佐志岳 希少な花の山

2018.11.14(水) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 17
休憩時間
7
距離
2.0 km
のぼり / くだり
218 / 220 m
28
5
20

活動詳細

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日本の西端、平戸島の佐志岳(サシダケ)へ。ここでは平戸の固有種、イトラッキョウが見られる。 北海道で言えば、アポイ岳のヒダカソウ、礼文島のレブンアツモリソウといったように、固有種には独特で孤高の魅力があるように思う。 今回はできればイトラッキョウのほか、大陸系のダンギク、それにムラサキセンブリも見れればと思う。 センブリ自体、北海道ではほぼ見られない花で、子供の頃に図鑑を見ては憧れた思い出がある。 まずは行き方やポイントなどを。 北海道からだと、まず新千歳から福岡空港へ向かう。これは3時間近くかかる…。 今回はLCC利用なのでキツイ時間だった。LCCを利用するなら通路側に座席指定するか、搭乗前に水分を控えた方がいい距離だろう。 ◯福岡から平戸へ 空港からはレンタカーで平戸へ。いつも思うけど、九州はレンタカーがやけに安い。 ただし、今回借りた車は大手にもかからず10万キロ超えという珍しい代物だった。 ルートはいくつか考えられたが、行きは鳥栖を経由して佐世保に抜けることにした。 これだと佐世保まで高速道路を使えるが、唐津経由に比べて40キロくらい余計に走ることになる。 佐世保の先は道が広くはなく、またカーブも多いので、スピードは抑えめに走ることになる。 帰りは、松浦→伊万里→唐津と玄界灘に沿って走ることにした。 このルートは一般道ではあるが、道中あちこちに高規格道路があり、距離以上に早く楽に着くイメージがある。 ただし、こちらも平戸から伊万里付近まではカーブが多い。 天神手前の7キロほどに渋滞があるが、それ以外はスイスイ進む。 空港までの帰りに使うなら、渋滞抜けのために1時間は余計に所要時間を見積もるべきかもしれない。 もしくは、天神付近を迂回する道を使うのがよい。 ◯平戸から佐志岳登山口へ 平戸大橋はかつては有料だったそうだが、現在は無料で通行できる。 平戸の市街はここからすぐで、宿や食事はここということになる。 佐志岳登山口は平戸島の南部、国道383号線を南に下ると「佐志岳」の看板があるのでそこから入る。 小さいが目に入りやすい看板なので、見落としは無いかと思う。 平戸市街からだと30キロほどだが、国道とはいえ道の細い部分が多く、また民家のそばを通ることが多いので、慎重に走る必要がある。間違っても北海道の国道の感覚で考えてはいけない。 看板からは細い道を進むが要所に看板が出ているし、また、カーナビを頼りに走れば迷うことはなく、登山口入口のカトリック墓地に到着すると思う。 カトリック墓地から登山口までは、100メートルほど車一台分ほどの幅員の細い道を進むが、自分はこの墓地の横に車を止めさせてもらうことにした。 ここのスペースは2~3台分かと思うが、本来はお墓のためのスペースなので極力邪魔にならぬように注意したい。 写真で紹介したいが登山口までの道も細いが通れないことは無い。ただし、十分な駐車スペースがないように思う(1~2台分)。 ◯買い物やトイレについて 平戸市街には24時間のコンビニが複数あり、ぱっと見でもファミマとセブンイレブンがあったように思う。 その先は、平戸島の中部にある紐差町(ヒモサシチョウ)にセブンイレブンがあり、ここから先は24時間コンビニは見当たらなかった。 南部で登山する場合は、必要な買い物はここで済ますか、日中であれば、佐志岳入口の看板から1キロ通り過ぎたあたりの前津吉港への分岐ある「マルセイショッピングセンター」で買い物が可能だ。 トイレは、国道の「佐志岳」の看板を越えて300メートルほど南に行ったあたりに駐車場を備えた綺麗なトイレがあるので、ここで済ますとよいだろう。 既にだいぶ長くなってしまったので、登山についての所感は写真に記述したいと思う。 今回はできれば島の最南部にある志々伎山(シジキヤマ)にも登りたいと考えていたが、時間の都合で登ることができなかった。 スゴイ形の山で眺望も素晴らしいようなので、余裕のある方は僕の代わりにぜひぜひ登ってみてほしい。 1点気になる点として、帰りに生月島(イキツキシマ)に寄り平戸市街に向かう際、それまで綺麗に晴れていたのが急に風が強くなり雨が降り出す、いわゆるスコールがあったこと。これに登山中に遭遇したらちょっと心配かもしれない。平戸の山は低山ばかりなので、それほど気にする必要はないかもしれないが念のため。天気予報だけで判断できない雨があるということだけは頭に入れておいた方がいいかもしれない。

平戸市(北部)・生月島 国道383号線を進み津吉の集落に入る。「佐志岳」の看板を過ぎて300メートルほど進むと、このトイレがある。
国道383号線を進み津吉の集落に入る。「佐志岳」の看板を過ぎて300メートルほど進むと、このトイレがある。
平戸市(北部)・生月島 国道を戻り看板。そこを曲がりこの橋を渡る。向こうに見えるのが佐志岳。
国道を戻り看板。そこを曲がりこの橋を渡る。向こうに見えるのが佐志岳。
平戸市(北部)・生月島 カトリック墓地前の登山口入口の看板。墓地はこの右側。ちなみに日本風のお墓の上に十字架があるという形態。恐縮ながら、この脇に車を止めさせてもらい、登山口まで歩いて向かうことにした。
カトリック墓地前の登山口入口の看板。墓地はこの右側。ちなみに日本風のお墓の上に十字架があるという形態。恐縮ながら、この脇に車を止めさせてもらい、登山口まで歩いて向かうことにした。
平戸市(北部)・生月島 登山口までの道。少し狭いが車で通れないことは無い。
登山口までの道。少し狭いが車で通れないことは無い。
平戸市(北部)・生月島 ツワブキ。さっそく北海道には無い花。
ツワブキ。さっそく北海道には無い花。
平戸市(北部)・生月島 登山道まで100メートルほど。
登山道まで100メートルほど。
平戸市(北部)・生月島 ここは路面が凹んでいるので、車でそのまま進めば車体の下を擦るかもしれない。ただし十分脇を避けて通れる。
ここは路面が凹んでいるので、車でそのまま進めば車体の下を擦るかもしれない。ただし十分脇を避けて通れる。
平戸市(北部)・生月島 登山口に到着。
登山口に到着。
平戸市(北部)・生月島 こちら側の奥に詰めて車を止めると、出られなくなってしまう恐れがある。ただし、この日は自分以外に登山者は皆無だった。
登山道が見えているが、これに気付かず…。
こちら側の奥に詰めて車を止めると、出られなくなってしまう恐れがある。ただし、この日は自分以外に登山者は皆無だった。 登山道が見えているが、これに気付かず…。
平戸市(北部)・生月島 こちらの看板の右側から登ってしまった。数十メートル無理やり進む。
こちらの看板の右側から登ってしまった。数十メートル無理やり進む。
平戸市(北部)・生月島 なんとか道に合流。
なんとか道に合流。
平戸市(北部)・生月島 ヤマップで見る限り、右回りと左回りの道があったので、まずは右回りで進むことにした。
ヤマップで見る限り、右回りと左回りの道があったので、まずは右回りで進むことにした。
平戸市(北部)・生月島 んー、道が途切れてしまった。
んー、道が途切れてしまった。
平戸市(北部)・生月島 ヤマジノギク。やっと花を見られた。綺麗だな。
ヤマジノギク。やっと花を見られた。綺麗だな。
平戸市(北部)・生月島 ひとまず手前のピークまでこの岩の上を進むことにする。
ひとまず手前のピークまでこの岩の上を進むことにする。
平戸市(北部)・生月島 振り返ると素晴らしい景色。
振り返ると素晴らしい景色。
平戸市(北部)・生月島 ここで登山道に合流。ふう。
ここで登山道に合流。ふう。
平戸市(北部)・生月島 チョウセンノギク。白とピンクの花が同時に咲いていて可愛らしい。北海道で見られるノギクより大きいように思う。
チョウセンノギク。白とピンクの花が同時に咲いていて可愛らしい。北海道で見られるノギクより大きいように思う。
平戸市(北部)・生月島 目当ての花、イトラッキョウ。平戸の固有種。写真がボケてしまった…
目当ての花、イトラッキョウ。平戸の固有種。写真がボケてしまった…
平戸市(北部)・生月島 可憐は花。
可憐は花。
平戸市(北部)・生月島 綺麗な空だなー
綺麗な空だなー
平戸市(北部)・生月島 手前のピークを大きく回り込む形で進む。
手前のピークを大きく回り込む形で進む。
平戸市(北部)・生月島 青空に向かって進む。歩きやすい。
青空に向かって進む。歩きやすい。
平戸市(北部)・生月島 手前のピークの後ろ側に出た。道がついているので行ってみる。
手前のピークの後ろ側に出た。道がついているので行ってみる。
平戸市(北部)・生月島 なんとも清々しい。深呼吸したくなる。
なんとも清々しい。深呼吸したくなる。
平戸市(北部)・生月島 素晴らしい景色。
素晴らしい景色。
平戸市(北部)・生月島 振り返り、こちらが本物の山頂。そう距離はない。
振り返り、こちらが本物の山頂。そう距離はない。
平戸市(北部)・生月島 山頂付近は岩が大きくなる。
山頂付近は岩が大きくなる。
平戸市(北部)・生月島 山頂に到着。
山頂に到着。
平戸市(北部)・生月島 平戸島の南東部。登山口入口方面。
平戸島の南東部。登山口入口方面。
平戸市(北部)・生月島 北部。平戸市街地方面。
北部。平戸市街地方面。
平戸市(北部)・生月島 頂上の背後、西に向かって道が続いている。
頂上の背後、西に向かって道が続いている。
平戸市(北部)・生月島 林の中を進む。
林の中を進む。
平戸市(北部)・生月島 一輪だけ花が咲いていた。これは葉や枝ぶりも含めてツツジに似ているが…ヒラドツツジ?いやしかし、ツツジがこんな秋に咲くのだろうか。しかもヒラドツツジは園芸種のようだし。ちょっとわからない。
一輪だけ花が咲いていた。これは葉や枝ぶりも含めてツツジに似ているが…ヒラドツツジ?いやしかし、ツツジがこんな秋に咲くのだろうか。しかもヒラドツツジは園芸種のようだし。ちょっとわからない。
平戸市(北部)・生月島 何かの土台のあとのように見える。この先は道がないので山頂に引き返すことにした。
何かの土台のあとのように見える。この先は道がないので山頂に引き返すことにした。
平戸市(北部)・生月島 本当に美しい景色、南国的な海。
本当に美しい景色、南国的な海。
平戸市(北部)・生月島 九州西部に見られるこうしたいりくんだ海岸線は北海道ではほぼ見られない。
九州西部に見られるこうしたいりくんだ海岸線は北海道ではほぼ見られない。
平戸市(北部)・生月島 南部を望む。手前が屏風岳。奥の尖った山が志々伎山。
南部を望む。手前が屏風岳。奥の尖った山が志々伎山。
平戸市(北部)・生月島 このかわいい島は竹ノ子島。
このかわいい島は竹ノ子島。
平戸市(北部)・生月島 さて下山。山頂手前にある、中をくりぬいて水がためてある岩。何に使うのかは不明。
さて下山。山頂手前にある、中をくりぬいて水がためてある岩。何に使うのかは不明。
平戸市(北部)・生月島 ところどころ、こうしてテープで囲って印をつけている場所がある。希少植物の保護のためと思われる。
ところどころ、こうしてテープで囲って印をつけている場所がある。希少植物の保護のためと思われる。
平戸市(北部)・生月島 スイスイ下る。登山道は歩きやすい。
スイスイ下る。登山道は歩きやすい。
平戸市(北部)・生月島 最初に右に行ってしまった分岐。左が正解だった。ところどころにあるこうした分岐は、お花畑を見るためのものなんだろうと思う。ほどなくして登山口に到着。
最初に右に行ってしまった分岐。左が正解だった。ところどころにあるこうした分岐は、お花畑を見るためのものなんだろうと思う。ほどなくして登山口に到着。
平戸市(北部)・生月島 車に戻る途中、ヤツデの木がたくさん生えている。子供の頃に鉢植えで家にあった。北海道では屋外では育たない。
車に戻る途中、ヤツデの木がたくさん生えている。子供の頃に鉢植えで家にあった。北海道では屋外では育たない。
平戸市(北部)・生月島 クサギの木。
クサギの木。
平戸市(北部)・生月島 再びツワブキ。これがたくさん咲いていた。
再びツワブキ。これがたくさん咲いていた。
平戸市(北部)・生月島 何の常緑樹だろう。常緑樹自体、北海道にはほとんど見られない。北国の人にとっては南国を感じる要素。
何の常緑樹だろう。常緑樹自体、北海道にはほとんど見られない。北国の人にとっては南国を感じる要素。
平戸市(北部)・生月島 このあと無事に車に到着し登山完了。
このあと無事に車に到着し登山完了。
平戸市(北部)・生月島 平戸島最南部にある志々伎山まで行ってきた。一見高い山に見えるが、標高347メートル。そう苦労せずに登れるらしいが、今回はここまで。佐志岳登山口からは10キロほどだが、カーブが多く道も狭いためスピードは出せない。登山口への分岐を確認してきたが、わりとわかりやすいと思う。次に行くことはあるのかな…。
平戸島最南部にある志々伎山まで行ってきた。一見高い山に見えるが、標高347メートル。そう苦労せずに登れるらしいが、今回はここまで。佐志岳登山口からは10キロほどだが、カーブが多く道も狭いためスピードは出せない。登山口への分岐を確認してきたが、わりとわかりやすいと思う。次に行くことはあるのかな…。

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