活動データ
タイム
09:54
距離
17.1km
のぼり
1545m
くだり
1531m
活動詳細
すべて見る[感想] 大佐飛山に登りました。この大佐飛山に登るのは初めてで、栃木百名山の中でも憧れていた山の1つだったので、今日はその夢が1つ叶いました。 特に大佐飛山に至る尾根を「天空の回廊」とも呼ばれていて憧れの存在だったので、実際この目で見ることができとても感動しています。 ただこの大佐飛山に関しては「栃木で一番遠い山」「栃木百名山の中でも最難関の山」だとも言われています。その理由として、大佐飛山は自然環境保全地域に指定されていて、人の手が加わっていない自然の状態そのままの地域であること、また冬季以外は笹藪で覆われており残雪が残るこの時期にしか登れないことなどハードルが高く、登る時期、天候の見極め、また周到な準備が必要な山だとも言われています。 登山道入口は梯子のある入口が計3ヶ所程ありますが、今回登った案内板のある新登山口が、一番距離が短いとの情報だったので選択しました(路肩に7台程止められます。下山時はほぼ満車でした)。またトイレはどこにもありません。 登山道に関しては雪尾根に踏み跡があるので分かりやすいかと思いますが、個人的に道迷いしそうな場所として①サル山から山藤山への入り口(2枚目の案内板から入っていきます。見落し注意です)②大長山から大佐飛山への入り口(尾根をそのまま直進したくなりますが、山頂から右折する感じで進みます)、この2ヶ所だと思いました。やはり絶えず地図で確認することが大切だと思います。 また各ポイントの通過時間に関しては写真にある時間を参考にして頂ければと思っています (景色と天候が良ければもう少しゆっくり登っていましたが)。また一緒に登り始めたパーティーもほぼ同じ時間に下山していました 。 装備に関してはいろいろと考えました。やはり雪道の長時間のアップダウンが続くので、必要なものを必ず入れ、とにかく軽装備を心掛けました。一番悩んだのがアイゼンで、12本爪は重く足に負担がかかるので、今回は軽アイゼンを選択しました(今年は雪が少ないという事前情報と、ダメなら引き返そうという気持ちで選びました)。ワカンに関しては、この位早い時間に出発するのであれば、雪も凍っており結果的に必要なかったです(重いので黒滝山でデポしました)。また今回は体力自慢の息子と行くことで、緊急時に必要なツェルト、救急セット、バーナーとガスカートリッジ(緊急時に雪を融かし水分を確保すため)等は共有し、軽くすることに努めました。 栃木百名山の中でも戦略が求められる大佐飛山。天候、時期、装備、判断、いろいろなことが試される山だと思います。天気はあまりよくなく残念でしたが、単純に「行って帰ってこれた」というだけでも、いろいろなことが体験できとても満足しています。大自然を体感できる大佐飛山、やはり憧れの山でした。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。