々見て、ここから尾根にとりつき、日出ヶ岳へ。桃ノ木小屋の標高は500m足らずですから、この日は1200mほどの標高差を登ることになります。特に堂倉滝から粟谷小屋までの登りが急でした。二日目はよく晴れたので、日出ヶ岳から(東~南方向は、一つ南の峰から)パノラマを撮りました。ほぼ360°カバーのパノラマです。拡大してご覧ください。 帰りは14:30のバスで大和上市まで2時間ほどの乗車。ほぼ満員になるので、補助席を避けたかったら、早めにバス停に並んだ方がよさそうです。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。