大佐飛山・黒滝山【栃木百名山】

2016.03.20(日) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
9 時間 54
休憩時間
49
距離
17.1 km
のぼり / くだり
1545 / 1531 m
45
31
27
21
5
13
38
45
45
41
13
2
16
32
18
33

活動詳細

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[感想] 大佐飛山に登りました。この大佐飛山に登るのは初めてで、栃木百名山の中でも憧れていた山の1つだったので、今日はその夢が1つ叶いました。 特に大佐飛山に至る尾根を「天空の回廊」とも呼ばれていて憧れの存在だったので、実際この目で見ることができとても感動しています。 ただこの大佐飛山に関しては「栃木で一番遠い山」「栃木百名山の中でも最難関の山」だとも言われています。その理由として、大佐飛山は自然環境保全地域に指定されていて、人の手が加わっていない自然の状態そのままの地域であること、また冬季以外は笹藪で覆われており残雪が残るこの時期にしか登れないことなどハードルが高く、登る時期、天候の見極め、また周到な準備が必要な山だとも言われています。 登山道入口は梯子のある入口が計3ヶ所程ありますが、今回登った案内板のある新登山口が、一番距離が短いとの情報だったので選択しました(路肩に7台程止められます。下山時はほぼ満車でした)。またトイレはどこにもありません。 登山道に関しては雪尾根に踏み跡があるので分かりやすいかと思いますが、個人的に道迷いしそうな場所として①サル山から山藤山への入り口(2枚目の案内板から入っていきます。見落し注意です)②大長山から大佐飛山への入り口(尾根をそのまま直進したくなりますが、山頂から右折する感じで進みます)、この2ヶ所だと思いました。やはり絶えず地図で確認することが大切だと思います。 また各ポイントの通過時間に関しては写真にある時間を参考にして頂ければと思っています (景色と天候が良ければもう少しゆっくり登っていましたが)。また一緒に登り始めたパーティーもほぼ同じ時間に下山していました 。 装備に関してはいろいろと考えました。やはり雪道の長時間のアップダウンが続くので、必要なものを必ず入れ、とにかく軽装備を心掛けました。一番悩んだのがアイゼンで、12本爪は重く足に負担がかかるので、今回は軽アイゼンを選択しました(今年は雪が少ないという事前情報と、ダメなら引き返そうという気持ちで選びました)。ワカンに関しては、この位早い時間に出発するのであれば、雪も凍っており結果的に必要なかったです(重いので黒滝山でデポしました)。また今回は体力自慢の息子と行くことで、緊急時に必要なツェルト、救急セット、バーナーとガスカートリッジ(緊急時に雪を融かし水分を確保すため)等は共有し、軽くすることに努めました。 栃木百名山の中でも戦略が求められる大佐飛山。天候、時期、装備、判断、いろいろなことが試される山だと思います。天気はあまりよくなく残念でしたが、単純に「行って帰ってこれた」というだけでも、いろいろなことが体験できとても満足しています。大自然を体感できる大佐飛山、やはり憧れの山でした。

茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 大佐飛山に登りました。天気予報では晴れマークだったので出掛けましたが、今日は終始風も強くガスの多い一日でした。
大佐飛山に登りました。天気予報では晴れマークだったので出掛けましたが、今日は終始風も強くガスの多い一日でした。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 スタートはここ、新登山口です。ヘッデンをつけ、YAMAPをセットし出発です(同時刻に他2組のパーティも出発しました。やはりこの時間帯に登る方が多いようです)。
スタートはここ、新登山口です。ヘッデンをつけ、YAMAPをセットし出発です(同時刻に他2組のパーティも出発しました。やはりこの時間帯に登る方が多いようです)。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 新登山口からの登り始めは、ロープ場もある登山道をつづら折りに登っていきます。
新登山口からの登り始めは、ロープ場もある登山道をつづら折りに登っていきます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 30分程登り、三石山に至る尾根に入るとカタクリ群生地の案内板があります。
30分程登り、三石山に至る尾根に入るとカタクリ群生地の案内板があります。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 この辺りはまだ雪はありません。
この辺りはまだ雪はありません。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 三石山に到着です。ヘッデンの明かりを頼りに次はサル山を目指します。
三石山に到着です。ヘッデンの明かりを頼りに次はサル山を目指します。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 サル山に向かう途中のロープ場です。この辺りで凍った雪に足が滑り始めたので、軽アイゼンを装着です。
サル山に向かう途中のロープ場です。この辺りで凍った雪に足が滑り始めたので、軽アイゼンを装着です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 周りも明るくなってきたので、サル山手前でヘッデンのライトを消しました。(ちなみに今日は体力自慢の息子と一緒です。とても心強いです)
周りも明るくなってきたので、サル山手前でヘッデンのライトを消しました。(ちなみに今日は体力自慢の息子と一緒です。とても心強いです)
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 サル山に到着です。案内板は離れた場所に2枚ありました。
サル山に到着です。案内板は離れた場所に2枚ありました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 次にこのサル山から山藤山を目指しますが、2枚目のこの山名板の赤テープから登っていきます。道迷いに注意です。
次にこのサル山から山藤山を目指しますが、2枚目のこの山名板の赤テープから登っていきます。道迷いに注意です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 太陽が登ってきました。朝日が周囲を明るくしていきます。
太陽が登ってきました。朝日が周囲を明るくしていきます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 途中にある那須見台です。
途中にある那須見台です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 那須見台からの景色は、(少し雲がありますが)朝日が照らす山々をきれいに見ることができました。
那須見台からの景色は、(少し雲がありますが)朝日が照らす山々をきれいに見ることができました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 山藤山に到着です。山名板が高さ3mのところにありました。この時期にしてはいつもより雪が少ないようです。ここからは黒滝山を目指します。
山藤山に到着です。山名板が高さ3mのところにありました。この時期にしてはいつもより雪が少ないようです。ここからは黒滝山を目指します。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 黒滝山へはトラロープのある長い坂を直登していきます。大佐飛山に至るルートの中で一番の登り坂です(トラロープは2m程頭上にあるので殆ど役に立ちません、、)。
黒滝山へはトラロープのある長い坂を直登していきます。大佐飛山に至るルートの中で一番の登り坂です(トラロープは2m程頭上にあるので殆ど役に立ちません、、)。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 雪庇のある場所も通ります。滑落しないよう気を付けて進みます。
雪庇のある場所も通ります。滑落しないよう気を付けて進みます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 そして長い坂を登りきると、黒滝山に到着です❗この黒滝山は大佐飛山までのちょうど中間点にあり、栃木百名山でもあります。
そして長い坂を登りきると、黒滝山に到着です❗この黒滝山は大佐飛山までのちょうど中間点にあり、栃木百名山でもあります。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 山頂からの景色は、少しガスが出ていて遠くまで見渡すことができませんでした。またこの時点でワカンは必要ないと判断し、重いワカンを黒滝山にデポしました。
山頂からの景色は、少しガスが出ていて遠くまで見渡すことができませんでした。またこの時点でワカンは必要ないと判断し、重いワカンを黒滝山にデポしました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 山頂で少し休憩し、黒滝山からは西村山を目指します。西村山に至るルートは山頂から赤テープが続いているので分かりやすいかと思います。
山頂で少し休憩し、黒滝山からは西村山を目指します。西村山に至るルートは山頂から赤テープが続いているので分かりやすいかと思います。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 赤テープを頼りに雪尾根を進むと西村山に着きます(展望はありません)。ここからは大長山を目指します。
赤テープを頼りに雪尾根を進むと西村山に着きます(展望はありません)。ここからは大長山を目指します。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 西村山から大長山、そして大佐飛山に至るルートは赤テープなどの目印は少なく、踏み跡を頼りに雪尾根を進んでいきます。
西村山から大長山、そして大佐飛山に至るルートは赤テープなどの目印は少なく、踏み跡を頼りに雪尾根を進んでいきます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 だいぶ登ってきました。所々展望のよい場所もあります。
だいぶ登ってきました。所々展望のよい場所もあります。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 大長山に到着です。この大長山からはアップダウンはあまりありませんが、踏み抜きで体力を奪われないよう慎重に進んでいきます。
大長山に到着です。この大長山からはアップダウンはあまりありませんが、踏み抜きで体力を奪われないよう慎重に進んでいきます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 また大長山からは、憧れていた大佐飛山まで至る「天空の回廊」を通ります。天気はあまりよくないのですが、実際この目で見ることができ、とても感動しました。
また大長山からは、憧れていた大佐飛山まで至る「天空の回廊」を通ります。天気はあまりよくないのですが、実際この目で見ることができ、とても感動しました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 と感動も束の間、大佐飛山手前で風も強くなりガスも出てきました。
と感動も束の間、大佐飛山手前で風も強くなりガスも出てきました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 1813mピーク付近。白一色の世界。まさに別世界。そして1813mピークから最後の登りを進むと、
1813mピーク付近。白一色の世界。まさに別世界。そして1813mピークから最後の登りを進むと、
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 大佐飛山の山頂に到着です❗(山名板が高さ3mの場所にありました。やはり例年より雪が少ないようです)。
大佐飛山の山頂に到着です❗(山名板が高さ3mの場所にありました。やはり例年より雪が少ないようです)。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 山頂にある山名板は全部で4枚ありました。
山頂にある山名板は全部で4枚ありました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 この大佐飛山の山頂は木々に囲まれており、展望はあまりよくありません。山頂で軽い食事を取り、帰りは気温も高くなり踏み抜きが心配だったので直ぐに下山しました。
この大佐飛山の山頂は木々に囲まれており、展望はあまりよくありません。山頂で軽い食事を取り、帰りは気温も高くなり踏み抜きが心配だったので直ぐに下山しました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 帰りも幻想的な雪尾根を進みます。
帰りも幻想的な雪尾根を進みます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 振り返って「天空の回廊」を見ています。今度はぜひ天気のいいときに登りたいです。
振り返って「天空の回廊」を見ています。今度はぜひ天気のいいときに登りたいです。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 黒滝山まで戻ってきました。ここでデポしたワカンを回収です。
黒滝山まで戻ってきました。ここでデポしたワカンを回収です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 黒滝山からの急坂を下る途中に見える景色です。左手前が山藤山、右奥にサル山を見ることができます。
黒滝山からの急坂を下る途中に見える景色です。左手前が山藤山、右奥にサル山を見ることができます。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 逆に振り返って黒滝山へ続く、急な登り坂を見ています。黒滝山からの下山道は雪もだいぶ融け、踏み抜きも多くなってきました。
逆に振り返って黒滝山へ続く、急な登り坂を見ています。黒滝山からの下山道は雪もだいぶ融け、踏み抜きも多くなってきました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 疲労もピークに達してきたので、休み休み進み、山藤山、
疲労もピークに達してきたので、休み休み進み、山藤山、
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 サル山まで戻ってきました。
サル山まで戻ってきました。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 そして朝は見落としていた、新登山口との分岐です。
そして朝は見落としていた、新登山口との分岐です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 この分岐には「巻川林道 新登山口」との案内板もあります。ここを戻れば新登山口です。
この分岐には「巻川林道 新登山口」との案内板もあります。ここを戻れば新登山口です。
茶臼岳(那須岳)・三本槍岳・赤面山 登り始めた時には暗くて分からなかった、新登山口の入口にある案内板です。この案内板が新登山口の目印です。今日はとても長い一日でしたが、無事登ることができました。お疲れ様でした。
登り始めた時には暗くて分からなかった、新登山口の入口にある案内板です。この案内板が新登山口の目印です。今日はとても長い一日でしたが、無事登ることができました。お疲れ様でした。

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