活動データ
タイム
16:29
距離
43.7km
のぼり
3078m
くだり
3086m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る神戸市主催の六甲全山縦走大会2018に参加してきました。 私を含めて4名のメンバーでエントリー。 朝2時に自宅に迎えに来ていただき、4時前に受付を待つ長い列の最後尾に着きました。 市ヶ原まで順調に来ているつもりでしたが、桜茶屋で初めて赤鬼のゼッケンを付けたスタッフを見て、やはり無理かと諦めかけました。でも、後半の難所の摩耶山への登りも私以外のメンバーは一気に登頂。私も遅れて追いつき、その後は頑張って一軒茶屋チェックポイントもクリアし、宝塚目指して一気に下りました。無理だと思っていた完走ができたのは、一緒に参加したメンバーと詳細な手書き地図を提供してくださった私の山の先輩のおかげだと感謝しています。完走できてほんとにうれしいです。 詳細な日記は以下を読んでください(長文です)。 今年の3月に兵庫労山主催の全山縦走大会の西コースに参加し、菊水山の手前でリタイヤしていますから、神戸市の全山縦走も半縦に申し込みたいと思っていました。 でも、最近山に一緒に行くようになった友人が「全山縦走にまだ空きがあるから申し込もうと思う、一緒に行きませんか。」と声をかけてくださって、勢いで私も全山縦走に参加申し込みをしました。 当日は午前2時に自宅に迎えに来てくださることになっているので、前夜までにリックにすべて詰めて、午後8時過ぎには、目覚ましを1時に合わせて寝ました。ところが、妻の「ピンポンって鳴ってるよ」という声で目が覚めたときには2時を回っていました。慌てて用意していたウェアに着替えてリックを担いで出ましたが、10分以上はお待たせしてしてしまいました。スマホの音量がゼロになっていたようです。 須磨駅近くのコインパーキングに車を停めたのは4時前でした。コンビニでおにぎりを買い込んでから歩いて須磨浦公園駅の受付会場に向かうと、すでに長蛇の列ができていて、受付が見えないほどの下の方に並びました。海沿いですが意外に寒くはありません。 午前5時になって受付が開始されたのか、列が少しずつ前に進みはじめました。私たちが受付を済ませたのは、5時13分。思ったより早くスタートできました。 スタートするといきなり旗振山までの登りの階段です。いつもここで息があがるのですが、今回はいつもにも増してしんどかったです。体がまだ寝ていたのかも知れません。 鉢伏山、旗振山は一気に通過。この時には眼下に100万ドルの夜景が広がっていました。鉄拐山を巻いて高倉山まで来ると空が白んできて、地元の人たちがラジオ体操をされていました。 長い階段を降りて高倉台団地を通る頃にはすっかり明るくなってきて、ヘッドライトも消しました。団地に入る角や団地内にはボランティアのスタッフの方が「静かに」と書かれたプラカードを持って立たれていました。たしかに、早朝に2000人がぺちゃくちゃしゃべりながら通ったらたまったものではないですからね。 やがて400段階段に到着。大渋滞です。何度も途中で止まりながらも登り切って、さらに栂尾山まで一気に進みました。 やがて小さな鎖場の手前で大渋滞発生。なかなか前に進みません。しばらく待ってなんとか通過して、馬の背が目の前に広がった時には、私以外のメンバー全員が「おぉー、これはすごい!」と声をあげました。そうなんです、私以外の全員が須磨アルプスを歩くのも初めてなんです。 馬の背を越えて東山に着いたらスタッフが案内していて、一気に通過。下の街まで降りました。街中で100mほど寄り道してローソンでトイレと飲み物補給。普段とは逆に女性がガラガラで男性が長い列になりました。 再び全縦コースに戻って、高取山を目指します。 高取山の取り付きから神社の下まで、これまた一気に登りました。これまでは途中で休憩していたのに、一気に登ったのは初めてです。高取山を下る途中の広場のトイレでトイレ休憩。私は靴をはき直しました。 高取山を降りて丸山地区の急な坂を下ったかと思うと今度は急な登り。山より街中の方がきついくらいです。毎回ここで足がつっていたのですが、今回は大丈夫でした。スタートしてから要所要所でおにぎりや行動食を食べてポカリをたくさん飲んできたからかも知れません。 それにしてもメンバーの速いこと。登りになると俄然スピードが上がるので、私も引っ張られて歩いたので気がついたらもう鵯越駅に着いていました。 駅も一気に通過、菊水山に向かいます。階段下の休憩所も素通りし、階段に取り付きますが、ここも大渋滞。渋滞に時々止まりながらも、一気に登り切りました。ここを一気に登るとは、私以外のメンバーの脚力は凄まじいです。私は必死に付いていって、これまた初めて休憩なしで登り切りました。 登り切って電波塔が見え、目を下げるとチェックポイントのテントが目に入ってきました。サコッシュからカードを取り出して二つめのスタンプ押していただきました。 菊水山では小休止し、座っておにぎりを食べました。 さて下山です。菊水山の下りは砂で滑りやすいから要注意です。慎重に下って行くと、以前来た時とコースが変わっています。以前の崖際の道は災害で崩れていました。 菊水山を降りると有馬街道にかけられた吊り橋を渡ってすぐに鍋蓋山の登りです。登山道の脇には休憩している参加者が沢山いましたが、私たちは一気に頂上に向かいました。 鍋蓋山では記念写真を撮る程度の休息後にすぐに下山。大龍寺山門を素通りして市ヶ原に。ここで飲み物を補給したのですが、自販機に長い行列。トイレと合わせて30分近く費やしたでしょうか。その場にはなぜか赤鬼が!そして、そのとき居合わせた年配の参加者が、「菊星台のチェックポイントに間に合ってもやなあ、この時間やったらその次のチェックポイントに間に合わへん」としきりに周りの人に言っていたので私たちも、もう無理かなという気持ちになりましたが、とにかく六甲山までは行こうと再確認して出発しました。 私自身が今日の最大の難関だと考えていた摩耶山への登りです。前半は階段、後半は岩登りと姿を変えながら長い登りが続きます。他のメンバーはあっという間に登っていってすぐに見えなくなりました。途中、下りが出てきたのでそこで20人ほど抜いてなんとか追いつき会話しましたが、次の登りでまた見えなくなりました。 後半の岩登りは普通なら得意な所なのですいすい登れるはずなのですが、疲れ切った足は思うように上がってくれず、不本意ながら手をついて這うようにして上がりました。 はぁはぁいいながらなんとか菊星台のチェックポイントに到着。ようやく他のメンバーと合流できました。温かいホットレモンをいただいてホッとしたのもつかの間、スタッフが「参加者はスタートしてください」と呼びかけはじめました。赤鬼が迫っているのでしょうか。私たちもすぐに出発しました。 少し下ってオテルド摩耶の前を通過。また登りが始まりました。でも、もう私にはメンバーについて行く足は残っていませんでした。一歩一歩、数秒をかけながらゆっくり登っていきました。なんとか登り切って車道に出ました。表六甲スカイラインの前を通り過ぎ、さらに進むと郵便局のまえにテントが張られて甘酒を振る舞っていました。ここで待ってくれていたメンバーと再び合流。甘酒をいただいて元気を出して出発しました。 六甲ガーデンテラスを目指してゴルフ場を歩いているとき一緒になった10回も参加されているという宝塚在住の方から「大丈夫。このペースで歩けば充分ゴールできますよ」と聞かされ、ゴールしたら素敵な盾も貰えると聞いて、メンバー全員俄然やる気が出てきて、完全に完走モードに入りました。私ももう拘ってる場合じゃないと思ってリックから折り畳み式のストックを取り出して、手と足の力を総動員して登りもメンバーについて行きました。 六甲ガーデンテラスから車道を歩いて下っていき、最後のチェックポイント、一軒茶屋まで50mの看板を見たときのうれしかったこと。間に合わないと言われていたチェックポイントになんとか間に合いました。スタンプを押していただいて少し休息していると、スタッフが「赤鬼が到着まで30分を切りました。早くスタートしてください」と大声でアナウンス。慌てて出発しました。 後はゴール目指してひたすら下るのみと思ったのに、登りが何度も出てきたのでストックを使ってクリアし、どんどん進みました。下りではストックは邪魔なので折り畳んで脇差しのように腰に差して下り、登りになったらまた抜いて組み立てて登るを繰り返しました。すごく急で滑りやすい坂道を下りが苦手なメンバーも頑張ってくだり、塩平寺からのアスファルトの下りも痛む膝をかばいながら下ってくださいました。 後10km地点を過ぎ、もう5kmくらい歩いただろうと思う頃にスタッフから後8kmと聞かされて「まだ2kmしかあるいてないの?!」とショックを受けながらも花火の音を聞きながら黙々と歩き、最後のトイレのところにいたスタッフに尋ねると「3kmは切っています。充分間に合いますよ。」と聞かされて俄然勇気が湧き、住宅街が始まるところで、後1.3kmと聞かされた時には、完走を確信しました。 長い急なアスファルトの下りをゆっくり下って行くと、狭い道の外れに「宝塚ゴール」の看板が見えました。やった!という気持ちに胸を弾ませながらゴールのテントに。「おめでとうございます!」というスタッフの声と共に、スタンプを押していただき、完走認定証をいただき、記念の盾をいただいて、完走できたんだ!という実感が湧きあがってきました。 メンバーと完走を喜び合い、スタッフにお願いして記念写真を撮っていただきました。ほんとにうれしいです。 それにしても完走できるなんて思っていなかったので夢のようです。 前日までは、六甲山からケーブルで降りれる最終時間や宝塚から須磨まで車を取りに戻る最終電車の時間を調べていたのですが、充分電車のある時間にゴールすることができました。 足の痛みを我慢しながら駅に向かい、エスカレーターがないことを恨みながら階段を登って電車に乗り須磨まで戻りました。 私は膝はなんともなかったのですが、足の裏が痛くて赤く腫れ上がっているのではないかと思うほどでした。よくゴールできたものだと思います。もう一度参加するかと聞かれたら、いまはもう二度と歩きたくないというのが正直な気持ちです (・・;)
活動の装備
- モンベル(mont-bell)U.L.フォールディングポール 113
- リコー(RICOH)PENTAXミラーレス一眼Q-S1ボディブラック/カーマインレッド00206260
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